冬眠? 🐻

爆睡3題

その1
夕ご飯作った。
懐石料理の作法にのっとって、ヤンは、まずおかずから食べる。ごはんは最後に食べる。
いや、血糖値が上がらない方法やってTVで言うてたから。
で、おかずを食べたと思ったら、意識を失った。
ふと気がついてご飯を食べた。
夫「寝てたで」

その2
冬の風呂場は寒い。
連れ合いの体調にあわせて、お湯の温度を40度に設定しているから、つかっていてもお腹が冷える。
それで、カワックで風呂場をめっちゃ温めてから入るようにしている。
湯船につかると極楽だ。
節約しないとだめだと思いながらも、この世の極楽のほうを選ぶ。
ああ、ぬくい~
と思ったら意識を失った。
ふと気がついて出た。
夫「長湯やったなあ」
ああ地獄へ行くとこやった。

その3
電車に乗っていた。暖かい座席に座って上橋菜穂子を読んでいた。
バサッ!
本が膝から落ちた音で目が覚めた。
会場について「レクイエム」の練習が始まった。
新しい曲なのでめっちゃ集中していた、はずだ。
バサッ!
楽譜が床に落ちていた。

おしまい

お話会ですよ💖

1週間の報告で~す。
興味のない人は読み飛ばしてくださ~い(^^)v

15日
支援学級  朝学習
絵本 『ばばばあちゃんのおもちつき』
絵本 『うし』
絵本 『ねてるのだあれ』
絵本 『石のきもち』
絵本 『あま~いしろくま』
ババばあちゃんは、いつも人気ですね~
ねてるのだあれは、簡単すぎ~って怒られました。

17日
幼稚園3歳児 一クラスずつ二回
てあそび 「ろうそくぱっ」
おはなし 「にんじん、ごぼう、だいこん」
てあそび 「ろうそくぱっ」
この子たち、生まれて初めてのお話会、たぶん。
ろうそくつける目がとっても真剣。
語りは子どもの言葉の獲得をそっとうながす。その最初の体験。
何を感じたかはきっとだれにも分からない。わたしにもね。
しっ! 訊いちゃダメ!

学童保育
おはなし 「貧乏神」 『日本の昔話』小澤俊夫再話/福音館書店  日常語で
おはなし 「いぬとにわとり」 『おはなしのろうそく』東京子ども図書館
絵本 『おとうふやさん』
絵本 『まめまきバス』
貧乏神は、「むかしな、あるとこにな、おじいさんとな、おばあさん」まで、合唱(笑)
はたきやぞうきんを予想しては笑っていました。
話のとちゅうで火棚の話を挿入してしまった。私たちはそれができる間柄なのです。

18日
小学5年生 授業 一クラスずつ二回
おはなし 「熊の皮を着た男」 『おはなしのろうそく』東京子ども図書館 (仲間)
てあそび 「うめにうぐいす」
おはなし 「雪女」 『日本の昔話」小澤俊夫再話/福音館書店  日常語で
おはなし 「かめの遠足」『新編世界のむかし話』山室静編訳/文元社より村上再話

19日
小学5年生 授業 一クラスずつ二回
おはなし 「熊の皮を着た男」 『おはなしのろうそく』東京子ども図書館 (仲間)
てあそび 「うめにうぐいす」
おはなし 「雪女」 『日本の昔話」小澤俊夫再話/福音館書店  日常語で
おはなし 「かめの遠足」『新編世界のむかし話』山室静編訳/文元社より村上再話
きのうと同じ学校で、2回に分けてやったの。
クラスやその日によって雰囲気が変わりますね。でも、まあ楽しんでくれたかな。
「かめの遠足」は絶対に外しませんね。これ、『語りの森昔話集2』に載せます。みんな語ってください~

20日
図書館
おはなし 「がちょうはくちょう」 『おはなしのろうそく』東京子ども図書館
絵本 う~んと、わすれちゃった。省略!

22日
小学1年生 朝学習
おはなし 「がちょうはくちょう」 『東京子ども図書館』
おはなし 「アナンシと五」 『子どもに聞かせる世界の民話』矢崎源九郎編/実業之日本社
手に汗握る「がちょうはくちょう」。あ~しんどかったって言ってた子がいました(笑)
「アナンシと五」は、ハトの奥さんが数えるときは、いっしょに「1,2、~」って数えてたくせに、アナンシが4まで数えるとはっと口を押えてしーんとした。え?みんな、アナンシになって聞いていたの?
でも、ばったりたおれて死んじゃうと、大笑いして喜んでたよ。

幼稚園5歳児 一クラスずつ二回
てあそび 「ろうそくぱっ」
おはなし 「がちょうはくちょう」
てあそび 「ろうそくぱっ」
わたし「ロシアにはね、魔女がいてね、名前をババ・ヤガーっていうの」
さあそれからがたいへん!
こども「ババ・ヤガー~~~~~~~~笑」
わたし「笑ってる場合と違うのよ。こわ~い魔女なんやから」
こども し~~~ん
わたし「ババ・ヤガーはね、がちょうはくちょうっていう悪い鳥に子どもをさらわせるの」
こども「がちょうはくちょう~~~~~~笑」
笑いたい年頃なんやね。
きょう幼稚園で会ったら、私を見て「ババ・ヤガ~~~」って笑ってた。
あ、おはなしはちゃんと手に汗握って聞いてましたよ。

23日
中学1年生 朝学習
おはなし 「羊飼いと噴水」 『兵士のハーモニカ』ロダーリ作/岩波少年文庫
ロダーリについてと、表題作のあらすじを話したら興味深そうに聞いていました。本につなげられたらいいんだけど。

幼稚園 4歳児 一クラスずつ二回
てあそび 「ろうそくぱっ」
おはなし 「大工と鬼六」 『日本の昔話』小澤俊夫再話/福音館書店 日常語で
てあそび 「ろうそくぱっ」
知ってる話なんだけど、おにとの掛け合いの所はやっぱり怖いようですね。
名前当ての所はいつものごとく、大笑いしていました。

はいおしまい。

1月のがらがらどん

続投します。
今日は、今年初めてのがらがらどんでした。
おはなしは……
「命のろうそく」 『おにとやまんば』ポプラ社
「三つの五月のもも」 『フランスの昔話』大修館書店
「ペナンぺと小犬」 『日本の昔話5』福音館書店(日常語)
「ボタンインコ」 『天国を出ていく 本のこべや2』岩波書店
「仙人のおしえ」 『日本の昔話5』福音館書店
「とめ吉のとまらぬしゃっくり」 『くしゃみくしゃみ天のめぐみ』福音館書店おもすぎるから「かめの遠足」 『新編世界むかし話集』文元社
絵本の紹介

今日のお話は、しっかりしたお話ばかりというか、軽めの話がないというのが特徴でした。
だから、最後のヤンさんは当初予定していたのが重さのとどめを差すような話だったとかで、「かめの遠足」を語る事にされたという次第。
そしてわたしは、みなさんが語ったというのに強い意志で聞かせてもらうだけというポジションをキープいたしました。
(いばるな!)
絵本の紹介もしてもらい、どれも楽しかったです(^^♪

「三つの五月のもも」を聞いているときに、語法が頭に浮かんできました。
つい先日の語法勉強会が思い出され、お話のいたるところに出てくる語法に合致した文章・単語が脳内で止まりません~~。
語法勉強会に出ておいてよかった!
語法は聞き手へのだから、押さえておくところが見えてくる、、、はず(笑)
どういう風に語ったらいいかと迷ったときには、押さえるところなのか立てる言葉なのかが分かる、、、はずです(笑)
いまいち自信にかけるところがご愛敬ですが、これは今後限りなく自信をつけていく予定です。
ということで、今年の抱負はこれに決めさせていただきます。
よかったら、みなさんの今年の抱負も聞かせてください。
ここに書いちゃったら、その気になれるかもですよ!!

語法勉強会「金の鳥」

先日、第7回昔話の語法勉強会がありました。
テキストは、グリム童話の「金の鳥」です。
「金の鳥」を読みながら、昔話の語法を学びました。

長いお話です。
登場人物も多いし、主人公の末の王子は、援助者のきつねの助言をきかずに何度も失敗しますから、エピソードもおおいです。
語法は、主人公が課題をクリアしながら幸せな結末に一直線に進むためのお約束ですから、今回の勉強会でも各所にそれがピタッと当てはまるのを確認する作業でした。
今までの勉強会で取り上げられたお話同様、「金の鳥」も感動する話だから、寄り道なんか問題外!
最後の幸せな結末にたどり着くために、聞き手が分かりやすいように語る。
耳で聞いているだけだから、先に語ったことをもう一度丁寧に繰り返す、など、すべては聞き手への愛から語法はできているということを学びました。

「金の鳥」では、援助者としてきつねが出てきます。
援助者は、ふつう必要な時だけ出てきて、任務が終わったらすぐに消えますが、末の王子が何度も失敗するから何度も助言しなくてはならず、出番が多いです。
そして、末の王子が成功して幸せになった後、一つお願いをします。
「なんや、魂胆があったんか」
では、ありません。
「金の鳥」は、いい話ですから、わたしはそんなことを言いたいんではないんです。
実は、きつねは王女のお兄さんだったんです。
「それやったら、初めからそういえよ」
それも、違います。
きつねの身の上話は、「金の鳥」とは別の話ですから、スピンオフか番外編です。
まっすぐに行くのが昔話の語法ですから。
わたしが言いたいのは、末の王子がいったん幸せになったというのにまだ試練を与えられなければならなかったことと、それに対して本当にみんなを幸せにする結末が用意されていたというのが見事だなと思うからです。
いつか気合を入れて、きっちり覚えたいです。

震災の日に

日本の、地球の、あちこちで災害が起こり、その報道を目にするたびに、他人ごとではないと肝に銘じるのですが。
1月17日は、やはり特別の日です。
うちでは大きな被害はなかったのに、子どもの上にかぶさり早く揺れが止まって!と祈った思いはわすれられません。

毎年、1月17日、18日の新聞を読むたびに心えぐられる言葉が載ります。
それは、「なぜ自分が生き残ったのか」という罪悪感からの言葉です。
いとしい人を亡くしたのに、その上にさらに自分を責める言葉です。
それを読むたびに私は泣きます。

私はその人に寄り添って、そっと告げたいです。
「あなたが生き残ったのは、あなたが主人公だからだ」と。

昔話の主人公は、特別いい人間だったり英雄的なことをする人物ではありません。
むしろ、人として一番弱い存在に設定されています。
それは、私であり、あなたなのです。
けれども昔話の主人公は、リュティの言葉を借りれば「恩寵を受けている」のです。そして、恩寵を受ける理由は何もありません。ただ主人公だという理由だけです。

主人公は、目の前の状況に精一杯対処しながら歩いていきます。苦難もあれば失敗もすれば喜びもある。
一本のストーリーの上をまっすぐに前へ前へと歩いています。主人公は振り返りません。

昔話なんて、ただのおとぎばなし、うそ話じゃないかと、おっしゃいますか?
もしそうなら、どうして私たちは長い長い時を超え、空間を越えて、物語を伝えてきたのでしょう。
災害や戦いや病で愛する人をなくすこの現実を生き抜くための知恵だったのではありませんか。

振り返らず、自分を責めず、自分を信じて歩いていきませんか。
きっと援助者は側にいます。
そして必ず、幸せになります。幸せになっていいのです。主人公なのですから。

口幅ったいことを書いてしまいました。