1月28日(木)
小学3年生3クラス合同
12月におはなし会に行った小学校の、こんどは子どもたちによる語りの発表の日です。
その時の日記はこちら⇒
あれから2か月近く、子どもたちはお気に入りのお話を選び、覚えて、語りました。
すごいでしょ!
例年はわたしも保護者も参加しての語りの発表なんだけど、緊急事態宣言がでたので、オンラインになりました。
遠く離れていたけれど、ほんとに、ほんとに、心が通じ合った暖かさを感じました。
第1部 こどもたちの語り
数人のグループに分かれて、ひとり1話語ります。
すごいなあと思ったのは、覚えたってこともさることながら、会話などがとっても生き生きしていて、場面が目に見えたことです(❤´艸`❤)
暗唱ではなく、語りでした。
しかも、語るだけでなく、そのお話に関してグループで討論するのです。
まず自分が選んだ話のどこが面白いかを紹介します。
そのお話がどこの国の話なのか、そこの人口は、面積は、気候は、歴史は、と、調べたことも発表します。
質疑応答もおもしろいですよ。
Aさん「インドネシアには、他にどんな有名なお話がありますか?」
Bさん「「白ばらとばら赤」で、なぜ王子はこびとの魔法にかかったのですか?」
Cさん「「かもときつねとからす」の登場人物の中で、どれが一番好きですか?それはなぜですか?」
みんな、りっぱに答えるんですよ~ヾ(•ω•`)o
あなたは、A~Cの質問に答えられますか???
「雌牛のブーコラ」は「三枚のお札」に似てるとか、「トロットリーナとおおかみ」は「赤ずきん」に似てるとか、鋭い指摘もありました。
その話のテーマや特徴を自分なりに考えて、その背景を調べて(これって、図書室での調べ学習です)、おはなしを覚える。
12月に私が「イメージすると覚えられるし、いい語りができるよ」っていった、それを守って、がんばったんだと思います。
みんな、えらかったね~
すばらしかった。
え?子どもたち、何のおはなしを語ったかって?
> カンチルとわに
> フライラのひょうたん
> ヘレーじいさん
> かめのピクニック
> メケードマ
> トロットリーナ とおおかみ
> 半分のにわとり
> 雌牛のブーコラ
> 六ぴきのうさぎ
> 白ばらとばら赤
> かもときつねとからす
> ありとこおろぎ
第2部 私の語り
七羽のからす
こびとのおくりもの
九尾のきつね
例年と同じ構成の発表会です。
小学3年生では、国語に世界の昔話の単元がありますね。「三年峠」とか。
あの単元で、ここまで深めた授業をされるのは、珍しいんじゃないかなあ。
自分が語るという体験によって、口伝えという昔話の本来の姿を学ぶ。
背景を調べ討論することで、他民族への理解を深める。
想像力を鍛え、表現力を養う。
それが、とっても楽しそうに、嬉しそうに語ってくれるんですよ~
最後に先生が、コロナで発表会ができないかと思っていたけれど、何とかできたとおっしゃいました。そして、今年昔話を語った事には大きな意味がある、人と人をつなぐことの大切さを学びましたと。
出逢いがありがたくて、涙が出る。
先生の理解と努力、子どもたちの素直ながんばり、お家のかたの見守り。
コロナで暗い世界の片隅に、ぽっと明るい花が咲いたような気持ちになりました。
さあ、がんばろう~
なんとクリエイティブな授業でしょう!驚きです。子どもたちの語りはきっと生き生きして素敵だったのでしょうね(o^―^o)
例年はリアルで見せていただくんだけど。今年はリモート。それでも、子どもたちのエネルギーはすごくって、ちゃんと伝わるんです。
最後は、よくテレビとかであるみたいに、みんな、押し合いへし合いでカメラに向かって、バイバ~イ!
かっわいい~(❤´艸`❤)