月別アーカイブ: 2019年8月

お母さんのお膝の上に💨

お盆休みに入りましたね。
みなさま、お墓参りしたり、お出かけしたりで、
長いお休みも忙しいかもしれませんが、
それでも、お休みがあって嬉しい!
そのせいでしょうか?土曜日のおはなし会はぐっと少なめ。
2歳か7歳までの子ども6人、大人2人。

 手遊び  「メロンパン」
 おはなし 「ジャックと豆の木」
 絵本   「はたらくくるまのずかん」 五十嵐美和子 白泉社
 絵本   「ぞうのボタン」 うえののりこ さく 冨山房
 手遊び  「さよならあんころもち」

ヤンさん、「なんのおはなししようか……」と、今日が2度目の男の子6歳が二人、
初めての4歳が一人、女の子7歳常連さんと、2歳の顔を眺め眺めジャックを強行!
こんなに少ない人数でジャックって………の心配もよそに、のっけから、
「コウシって?」など、いい間できいてきたり、
「大いびきをかきだしました」といえば、「💤💤~」など
上手に合いの手入れてくるんです。
2回目の豆の木を登りにいくときは「またぁ~」なんていって
楽しそうにしていたのですが、
3回目「ジャックは早く起きだして、豆の木を登っていきました~」と
いったとたん、4歳男の子がパッっと、
お母さんの膝の上へ身をひるがえしたのです。
え!初めてにして最後の三回目を察知したのね!すごい!
ヤンさんもこの人数ですから、ぜんぜんこわくない大男だったのですが、
7歳女の子もお母さんにぎゅっ。もう、かわいい!
しかし、ここまで来るにはヤンさんの工夫が随所に散らばっていたのです。
わかりやすくするため言葉を足したり、怖いのを和らげるために言葉を削ったり、
ほんとに絶妙でした!めっちゃ、面白かったですね!
二歳さんが持ち歩いていた絵本を読んであげたり、
最後は「ぞうのボタン」で笑っておひらきデシタ!

残暑お見舞い💓 さよなら入門講座💓

今年の夏も暑いです。
毎年どんどん暑くなるような気がする。
温暖化のせいか、加齢のせいかわからんけど。
みなさま、いかがおすごしですか?

さてさて、おはなしサークルがらがらどんの「おはなし入門講座」ですが、この秋で、いったんお休みにしようと思います。
入門講座を始めて20年以上がたちます。
いろんな人たちが応援してくれて、たくさんの語り手が生まれました。
弟子たちは、師匠を追い抜いて、りっぱに育ちました。

いえ、とちゅうでやめた人もたくさんいます。
でもね、その人たちは、図書館や幼小中などでは語らなくても、わが子や地域の子とお話を楽しむひとときが確かにあったと思います。
人生の必要なときに必要なものと出会った。
そのきっかけ作りができたことを、とってもありがたく、嬉しく思います。

おっと、お休みするのは、がらがらどん入門講座だけやからね。
ババの勉強会は続けるからね~
それに、どこかのサークルとかで依頼があれば行きますよ~

それでね、もし、おはなしを始めようかなって迷っている人がいたら、今年がラストチャンスです。
お知り合いにも声かけてあげてね。

来年以降、もっと丁寧な再話をしたいな、ホームページをもっと充実させたいなと思っています。
とはいえ、今は暑くて頭がするめですが。

立秋も過ぎましたが、きっと厳しい残暑が続くでしょうから、みなさま、ご自愛くださいませませ。

7月 日常語による語りクラス

8月に入ってしまいました。
私事ですが、8年ぶりの帰省と、アトリエの夏スぺが終わり、やっと私も夏休みになりました。
遅ればせながら、やっと落ち着いてPCに向かいました。
7月12日の日常語による語りクラスの報告をさせていただきます。
大変遅い報告となってしまったことを、お詫び申し上げます。

<語り>

まほうの鏡」 『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』再話/村上郁

まんのええ猟師」 『日本の昔話4』
(まのいい猟師 → タイトルも日常語にしました)

<テキスト>

十二支の由来」 『ナーミンのならのみんわ』再話/村上郁

しんぺいとうざ」 『語りの森昔話集3しんぺいとうざ』再話/村上郁

油取り」 『語りの森昔話集3しんぺいとうざ』再話/村上郁

三枚のお札」 『語りの森昔話集2ねむりねっこ』再話/村上郁

〇なかなか言葉が定着せずに語るたびに変わってしまう、と悩んでいる方がおられました
↓↓↓
現時点のテキストを一旦決めてしまって、あとは練習あるのみ!定着するまで何度も何度も反復練習、頑張りましょう~!
(*^▽^*)

〇ヤンさんは奈良のみんわを再話されたのですが、なぜか奈良には口承のおはなしがあまり残っていなかったそうです。残っていても
それが記録されたときには、もうすっかりやせていて、とても短いものだったそうです。

〇おはなしを日常語で語るとき、どうしても日常語になりにくいものがある?という話が出ました。
「自分の言葉(日常語)で語るのが一番伝わる」というのはもちろんそうなんです。
そうなんですが、日常語でいくら練習しても練習しても口に乗ってこない、言葉がするする出てこない、ということが、ごくごくまれにあるそうです。
原因ははっきりとは解明できませんでしたが、『おはなし』『本人』『その人の日常語』これらのそれぞれが持っている背景や、何かがうまく合わないことがあるみたいです。おはなしって奥が深いなぁ~~。語るって本当に奥が深いなぁ~~~。

1学期もたくさんの子どもたちから元気をもらいました。
2学期に向けて充電と準備をしなくちゃね~(^^)/

でも本当に暑くて暑くて溶けてしまいそうです。。。
皆さまご自愛くださいね。

かぶ

一緒にいられたことだよ。

なんて暑い暑い毎日なんでしょう。雨も全然降らないし!
もう死にそうだ!!と、へとへとで図書館のおはなしのお部屋に入ると、
子どもたちが、にこにことヤンさんとお話ししていて、あぁ、子どもは
暑さで大変になることはないんだなぁと、なんだかホッとしました。
さあ、0歳から8歳の子ども11人、大人2人、ではじまりました!
 
 手遊び  「メロンパン」
 おはなし 「アリョーヌシカとイワーヌシカ」 『まほうの馬』岩波書店
 絵本   「ちいさなエリオット あそびにいこう」  
       マイク・クラトウ作 福本友美子訳 マイクロマガジン社
 絵本   「ねないこだれだ」 せなけいこさく・え 福音館書店
 絵本   「よあけ」 ユリ-・シュルヴィッツ作・画 福音館書店
 手遊び  「さよならあんころもち」

でました!夏といえばこれ、大好きな「アリョーヌシカとイワーヌシカ」!
みんな、しーんと、息を吞んで聞くのです。
おはなしが終わってヤンさんが、「こわかった?」ときくと
「…………こわくない」と、ポツリ。「……こわくない」、とまた一人、
「こわくない」、「こわくなーい」、「こわくないよ」
おもしろいなぁ、ポツリ、ポツリと一人ずつ夢から覚めていくみたいに。
夢から覚めればもうのってきましたよ。続いては絵本です。
水玉模様のぞうのエリオットとねずみが遊園地で遊びます。
でも、なかなかエリオットの楽しめるものがありませんでした。
帰るとき、エリオットはねずみにききました。「今日は何が一番楽しかった?」
「いっしょにいられたことだよ」…………ほんとにね、
いっしょにいられることって、とっても幸せよね!
そのおかげで、続いての「ねないこだれだ」も、なんだかほんわかでした。
「よあけ」もほんわか。
幸せになったおはなし会でした。

            

ヤンさんのお話が子守うた

毎日毎日暑い日が続いていますが、おげんきですか?
ホント、暑すぎますよね。ウナギを食べてもこの暑さには勝てません😭
先週土曜日(7月27日・土用の丑の日!)の図書館おはなし会の報告です。
この日は朝から雨が降ったり、やんだり、すごく降ってきたりで、
そのせいかお客さんも少なめ……。(子ども8人、大人2人)

 手遊び   「メロンパン」
 おはなし  「カンチルとわに」語りの森昔話集3しんぺいとうざ 村上郁再話
 おはなし  「ヤギとライオン」子どもに聞かせる世界の民話 実業之日本社
 絵本    「ぼうし」  井上洋介え・ぶん イースト・プレス
 絵本    「わたしのおじさんのロバ」 トビー・リドル作 あすなろ書房
 絵本    「なつはうみ」 内田麟太郎ぶん 村上康成え 偕成社
 手遊び   「さよならあんころもち」

「カンチルとわに」って、話しの流れからイメージがしやすくて、
「あんたは丸太か、わにさんか~♪」は、キタキタって、かんじですよね。
「もしもあんたが、〇〇なら、くるりと~♪」ここで、また
改めてイメージするんですけど、 〇〇は、丸太?わに? 
そのとき、間髪入れず、「丸太やろ!」と常連女の子。すごい!
なぜ、言葉が即座にでるかというと、寝る前にはヤンさんの音声を聞きながら
眠りにつくんですって。ほぉ、そういう使い方もあるのですね!
どうりで冒頭「カンチルってしってる?」に「シカ!」と答えていたわけだ。
そして最後、カンチルが通りがかりのとらに、
「ねえ、とらさん。あんた、野ぶたをほしくないかい」
「野ぶたは大好物だ。どこにいるんだい」「そこの穴だよ」~
カンチルはどこにもいませんでしたとさ。ここで、
「え?もう終わり?カンチルは?」と質問する女の子。
ヤンさんが、あれこれ紐解くと、「あぁ、そうか!」と嬉しそう。
今週は、和気あいあいとしたおはなし会でした😌