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ヤン について

語りの森を作った魔女

レクイエム⛪

今まで夏の合唱は7月に参加してたんだけど、今年は合唱団を変わったので9月にあるの。
ということは、真夏におしりに火がつく、ということに気づかなかった~😲
7月本番というのも、おはなし会シーズンに指揮者レッスンとかあって結構大変なんだけどね。

でも、歌えることが幸せだから、暑くったって、しんどくったって、文句は言わない💖
それに、指揮者レッスンが4回もあるの~💖💖💖
だから、もうやけくそ(失礼)で練習している(笑)

え?どうして合唱団を変わったかって?
ふふふ。大阪のフェスティバルホールで歌いたかったの~
あの赤いじゅうたんの大階段を上ってなが~いエスカレーターを上って、あの大空間で歌うなんて、なんて贅沢なんだろう。

フォーレとデュルフレと、ふたつのレクイエムを歌います。
どっちも初めての曲なので、よけいにやけくそ(失礼)で練習してるのよ~

キリスト者ではないので、ほんとうには理解できていないんだろうけれど、旋律に身をゆだねるだけで、とっても敬虔な気持ちになるの。
苦しみと怒りと救いと。
長崎と広島と敗戦の月にやけくそ(失礼)で鎮魂歌を歌っている。

73年間も曲がりなりにも戦争をしなかった日本。誇ってもいいんだよ。
戦争体験者が減っていくのが問題だってマスコミが言っているけど、そのいい方は間違いだよ。
だって、それほど長いあいだ戦争しなかったんだから。すごいことだ。
風化させないこと、忘れないこと、伝えることは、体験者じゃなくてもしないといけないことだよ。
「問題」は、戦争をして儲けたい人間が今もいるってことだ。

名もなき一市民だけど、一生懸命生きているのよ~
おたがい、命を大切にしようね。
200人の声を合わせて歌う幸せ。
本番では大フィルの音にうずもれるんやろうなあ。
大友直人さんの指揮、すてきよ。フェルマータがめっちゃ長いけど(笑)

教師たるもの👨👩

ヤンにとって、八月は、社会的にも個人的にも考えることが多い月だ。

ふと思った。

自分が児童生徒学生のときには気付かなかったんだけどね、先生っていうのは、縁の下の力持ち。
生徒の学びたい意欲をかき立て、能力を引きだし、生徒の成長を何よりの喜びと感じる。
それが先生ってものだ。
自分が教師になって、夫が教師を定年まで勤めあげて、また、親としてボランティアとして、ほんとにたくさんの先生に出会ってきた。
そして、深く共感するのは、立身出世を考えずいつも生徒のほうを向いている先生だ。
慕われたり持ち上げられたりすることがあっても、それはもちろん嬉しいんだけれども、でも、生徒の成長のほうがずっと嬉しい。

自分の持っているものをすべて相手に注ぎ込む。
どうすれば理解してくれるだろうと知恵を絞る。
お金や物は使えば減るが、知識や技術を伝授するとき、自分の持っているものは使えば使うほど増えていく。
教えるということのふしぎな力学。

いつもそうありたいな。
そして、そんな先生に教えてもらいたいな。
サロンなんてとんでもはっぷん(笑)

悪者になる ❕

いつもまじめで、一生懸命働いて、正直にくらしている。それなのに、いつも悪いやつらにだまされる。
なんとバカバカしい人生だろう。
が、世をはかなんで自殺なんてしない。泣き寝入りなんてしない。
あるとき、一念発起して、悪者になることを決意する。
さあ、それからは、報復と富の獲得に、悪知恵を働かせ、人を殺すことなんて屁とも思わない。

ナイジェリアに残っている昔話でね、次から次へと悪事を働いていくのが、めっちゃ痛快なの。
昔話はふつう、結末は主人公の幸せで終わるでしょ。この話もそうなのよ。悪いことをして、幸せになるの。
だから、スカッとする。

眉をひそめているあなた、あなたはほんとうに善人ですか?
悪いことをしたいと、まったく思ったことがない?
心の奥をじっと見つめてごらん。

あれえ、なんか宗教くさくなってきたぞ。
(とはいえ、宗教は人を救うもの、毛嫌いする必要はまったくない。)

昔話と現実とは別のもの。
現実は過酷で残酷なことが氾濫しているから、昔話ぐらい清らかであってほしい?
ヤンはそうとばかりは思わない。
やられたから思い切りやり返す、なんて性格上できないからね。
想像の世界でくらい、やったっていいじゃない。
しかも悪知恵なんて、このぼんくら頭では思いつかないし(この話の主人公は賢い!)。

昔話は極端に語るでしょ(昔話の語法)。
だから、一発お見舞いするかわりに殺すの。
ヤンは、一発お見舞いすることだってできないよ(笑)

心の闇を昔話の中で晴らす、それは昔話の効用。
いや、文学の効用。

でも、これは子どもには語れないな(笑)
反発必至(笑)

いま、大人向けの再話集を編もうかと考えてるの。それで、この話を見つけた。
ひと足先にホームページにアップしようか?
類話は日本にもある。落語の「算段の平兵衛」と似ている。
とっても長いけど、笑い話だよん。

幼い子のための再話集も作る約束してるし、どちらを先にしようかな~💖

火星、見た?🌟

地球が太陽のまわりまわってるでしょ。
お隣で火星も太陽のまわりをまわってるんよね。
けど一緒にまわってるんじゃなくて、それぞれの円周をまわってるから、近づくこともあれば、遠ざかることもあるんだって。
今近くにいるのよ。
手を振ってごらん。火星人とあいさつできるよ。
7月31日が最接近だったんだって。今ちょっと離れていくとこね。
南の空に大きな赤い星がよく見える。
なんで赤いのかっていうとね、火が燃えてるんじゃなくて、鉄がさびてるからなんやって。
さびるってことは、酸素があるってことやね。
水もありそうだってニュースで言ってた。
地球の生命とよく似た何もんかがいるかもしれない。いいなあ。

台風が去って、また暑くなった。
からだが溶けそうな毎日やね。
でも、火星の温度は、きっと地球より涼しい。かな?
知らん。
でも暗い空に浮かんでるのを見てたら、涼しそうや。
金星も土星も涼しそう。
地球も火星から見たら涼しそうなんかな。

あ、極楽の蓮池は、涼しい風が吹いてるんやって。
仏教は暑いインド発祥やもんね、涼しいと極楽、極楽。理にかなってる。

イベント的おはなし会のはずが🛫

学童保育から、夏休みのおはなし会の依頼がありました。
ここの学童保育は以前も何度かお招きいただいたことがあります。
今は人数が増えて、全員で150人です。
なるほど、じゃあストーリーテリングは無理やな、と思っていたら、年齢別にクラス分けするので語ってほしいと頼まれました。
指導員さんたちにも、語りの良さや地味な絵本の読み聞かせの楽しさが浸透してきたのかなと、嬉しく思いました。
で、仲間たちと行ってきましたよ~

1組(1,2年生) (仲間)
おはなし「ジャックと豆の木」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』
絵本『いつもちこくの男の子 ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー』ジョン・バーニンガム/あかね書房
絵本『よかったね、ネッドくん』レミー・シャーリップ/偕成社
絵本『なにをたべたかわかる?』長新太/絵本館

2組(1,2年生) (仲間)
おはなし「ジャックと豆の木」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』
じゃんけん「ちーちゃんぱーちゃん」
おはなし「たにしとたぬき」『語りの森昔話集2ねむりねっこ』
絵本『いいからいいから』長谷川義史/絵本館

3・4組合同(3~6年生)
おはなし「七羽のからす」『おはなしのろうそく』東京子ども図書館
じゃんけん「ちーちゃんぱーちゃん」
おはなし「なまくらトック」『おはなしのろうそく』東京子ども図書館
おはなし「たこやき」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』

クーラーが入っているとはいえ、この暑さ。
それでも子どもたちはとっても元気に聞いてくれました。
高学年担当のヤンは、ずうっと子どもたちに押され気味でした~
ふだんから授業や朝学習でおはなしを聞いている子たちです。
いつもと違うおばちゃんに興味津々の様子でした(笑)