8月のあったかペーチカ

夏休み真っ只中で、小学校や幼稚園のおはなし会もないので、語り手皆さんは少しだけ余裕があるという感じでしょうか。9人の参加がありました。

「天狗のうちわ」(原題:鳥うちわ)『丹波和知の昔話』稲田浩二/編 三弥井書店 より再話

「まほうの馬」『まほうの馬』トルストイ文・ブラートフ文/高杉一郎・田中泰子訳/岩波書店

「金の髪」『おはなしのろうそく19』東京子ども図書館

「ふたりのあさごはん(詩)」『おはなしのろうそく16』東京子ども図書館

「バオバブのきのうえで」『同名絵本』福音館書店

「千人力」 語りの森HP 

「鬼のくれた岩」 国立民族博物館 稲田コレクションより再話

夏休みだからと言って、気を抜いていない事が判明!みなさんの語りがすばらしい。そして、一つ一つのおはなしの裏に、語り手のさまざまな努力や経緯や思いがありますね。みなさんのおはなしやおしゃべりを聞いて、励まされました。おはなしのさらなる奥深さを感じる時間となり、語り手たちは、覚えて語るだけでは済まない領域に足を進めることになるようです。このおはなしたちは、何十年何百年前にどこかで誰かに語られたわけですが、現代の聞き手の体を通しておはなしを感じていると思うと、精神のタイムスリップ?のようですね。同時代に生きてはいなかったもの同士が同じ話を聞いていると思うと感動的です!(古典文芸や歌劇もそうか)テキストから飛び出しておはなしの周辺探索に興味が向くと、おはなしの世界が広がりますね。内容の濃い時間でした~!

次回は9/12㈭です。

1 thought on “8月のあったかペーチカ

  1. ウーカーさん、いつも報告をありがとうございます。
    語ること、聞くことは、その場にいる人とつながるだけではなくて、その話を伝えてきた人たちと、時代と場所を越えてつながることになるんですね。
    おはなしに心を動かされるとき、わたしのほかに心を動かされた人たちが、限りなく存在する、と思うと、生きていることがうれしく心強く思われます。

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