ババ・ヤガーの講座ではないのですが、ヤンの所属しているサークル主催で、お
話の入門講座をしています。
いつも秋にやります。
入門講座のあと、お話の勉強を続けたい人たちが、さらに初級講座で勉強されて
います。
それぞれのペースで、ふたつめ、三つ目のお話に挑戦されています。
いま、そのかたたちが、図書館のおはなし会に、つぎつぎとデビューされています。
「練習の時には絶対間違えたことのない個所で間違えた〜〜」
「言葉忘れた!信じられない〜」
そうなんです、そういうもんです。
おはなしは生き物ですから。
図書館のおはなし会には、年齢も様々、住んでいる地域も様々、もちろん性格も
様々(笑)の子どもたちがやってきます。
おはなしが好きで走ってやってくる常連さん、親に連れられてこわごわのぞきに
来る初めてさん、親につき合ってあげてる赤ちゃん。おはなしの場が好 きで来
られる「昔の子ども」さん。動機もまちまちです。
しかも、その数が20人にもなれば、黙って聞いてくれることじたいが奇跡(笑)
その人たちをストーリーに乗せて運ぶ語り手は、いわば船頭です。
『ガンピーさんのふなあそび』みたいなもんです。
無事に目的地に着くのは、至難の業。
わたしだって、たいていはひっくりかえっています。
だいじょうぶ。
子どもたちは、一生けんめいの大人に、とっても寛容です。
そこから学びましょうよ。
子どもは、毎日毎日、失敗しては立ちあがって成長しています。
よちよち歩きの赤ちゃんの一生けんめいさと明るさ、見習いましょ!
新人さんがんばれのつもりで書き始めたんですけど、なんだか、自分へのエール
になってしまいました〜
ヤン