月別アーカイブ: 2017年12月

『昔話の語法』講読会 🐓

先日、『昔話の語法』の4回目の講読会がありました。
リュティ理論、難しいです。
小澤先生はとても分かりやすく書いてくださっているのですが、そのときは納得するんだけど、あらためて孤独に読み返すと、疑問がふつふつと😢
そういう意味で難しい。
でもね、わたしたち、語りをする者にとっては必読書。
聖書みたいなもんです。

で、この日は「孤立性と普遍的結合の可能性」の章の、贈物について、援助者と主人公について学びました。

わたしは、「何の特別な能力も持たないで、自分がどこに向かっているのかもわからないで進んでいく主人公が、かならず本質的に大切なものに出会う」ってところが大好きです。
わたしは、わたしの人生というストーリーの主人公。そして、何の能力もないし、どっち向いて歩いてるのかもわかんない、ぼんくら。それでも一生懸命生きてたら、それで充分。
未来は明るいって信じたい。

うん。来年もがんばるぞ。
みんなもがんばろうね。
今年一年、おつきあいくださって、ほんとうにほんとうにありがとうございました💖

PS:1月16日昔話の語法勉強会、申し込み忘れてませんか~?主人公と贈物について考えます。めっちゃ感動なんよ~

きょう、あなたのために

たいせつな、すてきな仲間がいて、そのひとりが聖歌隊の一員で、燭火賛美礼拝(キャンドル・サービス)にまねいてくれました。
仲間みんなで行きました。
12月24日。
雨の中迷いながらたどり着いたのは、西区江戸堀の大阪教会。
1922年、ヴォーリス設計で建てられた厳かな建物です。夜だったので外見は見えませんでしたが赤レンガの壁だそうです。
中は、高い吹き抜けに太い梁と木組み。ろうそくの灯り。
もうそれだけで敬虔な気持ちになります。

やわらかでわかりやすい牧師様のおはなし。
すみわたる聖歌隊の声。
声を支える重厚なパイプオルガンの響き。

ヤンは小学生の頃日曜学校に通っていたので、聖歌も主の祈りも自然に口から出てきました。
「きょう、あなたのために、イエス様がお生まれになった」ことにすなおにうなずく自分がいました。

仲間たち、いつも支えてくれてありがとう。
これからも、いつも最高のプレゼントをあたえあえる仲間でいてください。

ただもの (?_?)

脳ドックを受けた。

検査が終わり先生の説明があった。
ふう~ん。私のがいこつってこんななんや😲

お医者「結局、脳梗塞の痕跡も老化による萎縮も見られません」
わたし「心の中で・・・ほな、この物忘れのひどさはなんや?気持ちがたるんでるだけか?」
お医者「ところで、結婚前は先生をしていましたか?」
わたし「へ?え?そんなことまでわかるんですかあ?」
お医者「いやいや(笑)。雰囲気がただ者じゃないので」
看護師さん「(笑)ほんとに(笑)」
わたし「あ、はあ」

わたしはいったいどんな受け答えをしたのだろうか。

家に帰って。
わたし「お医者さんにな、ただ者やないって言われた」
夫「ほおお。ほな10円くらいか?」
わたし「・・・」
夫「おれは、ただ者やな」
わたし「わかってるやん」

夕方、かかりつけ医に心電図の結果を聞きに行った。
ずっと動悸がひどくて止まらないので、24時間ホルター型の心電図を付けて調べていたのだ。
お医者「だいたい1分間に6~7回期外収縮があるなあ。けど悪質なものではないし。精神的なストレスや疲れによるものでしょう」
わたし「死にませんか?」
お医者「死にません」
わたし「でも、ほんとにしんどいんです。夜なんか死にそうになるんです」
お医者「そしたら、精神薬を出しましょ。五月病に聞く薬ね」
わたし「いま12月ですけど?」
お医者「もし効かなかったら、β遮断薬を出しましょ」

というわけで、めっちゃ若い脳とめっちゃ気の弱い心臓をもっていることがわかって、今年も暮れていくただ者でないわたし。

おはなし入門🎇

きのう、がらがらどんのおはなし入門講座が終わりました。
10人の方が語られました。
すばらしかったです。

ヤンはわが子のためにおはなしを始めました。
その後、サークルや市外の勉強の場で学び続け、語りつづけました。
たぶん、入門講座を受けただけで終わっていたら、わが子にもずうっと語りつづけることはできなかったと思います。

だから、みなさま、今回一話語れたことで満足しないで、つぎに向けて歩いてほしいと思います。
いつまでに語らないといけないという負荷をかけることで、続けられると思います。
人間ってそんなもんです。

どうぞ、入門のあと、初級クラスに進んでください。
このままでは、ヤンはめっちゃもったいないと思っています。
迷っているあなた、大丈夫、だれもかみつきませんよ~

きのうのプログラムです🎄
「十二の月のおくりもの」 『愛蔵版おはなしのろうそく1』東京子ども図書館
「かきねの戸」 『語りの森昔話集1』語りの森
「へこきじい」 『日本の昔話1』福音館書店
「小さな赤いセーター」 『愛蔵版おはなしのろうそく4』東京子ども図書館
「かしこいモリー」 『子どもに語るイギリスの昔話』こぐま社
「北風をたずねていった男の子」 『子どもに語る北欧の昔話』こぐま社
「この世の光」 『語りの森昔話集1』語りの森
「アナンシと五」 『子どもに聞かせる世界の民話』実業之日本社
「三枚のお札」 『子どもに語る日本の昔話』こぐま社
「リンゴ娘ニーナ」 『子どもに語るイタリアの昔話』こぐま社

ね、すごいでしょ~💖

12月のがらがらどん

昨日は、今年最後のがらがらどんでした。
一年ってあっというま、まるで突風のように過ぎていったかのように思います。

⓵「節が百個ある竹」『世界の民話アジアⅡ』ぎょうせい
⓶「クリスマスのごちそう」 (出典不明)
⓷「キジムナー」『日本の昔話3』福音館書店
⓸「くまのしっぽはなぜ短い」『語りの森昔話集1』 (ホームページの)→ こちら
⓹「おはなしかめさん」『朝鮮の民話』偕成社
⓺「かきねの戸」『語りの森昔話集1』 (ホームページの)→ こちら
⓻「みじめおばさん」語りの森ホームページ → こちら
新刊絵本の紹介

⓵は、再話勉強会のK教室で、再話ほやほやのお話でした。
耳で聞いてみて、再話の文章をまた検討する目的で語られました。
文章を整え、語ってみて、また文章を整える。
初めて聞いた人が、イメージしやすいかどうかを厳しくチェックしてほしいと思ってこられたようです。
勉強熱心に頭が下がります~
⓶は、この季節にぴったりなお話です。
語り手さんは、普段老人ホームのボランティアに行っているかたで、幼稚園・小学校に語りに行くのとは、おはなしの選び方が違います。
それがいつも、わたしには目新しく、楽しく、勉強にもなります。
このお話も、オチで笑わせるよくできた短いお話でした(^^)
⓷キジムナーは沖縄の神さま? 妖怪? 精霊? とにかく不思議な存在です。
人を助けてくれるのに、おはなしの最後は衝撃的で、優しくもあり怖くもあるところが不思議なお話でした。
⓸日常語講座でテキストを自分の話しことばにして、語られました。
テキストを日常語にして語られるのを聞くと、いつも思うのですが、滑らかになりますね。
そして聞きながら、「ふう~ん」とか「うんうん」「へぇ~」とか相槌が自然に出てくるんですよね。
話全体にリズムが生まれるんでしょうね(^^)
⓹これはジミーです。
ヤンさんがホームページの右上三行でこのはなしの幼稚園バージョンと三年生バージョンをアップして、ステップアップの「ライブ録音から2」で解説してくれてますよね。 → こちら
これを聞いて・読んで、「いただき~~」と、おぼえて幼稚園で語ったのでした。
ヤンさん、先輩語り手Aさん、お二人はこの話をもうさんざん子どもたちに語っておられるので、幼稚園児そのものの合いの手の嵐をありがとうございました。
ジミーとしては、ご批評を真摯に受け止めるといういつもの謙虚な気持ちで最後まで真面目に語りたかったのですが、笑ってしまってできませんでした。
負荷をかけていただきありがとうございました。
次回は、何があっても笑わずに最後まで語り終えることを目指します!
⓺そして、どういうわけか、またしてもウ〇コが出てくるおはなしです。
ウ〇コの数珠つなぎになりました。
合いの手の嵐はここでも吹き荒れました。
⓻これも楽しいお話です。
5番目の話から、場の流れが変わってしまい、聞く側がみんな子どもになって反応しながら聞くというスタイルになってしまいました。

絵本もたくさん紹介してくださいました。
『こねてのばして』…『もうぬげない』の作者の絵本です。
いやがうえにも期待がつのりますね。
期待を裏切りませんでした!(^^) とにかく手に取って本を開いてみてください!
一年の締めくくりの楽しいがらがらどんでした。

その後のお茶の時間で感想や突っ込みや、世間話をしている中でお知らせしておくことができました!
2月のがらがらどん(2018.2.18)では、いつものがらがらどんに加えて写真家の長倉洋海さんの特集をします。
3月のがらがらどんは、2018年が戌年なのにちなみまして、犬が出てくるおはなし大会をすることになりました。
略して「犬大会」!!
犬が主人公でなくても、ちょこっと犬が出てくればいいです。
みなさま、犬の話のご用意をお願いいたします。
次回は来年1月21日です。
また、元気にお会いいたしましょう(^^)/