暑い夏を乗り越えて、痛いけがを引きずって、ようやく秋の休暇をとってきました。
蒜山高原は岡山県。ひるぜんと読みます。
鳥取県との境、真庭市にあります。まにわと読みます。
真庭市は、昔話がたくさん残っているところです。
いつか再話してご紹介します。
左が皆ガ山で、右が蒜山三座。
いつもなら、レンタサイクルで高原を走り回るんだけど、今年は恐くって乗れなかった~
ペダルこぐたびに右ひざがキクってなるねん。
え~ん。
休暇村の窓から見ると、下蒜山のさらに右から太陽がのぼる。壮観。
皆ガ山の南山麓に、山ぶどう狩りのできるぶどう畑があって、すっぱいけど野趣あふれるぶどうが、谷間になっててね、それをめがけていったんだけど、ぶどう狩り体験は前日に終了してました。
今年は早く終わったんだって。
がっかり。
でも、アケビをとりましたよ~
あまくって、おいしかった。
え?アケビ、笑ってるって・・・?
えへ、へへへへ
アケビってね、おばあさんのおしりなのよ。
おじいさんが山へ行ったら、どこかから「とっつこうか~、ひっつこうか~」って聞こえてきたの。
「とっつきたきゃとっつけ」って言ったら、背中に小判がべた~ってくっついた。
おばあさんがまねしてね、やっぱり山行って、「とっつきたきゃとっつけ」っていったら、馬のうんこやら松脂やらがくっついた。
おじいさんが溶かしてとってやろうと思って、いろりの火でおばあさんの背中をあぶったら、おばあさん、もえちゃって、灰の中に、おしりだけがのこったの。
おじいさん、おばあさんのおしりを風呂敷に包んで旅に出た(なんでやろね)。
夜になって泊めてもらおうとしたけど、「おばあさんのおしりとふたり連れ」って言ったら、「おじいさんひとりなら泊めてやろう」っていわれて、こまっちゃった。
三軒目もだめだったし、おじいさん、おばあさんのおしりを河原に埋めて隠したの。そして、ひとりで泊めてもらった。
でも、おばあさんのおしりがかわいそうでね、朝早く河原に行って掘り出そうとしたら、アケビが生えててね、実がおばあさんのおしりにそっくりだったんだって。
おしまい。
この話、岡山県の昔話をいっぱい集めた立石憲利さんが語ってられたのを聞いたことがあって、覚えたのよ~
旅の続きはまた明日~!
ヤン