拾う神あり

それはきのうのことです。

図書館のおはなし会に向かっていました。
JRの駅について、ICOCAをペタっとして、まだ電車が来ないのでベンチに座って待っていました。

目の前に指名手配のポスターが張ってあって、よく見た顔の人が先日実名を明かして亡くなったってニュースで言ってたよなあ、って思いながら、ぼ~っとしてた。

あ、来た!

ひと駅乗って、改札を出ようとしたら、ない!
ICOCAがない!
切符のいつもの定位置左のポケットに入ってない!

改札は無人で、しゃあないからインターホンしたら、忘れ物係の電話番号を教えてくれて、出札券をペッて出してくれた。便利やなあ。

なんて、感心している場合じゃない!
ICOCAがない!
4000円ほど入ってたんやで(;´д`)ゞ

パニクりながらのおはなし会。
頭の中は、ICOCA、ICOCA、ICOCA、・・・
しかも今日は1,2歳の幼児ばっかり。なんでやねん!

ICOCAの頭で、「うめにうぐいすはあかんな」「がちょうはくちょうはあかんな」
「わあああ、なんやねん!なにしよ~」

年金生活で4000円は痛い⊙﹏⊙∥

わけわからんうちにおはなし会は終わり、お忘れ物係に電話して、泣き泣き帰りました。

そして今日!
隣のJR駅から電話がかかってきた!

お兄さん「M駅です。きのう登録されたお忘れ物のICOCAが届いています」
わたし「え”~~~~~」
お兄さん「M駅、分かりますか?取りに来られますか?」
わたし「分かります、分かります、分かります!行きます、行きます!行きます」と、三回の繰り返しの連打╰(*°▽°*)╯

届けてくださったかた、ありがとうございます。
神さまはいてはります。
ほんま、うれしい。

がらがらどんのみなさま、ご心配おかけしました。
ご親切ありがとうございました。

ICOCA 落とす私は 貧乏神
ひろったあなたは 福の神

 

大人のためのお話会3月🎎

昨日今日と、天気予報は〝晴れ時々雨〟です。
晴れの次は曇りじゃないのかと、変な天気予報だと思っていましたが、昨日は見事に当たっていました。
晴れていたと思ってたら急に雨が降って、そして雨がやんだら晴れるという…。
そんなおかしなお天気だった昨日、大人のためのお話会が開かれました。
3月のテーマは〝ひなの月〟
女の子が主人公のおはなしを聞いていただきました。

絵本 『おばあちゃんのひなまつり』計良ふき子/作 相野谷由起/絵 ひさかたチャイルド
おはなし 「勇敢な娘」 語りの森HP → こちら
〃   『美しいテレジーナ」 語りの森HP → こちら
絵本 『かあさんをまつふゆ』ジャクリーン・ウッドソン/作 E.B.ルイス/絵 さくまゆみこ/訳 光村教育図書

来てくださったのは、9人。
常連さん以外も、遠くから、おはなしの勉強をしているサークルのかたが来てくださいました。
語りの森HPで見つけてくださったんですね。
ありがとうございました<m(__)m>
女の子が主人公のお話として有名なのは「白雪姫」とか「シンデレラ」などのお姫さまの話が思い浮かぶかもしれませんね。
好きか嫌いかは別にして、一般的に知れ渡っているという意味でそうではないかと思います。
でも今回のおはなしは、そういう女の子像とは全く違っていて「こんな女の子、いいよね!」と思いました。
昔は女性の地位が今よりももっと低かったけれど、そんななかでも女の子の勇気や行動力を肯定してくれているようですし、テレジーナのおばあちゃんのように知恵で助けてくれたりするのがうれしかったです。

来月の大人のためのお話会は、4月11日です。
テーマは〝春爛漫〟
どんなお話会になるか、どうぞお楽しみに(^O^)/

初めてのストーリーテリング🔔

府内の某町に講演にいって来ました。
町立図書館主催の読書推進事業のひとつです。
テーマは「想像力を育むおはなしの世界」

この地域は、絵本や紙芝居のサークルや読書ボランティアのかたが中心に活動されているそうです。
で、語り、おはなしはあまり聞いたことがないとのことでした。
子どもと本をつなぐものとしては、わたしの市では、もっぱらストーリーテリング(おはなし)が語られているので、近くの地域でもずいぶん違うなあと思いました。

わたしの個人的感覚では、おはなしは絵本の読み聞かせに比べて、かなりエネルギーがいると思います。だから、絵本で楽しく活動されている方にとっては、いまさらおはなしには触手が伸びないのではないか、とも思います。
ただ、わたしの個人的感覚では、絵本を読むよりおはなしのほうが断然おもしろいです。
そして、子どもの想像力を育むということでは、おはなしのほうが力を持っています。
さらに、あいだに本をはさまないから、子どもと語り手の距離がめっちゃ近いです。それは子どもにとっても語り手にとっても幸せの経験だと思います。

と、前置きはこのくらいにして・・・

18名のかたが受講されました。年配の方が多い感じでした。
とっても楽しそうに聞いてくださいましたよ。

講演会の内容(*^▽^*)

1,おはなし会
ストーリーテリング 「七羽のからす」『おはなしのろうそく10』東京子ども図書館
ストーリーテリング 「さるの海岸見物」『語りの森昔話集2』村上郁再話
てあそび      「ちいちゃんぱあちゃん」
絵本        『あかちゃんのゆりかご』レベッカ・ボンド/偕成社
絵本        『よあけ』ユリ・シュルヴィッツ/福音館書店
ブックトーク    『いのちのまつり―ヌチヌグスージー』草場一壽・平安座資尚/サンマーク出版
絵本        『いました』五味太郎/ブロンズ新社
てあそび      「さよならあんころもち」

2,おはなし会を組み立てる
A、おはなし会をふり返って、テーマを考える。
みなさん、すぐに、「命」「誕生」「愛」と答えてくださいました。子どもに語るときは、テーマに沿って組み立てるとすんなり入っていきやすいことをお話しました。
B、ジャンルの特質を知る。
ストーリーテリングは、耳からの言葉だけで想像できるものを選ぶ。
絵本は、言葉と、形と色の生命感にあふれる物を選ぶ。
ストーリーテリングは、絵が小さかったり全体が長かったりしたとき、自分で読んでみたいと思えるように、話す。

「七羽のからす」「さるの海岸見物」について、これまで子どもたちがどんな風な感想や反応をしてくれたかを、お話しました。
そして、チャンスがあれば、ぜひストーリーテリングに挑戦してほしいとも。

おはなしの講座は、近年、少なくなっているので、ちょっと残念です。
手間暇かけて子どもに手渡すことが、とっても大事なんだけどな。
広まってほしいと思います。

 

 

あ!雪ふってる!

今日はお雛祭りの日ですね。
ひな祭りというと桃の花とか菱餅とか、色合いは春を思い起こしますが、図書館のお話会があった昨日はとっても寒い日でした。
来てくれたのは、子ども12人、大人5人。
ちょっと大きな子どもさんが、自分で本のカートを押しながらお話会のじゅうたんコーナー近くをぐるぐる回っている様子もありました。

手遊び 梅の木じゃんけん
おはなし 「ミアッカどん」『イギリスとアイルランドの昔話』石井桃子編/訳 福音館書店
絵本 『おさるのまいにち』いとうひろし 講談社
絵本 『ぞうはどこへいった?』五味太郎 偕成社
絵本 『わゴムはどのくらいのびるかしら?』マイク・サーラー/文 きしだえりこ/訳 ほるぷ出版
絵本 『うしはどこでも「モ~!」』エレン・スラスキー・ワインスティーン/作 桂かい枝/訳 鈴木出版
手遊び さよならあんころもち

まずは、ヤンさん、図書館のお話会に一カ月ぶりに復活おめでとうございます(^O^)/
「ミアッカどん」のおはなしのあとに、ヤンさんが子どもたちに「みんなもミアッカどんにつかまったら、いすの足を出すんやで!」というときの子どもたちの「え!いるわけないやん! え!もしかしているの?」という顔をするのが大好きです(笑)
ほんの一瞬だけで、すぐに安心して笑うんですけどね、その一瞬の「え!!」という顔がかわいいんですよね。
それとこの日は、絵本を読んでいる最中にヤンさんが「あ! 雪ふってる!!」って言ったら子どもたちがいっせいに窓の外を見たんですよ。
その様子が、まるで水族館のイワシの群れがいっせいに向きを変えるときのようで、超面白かったです。
でも、わたしなら子どもたちの集中が絵本からそれた後にどう戻していいかわからないから絶対言わないだろうなと思いました。
ヤンさん、すぐに戻されたから、すごいです!

2月のおはなし会 2

弥生3月ひなの月♬
でも今日は雨模様で冷たかったですね。

2月のおはなし会の報告です。

2月26日(月)
こども園 4歳さん

ろうそくぱっ
おはなし「さんびきのくま」『語りの森昔話集4おもちホイコラショ』村上再話
絵本『すしん』たなかひかる/ポプラ社
ろうそくぱっ

こども園 5歳さん

ろうそくぱっ
おはなし「ジャックと豆の木」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』村上再話
絵本『すしん』たなかひかる/ポプラ社
ろうそくぱっ

やりましたよ、ジャック!
聞きましたよ、ジャック!
もともと幼稚園の最後のおはなしと思って再話したんですよ。
で、何年か語ってたんだけど、ちょっと集中が足りない時期があってね、やめてたの。
でも、なんとなく、この学年いけるぞって思って、園長先生にご相談したら、「どうぞどうぞ」ということだったので、思い切ってやってみた。
たのしかった!
ほっとした!
これで、心おきなく小学生になれるぞ(笑)
ただ、Aちゃんが欠席だったので、とっても残念だった。
Aちゃんは、はじめ、なかなかお話が聞けなかったんだけどね、少しずつ、少しずつ会話を重ねて、心を開いてくれてね。
わたしもAちゃんも、おはなし会を楽しみにしていたのです。
またどこかで会いたいな~