今日から12月です。
信じられないくらいに一年が速く過ぎます。
特に、今年は秋が一瞬だったというか、夏の気温が長かったというか、寒いと思ったらもう年末?!みたいな気がします。
今年最後の再話クラスの報告です。
再話再検討
「黄金の騎士」『新装世界の民話19パンジャブ』関楠生/訳 ぎょうせい
この話は、自分の担当でした。
たぶん短時間で完成になるんじゃなかとたかをくくっておりましたが、すごい時間を取ってしまいました。
〝時間をずいぶん取っているな〟と途中から思っていましたがいろいろ知りたいし、聞きたいので、時計が自分の背後にあることを理由にして、全く気付いていないふりをしてたっぷり時間を使ってしまいました。
申し訳ございませんでした<m(__)m><m(__)m><m(__)m>
最初の再話で、ずいぶんと原話を解体したように思っていたので、これいじょうやるとダメだろうと思っていた箇所をヤンさんに指摘してもらい、元の意味を変えずに齟齬をうまく解体・整理できました。
ラストの終わり方の個所は、自分では全く気付いていなかったので、指摘してもらってなるほどと納得しました。
まだまだ、読み込む力が足りてませんな。
みなさんにも他の個所でいろいろ意見を言ってもらって、考えながら変更したりするのが楽しかったです。
そしてまたまた時間を取ってもらって申し訳ないですが、再々検討してもらうことになりました。
再話検討
「鳥うちわ」『丹波和知の昔話』稲田浩二/編 三弥井書店
丹波和知というのは、同じ京都府内の土地ですが、わたしの使ったり知っていたりする京都の言葉とはかなり違います。
おおかたの文章はわかるとしても、ちょっとした単語や擬態語など、調べてもどうしてもわからないところがでてくるとき、それが大事な箇所だったら再話できなくなってしまうかも。
この話はそこまで言葉が分からないわけではないので再話できますが、原話を選ぶときは自分が理解できる土地の言葉、自分が使っているとか、住んでいるとか、身近に生き字引がいるとかの土地の話を選ぶようにしたらいいということです。
ほんとにそうだと思います。
話の題ですが、「鳥うちわ」となっていますが、本文中に〝鳥うちわ〟は一回も出てこず、そのかわりに〝天狗のうちわ〟が2回使われています。
話型名が「鳥団扇」「何が一番怖い」となっていますので、原話の語り手さんが話の題を言わない時もあり、その場合は本にするときに話型名を題にすることになる、ということで、再話では題を「天狗のうちわ」にすることになりました。
他にもいろいろ意見が出ました。
原話から何を読み取るか、まだまだ修業は続くよどこまでも。
みんなそれぞれに意見を出し合って、活発な勉強会でした(^O^)/
楽しかったです!