二か月ぶりの中級クラスがあり、今回も濃い中身でした。
とはいえ、わたしは今回もラスト1話の批評というところで早退したので残念無念(´;ω;`)ウゥゥ
お勉強は以下のメニューで、まずエントリーした人が順番に語り、そののちに批評の時間という進め方でした。
「いばら姫」『語るためのグリム童話3』小峰書店
「おばけ学校の三人の生徒」『おはなしのろうそく28』東京子ども図書館
「だんまりくらべ」『子どもに聞かせる日本の民話』実業之日本社
「しんぺいとうざ」『語りの森昔話集3しんぺいとうざ』語りの森
「金を生むねこ」『子どもと家庭のための奈良の民話一』奈良の民話を語りつぐ会
「三枚の鳥の羽」『語るためのグリム童話4』小峰書店
「いばら姫」は、わたしが語り、テキストの疑問個所を勉強させていただきました。
指をつむにさす、といいまちがえてしまうことについて、みなさんはそんなことありませんか?
ありませんか、そうですか、わたしだけですか、すいません<(_ _)>
テキストでは、最初に「つむを指にさして死ぬであろう」と出てきて、次に出て来る時には「指につむをさしてしまいました」と出てきます。
わたしは、覚えるときにすでに罠にかかるな(決して罠ではないのですが)と自覚していましたので気を付けていたのですが、語るときに一回目は「つむに指をさし」てしまい、二回目は「指をつむにさし」てしまったのでした(笑)
いや、笑い事ではないですね。
不可能ですから、つむに指をさすなんて、格闘家ではないんですから…
聞き手の頭の中にお姫さまが浮かんでいるときにつむが先に出て来るよりは指が先に出て来る方がイメージしやすいです。
お姫さま→指(当然お姫さまの指を思い浮かべますよね)→つむ(ああ、ささってしまうんじゃないかな、とか、ささったんだなと聞き手が思う)
この順番です。
ということを勉強しました。
他にもこの手の細かいこと、そしてこのおはなしの深いところを単語を細かく見ながら指摘していただきました。
中級クラスはこんなふうにテキストや語りを細かく見ていきます。
「金を生むねこ」は、テキストがヤンさんの日常語になっているという、語り用にしては特殊な本です。
今回の語り手さんは、関西弁という大きなくくりでは同じですからそんなに違和感なく語っておられると思いますが、厳密にいうと違う関西弁ですから(それぞれ地域によってちがいますよね)、それについてのお話もありました。
「おばけ学校の三人の生徒」は、創作です。
このテキストは生徒であるお化けのセリフが、大きさや太さ、書き方がいろいろ違うように書いてあり、語るときに違いが分かるように語らなければならないということを表しています。
演じないといけない珍しいテキストです。
語り手によって、セリフをオリジナルに考えることになりますが、みなさんどんなふうに語られるのかとかんがえると楽しくなりますね。
一話ずつにたくさんお勉強したのですが、あんまりたくさんになってしまうので書けません、ごめんなさい_| ̄|○
でも、どの語りも面白かったですしよかったです。
次回のエントリーは、もういっぱいなんでしょうかね?
(さりげなく、自分を売り込む)
次回も楽しみです!(^^)!