今年も府外の某小学校に語りに行ってきました(^///^)
12月6日(水)3年生1クラスずつ2回
まずは自己紹介。
一休寺のこととか、ちょこっと話してから、おはなしを始めます。
語り「ホレばあさん」『語るためのグリム童話』小沢俊夫監訳/小峰書店
語り「みじめおばさん」語りの森HP⇒こちら
手遊び 「メリークリスマス」
語り「かしこいモリー」『おはなしのろうそく』東京子ども図書館
子どもたちとの質疑応答
毎年お招きいただくのですが、毎年3年生なので、いつも初めてお話を聞く子どもたちです。
子どもたちの感想「本を読んでくれると思っていたら、何も見ないで話してくれたのでびっくりしました。とてもじょうずに、かまないで話してくれて、おもしろかったです」
いやいや、噛んだんですよ(笑)
「みじめおばさん」と「かしこいモリー」は、ここでは今回初めて選びました。
「ホレばあさん」は、しんと聞く話でしょ。これがメインで、これさえ聞いてくれたらOKです。
「みじめおばさん」は、参加型。お遊びです。
わたし「(死神は)なしの実をとろうとしました」
こども「あっ」「あっ」「ああ!」
わたし「死神は木にぶら下がってしまいました」
こども「笑・笑・笑」「えっ!じゃあ、みんな死なない?」
かしこいねえ(笑)
わたし「世の中はどうなったと思いますか?」
こども「人口が増える!」「老人が増える!」「老人ホームが増える!」
わたし「笑、もうだれも死ななくなったのです」
こども「火事になっても?」「車にひかれても?」「首を切られても?」
わたし「そう、首を切っても生きています」
「かしこいモリー」は新しい試みでした。
安定して聞いてくれる子どもたちでなければ、こういう試み・冒険はできないものです。それで、思い切ってやってみました。
子どもは成長するにつれ、脇役にも気持ちが行くので、大きい子ほど「モリー」には反発するのではないかと思います。大人がよい例ですね。
3年生の子どもたち、どこまで主人公になれるか~?
考える余地を与えないように、スピードアップして語りました。
はい、みんな、モリーになりきってくれました~
一番前に座っていた子は、モリーが大男に腕をつかまれたとき、がばっと両手で顔を隠しました(笑)
わたし「モリーは橋を渡れましたが、大男は」
子ども「わったれませ~~~ん!」
めっちゃ達成感があって、だれもモリーをどろぼうだとか、おかみさんがかわいそうとかいう子はいませんでした。
「ホレばあさん」と「みじめおばさん」では、「本当にあったこと?」って尋ねてましたが、昔話がファンタジーだと納得してくれたので、最後の「かしこいモリー」を受け入れられたのだと思います。
最も弱い存在の少女が強い意思で人生を切り開く話、なんとかしてあの子たちに聞かせたいと思いました。
3年生でも遅くはなかった。
他の話との組み合わせ、語りかたに工夫は必要ですが、もう少し上の学年でも試してみてもいいかもね(*^▽^*)
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きょうのおはなしひろばは、「むかでの医者むかえ」
笑ってくださいヾ(≧▽≦*)o