月別アーカイブ: 2016年9月

ワークショップ「おはなし会のプログラム」

7月と9月の2回セットで行われたワークショップ「おはなし会のプログラム」の報告です(^^♪

㋈23日(金)が第2回目で、参加した7グループが考えたプログラムについて、実際にいいところ、悪いところを見ていただきました。
各グループのプログラム概要は以下の通りです。

い組
聞きなれた4年生(25人)に、授業時間(ゆとりの時間)45分間、教室で。目的:しっかりお話に耳をかたむけてもらいたい。テーマ:秋
ろ組
おなじみの6年生(25人)に、授業時間45分間、図書室で。目的:物語を楽しむ。テーマ:なし
は組
小学校高学年(1クラス35人前後)に、授業の1時間。目的:「命のつながり」を感じとって欲しい。テーマ:命
に組
6年生(40人位)に、各教室で。目的:成長をメインにして、大自然と生き物の美しさを伝える。テーマ:成長、自然、動物
ほ組
毎月行っている小学校の1年生(20数名)の春に、授業時間に教室で。目的:はじめて聞くおはなし会。うれしく、楽しいものに。テーマ:自然の声に耳をかたむける。
へ組
1年に1度、冬に行く小学校の1年生(30人位)に、授業時間に視聴覚室や和室で。目的:物語を楽しむ、本とつなぐ。テーマ:なし
と組
1学期と2学期に1度ずつ行く小学校1年生(30~35人)に、授業時間に会議室で。目的:いろいろなおはなしを聞いて楽しんでもらう。本に興味を持つようにつなげていきたい。テーマ:なし

い~は組の3グループが、提出したプログラムの通りにみんなの前で実演し、その後プログラム資料を見ながら批評・検討、に~と組は実演無しの批評・検討をし、時間いっぱい真剣にみんなで勉強しました。

今回は、プログラムの組みかたの勉強でしたから、おはなしの語り方についての内容は除外なんですが、い組は組の4人のお姉さまの語りに大変感銘を受けましたので、感激のあまり書かせていただきます。
声の大きさ、滑舌、よどみなさ、間の取りかた、何をとっても聞きやすい抜群の安定感! 4人のお姉さま方が、今までどんなに努力されてきて、言葉の一つ一つを大事に丁寧にして語られているかを感じながら聞かせていただきました。言葉で人に伝えるということは、熱意だけでも技術だけでもうまくいかないんだなと改めて感じるとともに、両方が備わってうまくいく語りを目の当たりにし、私は幸福にお尻が浮きそうでした。勉強会なのに、こんなに幸せに聞いていていいのか!という位の幸福感を感じつつ、同時に、(ああ、自分がお姉さまの年齢になったとしても、絶対こんな語りはできない。長く語ればよくなるというものではないのだ)ということを思い知ってショック!
現に、4人のお姉さまのうちのお一人は、私と語り手キャリアがほぼ同じなのを私は知っております( ;∀;) さあ、どうする私!(そして、「どうする~」のエコーが延々と続く…)

そうです、プログラムです。
私は最後のと組でした。メンバーは3人で、持ち話の中から一生懸命考えました。提出した時点で、自信は全くありませんでした。「これでよろしいか? さあ、みなさま、ヤンさん、どうかどこからでも突っ込んでください、そして正解を教えてください<m(__)m>」状態で臨みました。結果は…
①芯になるおはなしがない。
②(1年生の場合)テーマはなくてもいいけれども、なんでも放り込むおもちゃ箱になっているのがダメ。
なるほど、よくわかりました。そのうえ、どんな話を芯に持ってきたらいいのかもたくさん教えていただき、芯が決まれば2番目の話、絵本やおまけの話も組み合わせ、改造レベルアッププログラムを教えてもらいました。こんなうれしいことはありません!
ありがとう、ヤンさん!
ありがとう、ご意見下さったみなさん!
と組はこれからも頑張ります!!\(^o^)/

そして、と組以外の組のみなさん、聴講されたみなさんも、よかったらコメントをお願いします。各組それぞれにいい内容の検討があったんですが、かなり長くなりましたので、これ以上はもう書けません。
よろしく(バタリ)

9月 おはなし初級講座

すっかり秋ですねぇ。
台風が過ぎる度、少しずつ秋が深まってくるような気がします。
でも3つも同時に要らないですね。農作物への影響、土砂崩れなどの災害が心配です。

さて、8月は初級講座がお休みでした。
ふた月ぶりの初級講座だったので、受講生もやる気十分、準備万端。
楽しいおはなしをたくさん聴かせていただけました。

三枚のお札」『おはなしのろうそく5』東京子ども図書館
ヤギとコオロギ」『子どもに語るイタリアの昔話』こぐま社
犬と笛」『子どもと家庭のための奈良の民話 一』村上郁再話 奈良の民話を語りつぐ会
天とうさん金のくさり」『子どもに語る日本の昔話2』こぐま社
よいしょ」」『子どもと家庭のための奈良の民話 一』村上郁再話 奈良の民話を語りつぐ会
もちのき地蔵さん」」『子どもと家庭のための奈良の民話 一』村上郁再話 奈良の民話を語りつぐ会
十二人兄弟」『子どもに語るグリムの昔話2』こぐま社
あなのはなし」『おはなしのろうそく4』東京子ども図書館

練習する時間もたっぷりあったせいか、みなさんとてもお上手で面白くて、おはなしの世界にすっと連れて行ってくれました。
そうそう、語ってくれたなかで、聴いている人の目をまだ見られないという受講生さんがおられました。
そうそう、目を見ると真っ白になっちゃうんですよね。
初々しくて可愛い(*´ω`*)
安心してください。大丈夫です、みんな通ってきている道ですから。たぶん。ちなみにもっちは通ってきました。
このあと、目を見られるようになったら聞き手の目を見ることを意識しすぎて、全員くまなく目を合わせなくちゃいけないとばかりに人間扇風機になるところまでがお決まりの流れです。(笑)
こればっかりは人前で語る経験値を積むしかないのですが、不思議と子どもの目は見られます。というか、子どもとは目を合わさなくちゃいけませんので、一緒にがんばっていきましょう。

他には、テキストの「、」は、読みやすくしているための「、」なので、語るときにあまり「、」を入れてしまうと、その間で色々聞き手は想像してしまいます。その予想が合っていれば問題ないのですが、予想を外していた場合、脳内イメージの修正をしなくてはならないので、要らない「、」はなるべく取るとか。
反対に、空間の移動があった時には間をとるとか。
あ、この場合の「とる」は間を作るという意味です。
怖い話の間。
面白い話の間。
間の取り方は初級講座全員の課題ですね。

あとは、怖い話の弛め方。これは、難しいなと感じました。
ニタッと笑ったら、余計怖いですしねぇ。
先輩方はどのように怖さを調節されていますか?

あと50cm

手前で曲がればよかったのだ。
後悔したときにはすでに目の前に電信柱が迫っていた。

なぜいつものようにリンリンと鳴らしてゆっくり右に曲がらなかったのか。
記憶がない。

ぶつかる、と思った瞬間からの記憶はスローモーションで残っている。

ブレーキをかけた。
首ががくんとゆれた。
お、頭って重たいんや。
これは、このまま倒れたほうが賢明だ。

スキーの要領で、左にこけた。
しかし、下は雪ではない。
舗装道路は、硬い。

痛くはない。
が、なぜか起きあがれない。
横たわっていると、むこうから、工事のお兄ちゃんがふたり、走ってきてくれた。

「だいじょうぶですか」
「あ、ありがとうございます。だ、だいじょうぶ・・・」
「送りましょか。家どこですか」
「すぐそこです。だいじょぶです」
むりやり起きた。

ありがたいことだ。
そして、ほんとにだいじょうぶだと思ったのだ。
このまま図書館のおはなし会に行こうと思ったのだ。
が、からだががくがくふるえはじめた。

なんでや~!

けっきょく病院で時間外治療した。
先生「軽傷ですね」
わたし「あ、軽傷ですか」

むち打ちは軽くすみ、左半身の擦り傷と打撲ですんだ。
けど、三日たった今日、あっちもこっちも痛い痛い。

とつぜん、おはなし会を代わってくださった、おらふさんジミーさん、ありがとうございました。
われらがらがらどんは不滅です。

あ~あ、気をつけよう。

ヤン

 

9月のがらがらどん

今月のがらがらどんの報告です(^^♪

「背中にコブのある男」
『子どもに語るアラビアンナイト』こぐま社
「かにのふんどし」
『ろばの子-昔話からのメッセージ』小澤昔ばなし研究所
「屋根がチーズでできた家」
『子どもに語る北欧の昔話』こぐま社
「こぶとり爺」
『日本昔話百選』三省堂
「大工と鬼六」
『日本の昔話2』福音館書店
「きつねとがちょうたち」
『語るためのグリム童話5』小峰書店
「おばけとモモちゃん」
松谷みよ子『ちいさいモモちゃん』講談社より

今日は、かなりお久しぶりな方、がらがらどん日程連絡を見てはいたけれどもなかなか参加できず、やっと来られた方など、いつもとは少し違う面々で、ほんとにいろいろ違ったおはなしが聞けました\(^o^)/
[説明しよう!がらがらどん日程連絡とは、新しく日程が決まるごとにメールやファックスで連絡するシステムである!希望すればだれでもいつでもメンバーになれるし、会費も返信も必要ない大変結構なものなのであ~る(^_-)-☆]

いつものように、語りについての感想をみんなで言い合いましたが、今日は9月の初めに行われた「第13回全日本語りの祭りin松江」に参加された方がおられたので、その祭りの様子を詳しく聞かせていただき、「へーっ」「なんと~」「うわっーぁ」と感心したり驚いたり!
泊りがけで語りのお祭り、いいなあ~!(^^)!
いつかは行ってみたいと思うジミーでした。

次回の通常がらがらどんは12月です。
(10月はお休み、11月は行事です)
日程が決まりましたらまたお知らせしますので、どうぞよろしく(*^_^*)

こっそりつぶやき
スルーされたら淋しいので自分から言いますが、本文のある個所について、誰か突っ込んでくれることを希望します。ジミーと同年代の方、同年代じゃないけどもタツノコプロに反応する方、どうぞよろしくお願いします<m(__)m>

9月 日常語の語り勉強会

9月6日に日常語の語り勉強会がありましたので、報告させていただきます。

(遅くなってしまってごめんなさい<(_ _)>)

 

語り

なら梨取り」『日本の昔話4』

鷲にさらわれた子ども」『日本の昔話1』

やまんばの錦」『日本の昔話4』

テキスト

つる女房」『日本の昔話5』

ちょうふく山のやまんば」『日本の昔話3』

※『日本の昔話1~5』は福音館書店の 小澤俊夫 再話 です。

 

今日は、いつもよりエントリーが少なめでしたので、1話1話じっくりゆっくり取り上げてもらいました。

どのおはなしも、風景・情景が ぱぁ~ っと鮮やかに浮かんで、いきいきとしていて、とてもおもしろかったです。やっぱり日本の昔話っていいなぁ、とあらためて思いました。

 

●3回のくり返しがあるとき、1回目は特に丁寧に、2回目はスッスッと、

3回目は(必ず変化がおこるので)違うところは丁寧にちゃんと押さえるように語りましょう。

 

●「でんでんがたがたしゃ~」や「どんぶらこっこ~すっこっこ~」など、子どもの頃聞いて、楽しくて特に印象に残ったからこそ語りつがれてきたであろう言葉。大事にしたいですね~。

ほんとおもしろい!でんでんがたがたしゃ~

 

まだまだ暑く、いろいろなことがちゃんと思い出せなくて困ります。

出席された方、フォローをお願いします…<(_ _)>

 

クイズ

私の今日一番お気に入りの場面「しゃんとなれ~しゃんとなれ~」はどのおはなしでしょう?

この場面すっごい好き~(*^_^*)

 

かぶ