すずめの恩返し

きのう更新した「腰折れすずめ」を聴いていただいただろうか。

思い出した。
3カ月ほど前のこと。

朝、台所におりてくると、いやにすずめの声が近くで聞こえた。
? なんでや?
バタバタと羽ばたきも聞こえる。

あ~~~っ!
すずめが換気扇の中に入って出られなくなっていた。

パニクッているところに、息子がおりてきた。 (お、久々の登場!)
彼は小さな生き物の採集のプロである。 (のはずである)

わたし「すずめが換気扇のなかやねん」
むすこ「ふん」
わたし「わたしがフィルター外すから、すずめ出て来たらこれでつかまえてや」
むすこ「これでか?」

彼に特大のゴミ袋をわたした。
わたしでも入れるくらいの大きな袋。もちろん、すずめも入る。

わたし「いくで!」
こわごわフィルターをはずすと、すずめ、とびだして部屋の奥に向かった。
息子はゴミ袋を振り回した。
すずめ、パニクッて飛びまわる。
息子、バサバサと振り回す。

わたしは窓をいっぱいに開けた。
わたし「こっちや~。にげ~!!!」
すずめは一直線に窓からとんでにげていった。

わたし「こわかったやろなあ」
むすこ「なんでやねん」

バサバサ鬼に追いかけられたすずめは、まだお土産を持ってこない。
欲ばり婆さんの正体がばれたのだろうか。

♪「すずめのやつ、どんなお土産持ってきてくれるかなあ」に実感こもってません?

ヤン

5 thoughts on “すずめの恩返し

  1. 換気扇すずめの話を読んで、私も思いだしたことがあります。
    はるか昔の小学生のころ、家の風呂場にハトが入っていたことがありました。
    父と母は、隣に住む中学生のいとこを招集しました。
    いとこは、特に小さな生き物の採集に興味はなく、きっといやいやだったのでしょう。
    あらい鉄格子みたいなのがついた、キャッチャーマスクをかぶって来て、両親によって風呂場に閉じ込められました。
    そして、格闘の末、ハトは窓から飛び出していったのでした。

    「腰折れ雀」を聞いてもハトの事は思いだしませんでした。
    きっと、キャッチャーマスクの印象が強いからでしょう。
    昔話に出てくるアイテムって、大事なんですね~。
    話がそれまくりですいません

  2. 先日、家族が寝静まったリビングでひとり、読書をしておりますと、ぶいんと羽音が・・・。
    大きなカメムシがどこから入ってきたのか、部屋の中を飛び、照明にぶつかって天井に近い壁に張り付きました。
    箒に乗り移らせ、そっと外へ出しました。まだ恩返しには来ていません。
    すずめさん、無事に外に出られてよかったですね~。

    もっち

  3. かめむしの恩知らず
    ハトの恩知らず
    すずめの恩知らず

    クールやね。

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