今月のがらがらどんの報告です(^^♪
「大工と鬼六」 『子どもに語る日本の昔話1』こぐま社
「しょうとんどの鬼退治」 『日本の昔話2』福音館書店(日常語)
「ろばの子」 『語るためのグリム7星の銀貨』小峰書店
「上緒の主と金の石」 『宇治拾遺物語』より再話(日常語)
「指輪」 『おはなしのろうそく27』東京子ども図書館
「鮭の大助」 『日本の昔話5』福音館書店
「捨て子と鬼」 『日本の昔話4』福館書店音
and☆絵本の紹介
トップバッターさんが、キャベツの手遊びをしてくれて始まりました。
♪キャベツの なかから …
あれ!? なんだっけ、もう忘れてる~~
親指だして、「お母さん青虫~」って、続けるんですけどね。
だれか、教えて~
おはなしはどれも楽しかったんですけど、一つ取りだすとしたら、やっぱり「しょうとんどの鬼退治」ですね。
これは外せないかもしれません、面白すぎて(*^_^*)
テキストを語り手さんの日常語にして、それに個性をぎゅ~っと詰め込んでもらうと、こういう風になるのでございます。
こういう風にとはどういう風にか、それは聞いてもらわないとわかりませんのですが…。
今日来られた方ならお分かりになることと思います。
他にも、いろいろなお話が聞けて面白い…というか、絵本の紹介も含め、ジミー的には癒しの時間でした。
「大工と鬼六」は、福音館書店の『日本の昔話2』にあるものと、鬼の名前が判明するタイミングが違います。
ヤンさんによりますと、今日語られた話の方が、より原話に近いそうです。
何だか大工さんのキャラクターが、ふたつの話では違ってくるように思いました。
次回のがらがらどんは5月29日です。
次回も、どんなおはなしが聞けるか、とっても楽しみです。
ジミーさん、ご報告ありがとうございました。
いつもみなさん個性あふれるお話をもってきてくださるので、楽しみです。刺激的!
「しょうとんどの鬼退治」、おもしろかったですね~
彼女の語り聴いてると、いつも、ああ、もともとはこんなふうにお話って語り継がれてたんやなあって思わず納得してしまうよ~
上緒の主、がんばれ~笑
ヤン
ヤンさま
コメントありがとうございます。
「しょうとんど…」が面白いのは、確かに、親しい人と世間話をして笑っているような空気に包まれるからだと気がつきました。
日常語で語ることの意味のひとつがここにあるのですね。
(気づくのが遅い…)
それと、「上緒の主…」頑張ります0(>_<)0
かぶです。
「しょうとんど…」読んでみました。
面白いおはなしですね~!日常語で聞いてみたかったです~!!
台詞が多いテキストほど、会話の延長上の伝承っぽさみたいな自然なおもしろさがでて(変な文章やな…)より楽しいのかな~と思いました。
あ~、聞きたかったな~
ヤンさん
「オーバーン・メアリー」載せていただき、ありがとうございます!
呪物が返事、呪術的逃走といったモチーフが入った
AT313「三枚のお札」の類話!
私、今、「三枚のお札」の類話をいろいろと読んでるんですが、
外国のAT313のおはなしは
難題婿→かけおち(呪術的逃走)→結婚(主人公の幸せ)
または
難題婿→かけおち(呪術的逃走)→忘れられた花嫁→結婚(主人公の幸せ)
ってのが、多いように思います。
「オーバーン・メアリ」はまさに典型的!と感じました。
ひとつ質問。
「オーバーン・メアリ」はケルトの昔話とのことですが、
はずかしながら、ケルトの昔話について何にも知識がありませんです…
さわりだけでも教えてくださ~いm(__)m
かぶさん
さっそくに「オーバーン・メアリー」読んでくださってありがとうございます。
わたし、あの手の話好きなんです!
ケルトっていうのは、ケルト語を話す人たち。っていっても私もよく知っているわけではない。
ヨーローッパがキリスト教化される前の先住民族で、今もアイルランドとかスコットランドとかにいてはるそうです。もともとは文字を持たなくて、神話や昔話も口伝えだったとか。
「オーバーン・メアリー」の原話はジェイコブズによる再話です。
ジェイコブズは、ごぞんじ「三匹のこぶた」「かしこいモリー」「ジャックと豆の木」などなど、イギリスの昔話を再話してますね。ケルトの昔話もたくさん集めて再話しています。
ヤン