きのうたまたま、ラジオで島倉千代子の最後の歌を流していました。
南こうせつの作詞作曲で「からたちの小径」
レコーディングして3日後に亡くなられたそうです。
長い闘病生活のなかでの最後の歌声です。
それはすばらしかったです。
声に揺れはあるけれど、魂が声になってそっと流れ出てきたという感じ。
張りのある声や強い声に、力があるとは限らない、人の心を打つ声こそがほんとに力があるんやなあと、改めて思いました。
さてさて、わたしは、歌うのが好きな子でした。
もの心ついた時には、もう歌っていました。
貧しいうちの子でしたから、商店街に流れる歌謡曲や、となりの小学校から聞こえてくる小学唱歌、おばあちゃんや母が歌う童謡。歌と名のつくものは何でも歌っていました。
島倉千代子のデビュー曲は「この世の花」で、わたしは、まだ2歳のころ。
回らぬ舌で、
♬あ~かくさ~くは~な、あーおいいは~な~
こ~のよにさ~く~はな~、かじゅかじゅあ~れ~ど~♬
って歌ってたそうです。
いまでも歌えます(笑)
大人になっても、家事をしながらとか、家の中で大きな声で歌ってました。
季節の歌とか、つらいとき悲しいときは悲しい歌、うれしいときには楽しい歌。
心を声に乗せて歌うと、すっきりします。
歌わくなったのは、おはなし会が連日続くようになってからです。のどを疲れさせないようにと思って、自然に歌わなくなりました。
寂しいです。
また歌わなくっちゃね、だれのためでもない、自分の中の自分のために(^///^)