10月のがらがらどん⛅

すっかり秋ですね。
先日、秋のさわやかなお天気の日曜にがらがらどんがありました。
でも、いつもより参加者が少なかったです。
きっと、「みんな、ボール持って公園に行ってるんやで」とかいいながら、こじんまりとしたがらがらどんになりました。

「ホットケーキ」『おはなしのろうそく18』東京子ども図書館
「め牛のブーコラ」語りの森HP → こちら
「ちょうふく山のやまんば」 『日本の昔話3』福音館書店
「こぶたのリコション」 (『フランスの昔話』アシル・ミリアン他著 新倉朗子訳 大修館書店)より、再話
絵本の紹介

「こぶたのリコション」は、フランス版の「3びきのこぶた」ですが、まったく同じではありません。
こちらも面白いし、納得して、かつ、いい話です。
その点では「3びきのこぶた」と同じだと思いました。
リコションというのがぶたの名前です。
リコション!
ああ、フランス的な名前です!!
言うときは、鼻にかけて、リコショ~~ンっていう感じでしょうか(笑)
そんなことはどうでもいいですね。
少人数で、くだけた一日だったもので、ついつい乗ってしまいました。

「人数少ないから、なんかしゃべっとくことないか?」
という発言により、くだけた雰囲気になったように思いますが、そんな中でもがらがらどんはただ、しゃべって食べて飲んでいるだけではありません。
決定!「創作モノ大会」!!
来年の4月に久々にがらがらどんの大会シリーズをします。
あまり聞いたことのない創作の物語をみんなに語ってもらおうよ という大会をします。
いまからおはなしを選んで覚える人のために予告していますので、みなさんよろしくお願いします。
エントリーはまだ先ですから、ゆっくりご用意くださいませ。
ではまた来月<(_ _)>

10月度 初級クラス☽

初級クラスの語りは毎回7話までと決まっており、その月のクラスで次月のエントリーをします。ただ、語る予定であった方が欠席されることがよくあります。し・か・し、「代わりに誰か語りたい人~?」と聞くと必ず手が挙がり、毎回7話のおはなしが楽しめます。みなさん日々熱心に勉強されているなぁと感じます。

今月の語りは・・・

①「にぎりめしころころ」  『日本の昔話4』/福音館書店

私が語ったのですが、覚える中で出てきた疑問点をヤンさんに聞いてみました。

「竹の皮をひろげました」と「竹の皮をひらきました」と違う言葉で繰り返しており、覚えにくかったのですが、「ひらきました」に統一してよいそうです。

「洞穴」と「洞穴」という文が出てきます。みなさん、「に」と「へ」の使い分けはできていますか?「に」が到達点そのものに焦点が当てられているのに対して、「へ」はそれよりも広い範囲、つまり到達点とともにそれに向かう経路や方向性に焦点が当てられています。 「洞穴へ」の場合は、洞穴へ向かう情景をイメージしながら語るといいそうで、意識したいと思いました。

また、「家(いえ)」と「家(うち)」の読み方ですが、ヤンさんは「いえ」は建物だけを指す場合、「うち」の場合は生活する(中身のある)空間として使っているそうです。ルビが振ってある場合は、その通りの読み方で語りましょう。もしルビがない場合はどちらでもいいそうです。

②「雌牛のブーコラ」  『語りの森HP』/村上郁 再語

このおはなしは前半の男の子がブーコラを見つけるまでの3回の繰り返し、後半のトロルから逃げる3回の繰り返しが面白いですね。北欧のおはなしでは、旅に出かけるときは「新しいくつ」を持っていくことが多いそうです。

トロルから逃げる場面で毎回ブーコラがしっぽの毛に向かって、「空を飛ぶ鳥でなければこえられないほどの大きな大きな川になれ」と呪文のように唱えます。長い文ですが、テキストにも「、」がないように、一息で語りましょう

細かな点では、「どこまでもどこまでも歩いていきました」とありますが、遠くのほうをイメージしてしっかりと語ることが大切です。

③「とらとほしがき」  『語りの森昔話集2 ねむりねっこ』/村上郁 再語

⑥にもあるように二人の方が語られました。これからの季節にピッタリのおはなしですね。二人とも句読点で間を取ってしまうところがありましたが、テキストに書かれている句読点は読むときに理解しやすくするためのものであり、間を開けずに語る練習をしましょう。

④「大木の秘密」  『日本の昔話4』/福音館書店

⑤「ヤギとコオロギ」  『子どもに語るイタリアの昔話』/こぐま社

⑥「とらとほしがき」  『語りの森昔話集2 ねむりねっこ』/村上郁 再語

⑦「こねこのチョコレート」  『おはなしのろうそく20』/東京子ども図書館

4歳のジェニーが弟のクリストファーの誕生日プレゼントに買ったこねこのチョコレートを、我慢できず食べてしまうおはなしです。会話文の後に、「と〇〇がいいました」と何度も出てきますが、明らかに誰がはなしているか分かる場合は削除しても問題ないそうです。

10個あったチョコレートが一つ、また一つと減っていきますので、数の部分は飛ばさず、必ず語りましょう。

次回は11月13日(火)、いつも通り中央図書館にて10時~です。

🐛歯

ぜんっぜんアカデミックやないねんけど。

ひさしぶりに、ほぼ一年ぶりに、歯医者に行ったの。
奥の歯が欠けたのでね。いきなりぽろっと😲
で、つめてもらったら、別の所に虫歯があった。外からは全然わからないところ😲
その予約の日が昨日だった。

蒜山前にかかった風邪を、必死で治した。
おはなしの練習も第九の練習も一切せずに。

だって、ガアーッ、ウィーンって削ってるときに、咳が出たらどうする?
手元がくるって、あのウィーンが別の場所を削ったら?
ね、恐いでしょ!!!
それか、鼻がつまって、ガアーッ、ウィーンって削ってるときに、窒息したらどうする?
ね、恐いでしょ!!!!!!

夫はそんなこと考えたこともないっていうけど。
だれかて、考えるよねぇ

きょうはほぼ2週間ぶりにおはなしの練習をした。
ああ、こんな世界もあったんや~って懐かしかった💕

ハンス=イェルク・ウター先生<講演会>

昔話の類話を調べるときに必要な分類番号と言えばATU番号。
ATU番号が分かったら、内容を調べるのには『国際昔話話型カタログ』が必要です。
その『国際昔話話型カタログ』を出されたウター先生の講演会がありました。
そうです、来日されたのです。
ATUの〝U〟は、ウター先生の〝U〟!
値段が高いので当然私は持っていませんが、雲の上の先生が間近で見られるというチャンスに、ミーハー気分で行ってきました。

講演会タイトルは<ヨーロッパの医療と口承文芸 ―霊薬、魔法、奇跡、精霊、護符>
講演は、ウター先生がドイツ語で話され、日本語の通訳が付きます。
ドイツ語→日本語→ドイツ語→日本語、の繰り返しです。
そして黒板には、ヨーロッパの昔の風刺画がたくさん映し出されていました。
残念ながら、わたしの耳が悪いのか、通訳の声が速くて、聞こえてはいるのですが語尾がよく聞こえなくて何を言っているのかよく分かりませんでした(´;ω;`)ウッ…
黒板の風刺画はとても面白く、だいたいわかる内容と合わせて見ていると、中世では医者という存在が〝あんまり信用するな〟という存在だったようです。
昔話に登場する医者は、無茶苦茶な治療をしているのにたまたま治ったとか、医者の処方を信じなかったからこそ治ったという落ちだったり、滑稽な話が多いです。
昔話では治療の過程ではなくて、摩訶不思議な治療に関心があり、薬草とかトラのミルクとかおおざっぱなこと、訳の分からないものを持ってきてうやむやのうちに治してしまう(笑)
医者が出てくる話にはそういう滑稽なものが多いですが、実際の医者がそうだったというよりは、そこには民意が反映しているようです。
中世の医者は法律家よりは低い位置にいましたが、それでもエリートとして社会的地位は高く、人々は言いたいことを昔話を借りて言っていたといえるでしょう。
……みたいなことを、ウター先生はお話ししてくださいました。

最初は70人定員だったけれども、問い合わせが多くて150人定員の教室に変更になっていました。
そりゃそうだろう、他の講演会は英語で通訳なしですから。
それなのに、その日本語が聞き取れなくてなんと残念な私のお耳…(´;ω;`)ウゥゥ
字幕を流してほしかった…わがままなお願いですいません。
でも、大方は分かりましたよ!
それにこれからも講演会を企画されるみたいです。
たぶん次は神話って書いてありました!
楽しみですねえ~、神話も~~
お願いします、待ってます~~

休日🍄

今年も蒜山高原に行ってきました。
年に一度は日常の何もかも忘れてぼ~~~~っとしに出掛けるのです。

まずはアルバムをどうぞ。

蒜山三座のうちの中蒜山。この稜線が好きなのです。

津黒高原の不動滝。このところの天候不順で水量が多いそうです。

鬼面台からの眺め。10月下旬になれば紅葉がすばらしいそうです。

鍵掛峠から望む大山。圧巻でした。

出ました、すいとん❣

今年は、櫛田孫一さんの説明文があったので、一部紹介しますね。
「・・・蒜山には古くから『粋呑』という怪物が住んでいた。(おお、粋呑と書くんや~)『粋呑』は人間が思ったことをすべて知っている。(おお、さとりとおんなじ能力があるんや)だからもし悪いことをたくらんだり他人に迷惑を掛けたりした者は、どこからともなくスイーと現れトンと一本足で立った『粋呑』にたちまち引き裂かれて食われてしまうという。(こわいなあ~~)だから蒜山には悪い人はいない。(なるほど~~💖

ほんとは4泊するつもりだったんだけど、台風が近づいて日本海側を通るというので、早めに帰ってきてしまいました😢😢😢
おまけに引きかけの風邪が本格化して、ぐすん ぐすん ごほん げほん 💧💧💧