11月の中級クラス

秋になって気温が下がってくると同時に食欲が出て来るのはなんでなんでしょうか?
秋の食材がおいしい物ばかりというのはあると思いますが、おいしいものは一年中ありますしね。
そんなにいらんのにどんどん出てきますよね。ね!ねぇ!

11月の中級クラスの報告です(^^♪
「みじめおばさん」『世界のメルヒェン図書館』小澤俊夫編訳 ぎょうせい
「妖精の丘が燃えている」『子どもに語るアイルランドの昔話』こぐま社
「三本の金髪を持った悪魔」『語るためのグリム童話2』小峰書店
「カメの笛」『ブラジルのむかしばなし1』カメの笛の会編 東京子ども図書館
「めんどりちゃん」『語りの森昔話集4おもちホイコラショ』語りの森
ヤンさん
「アナンシと五」『子どもに聞かせる世界の民話』実業之日本社
『ノート式おはなし講座』
おはなしの練習 1.大きな声を出す 2.いろいろな語り方を試す(P.29~31)

今回も、どれも面白い語りで、それに対する講評もどれも勉強になるものばかりでした。
そのなかで、わたしの心に爪痕を残したのは、思いきってふり幅を大きく意識して語られた「カメの笛」でした。
普通に語られても十分面白く聞ける語り手さんですが、セリフと間の取り方を意識して、飛びはねる気持ちで語られたということですが、その理由を聞いてまたまた気持ちを持っていかれました。
高学年の朝学習で、「手なし娘」(日本)をするので、そのあとに子どもたちの朝の気持ちを持ち上げるために楽しい話をしようと「カメの笛」を組み合わせたそうです。
な、な、なるほど~~。
語り手さんは、そのプログラムでこの語り方は、「どうでしょうか?」ということを問いかけられたのです。
で、ヤンさんのアドヴァイスです。
どこまで飛びはねて語るかは、子どもたちの目を見ながら決める、目を見ながら語る
クラスによって温度差があり、反応は違うけれども聞き手の中に入ってい行くものは同じ。
反応が違うのはむしろ楽しいこと。
反応のあるなしは表面的なことで、反応が薄いと語り手がそれに影響を受けてしまうというだけ。
昔話は長いあいだ語りつがれて残ってきたものだから、話をきちんと理解して語るだけでオッケイ。
それは創作でも同じ。

全くその通りと納得です。
昔話の力を信じてわたしたち語り手はそのままを聞き手に手渡すだけ。
ただし、話を理解してそれぞれの姿をつかまなくては聞き手には本来の面白さは伝わらないかも、ということですね。

それと、「みじめおばさん」の資料で、今までコピーでさえ見たことがなかった『世界のメルヒェン図書館』を見られてちょっと嬉しかったです。
挿絵があって、梨の木に色んな人がくっついていて、梨は当然洋ナシでした。
こういうちっちゃな幸せがわたしの生活を楽しくする、みたいな(笑)

次回は12月、今年最後です。
一年が過ぎるのはなんと早い事かと驚きますが、別にわたしにだけ早く時が過ぎるわけではありません。
うかうかしないように気持ちを新たにして、次回はエントリーしたので頑張ろうと思います(^_^)

1 thought on “11月の中級クラス

  1. ジミーさん
    報告ありがとうございます。
    カメの笛、おもしろかったですねえ。
    おはなしの組み合わせ、なかなか難しいです。でも、思い切って冒険するのもいいと思うよ~

    それと、思い出した!
    みじめおばさんの類話。「ウリボとっつぁん」!!!

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