ヤン のすべての投稿

ヤン について

語りの森を作った魔女

ちょうちょ🐛

おはなし会に出かけていって、廊下を歩いてたら、支援学級の子たち+1名と先生が、飼育箱をのぞきこんで騒いでるので、何かと思って見たら、アゲハがチョウチョになったんだって。
どうやって箱から出そうかって、一生懸命だったの。
で、6年生がじょうずに放してやった。
みんなで「さよなら~」「またきてね~」
ついこの間まで幼稚園でおはなしを聞いていたA君が、りっぱにチョウチョと抜け殻の絵をかいて見せてくれました。

むかし、うちの子も同じことをしていたな。

もっとむかし、私も同じことをしていたな。

子どもたちはそうやって大きくなっていく。
いつの時代も。
延々と続く子どもたちの日々。

学童保育のお話会🐺

学校の授業全部終わってから、帰宅するまでのあいだ、家が留守の子どもたちは学童保育で過ごします。
留守家庭児童保育ってのが正式名かな。

教室でお勉強をして家に帰るまでのはざまの時間。
自由に闊達に遊びたい時間です。
でも、集団だからなかなかそうはいかない。

たった月に一度だけど、ホッとできる時間になったらいいなと思って、通っています。
だから、プログラムも、おはなしは軽いものにして、絵本を入れます。
これ、23日(水)のぶんね。

おはなし 「いい夢とつまらない旅」『空にうかんだお城』岩波書店
おはなし 「おいしいおかゆ」『おはなしのろうそく』東京子ども図書館
絵本 『もうちょっと もうちょっと』きむらゆういち文/高畠純絵/福音館書店
絵本 『いえすみねずみ』ジョン・バーニンガム作/谷川俊太郎訳/BL出版
絵本 『太陽へとぶ矢』ジェラルド・マクダーモット作/ほるぷ出版

おわってもなんとなくいつまでも読んでいてもらいたそう(笑)
つぎの授業のおはなし会はいつ?って、みんなに聞かれました。
喜んでくれてるんやね。うれしいです。

今日は図書館のおはなし会。
再話したばかり覚えたばかりの「したきりすずめ」をやったんだけど、ううう、ずうっと関係ないことでひとりで盛り上がっている2歳さんに、思わず(忘れるから黙っててくれる?)とお願いしたくなりました(笑)
ざんねんだけど、わが子だけを見ている親が増えてきたように思います。おはなしを聞きたいほかの子どもたちにも目をむけてほしいです。

気候のせいかなあ?
ちょっとお疲れ~のヤンでした🐰

続三匹のくま🐻🐻🐻

きょうは小学1年生のお話会
授業 一クラスずつ3回
おはなし 「おおかみと七匹の子やぎ」『子どもに語るグリムの昔話』こぐま社 (仲間)
おはなし 「あなのはなし」『おはなしのろうそく』東京子ども図書館 (仲間)
てあそび 「ちーちゃんぱーちゃん」のクラスと「木がおれる」のクラス。
おはなし 「三匹のくま」語りの森HP
本の紹介 楽しいお話25冊

小学校に入って初めてのお話会です。
生まれて初めてお話を聞く子もいます。
幼稚園から聞いていた子はおなじみのはなしばかりですが、学校で聞くとまた違った雰囲気なんでしょうね。

ヤンはまたまた「三匹のくま」
ああつかれた。ああおもしろかった(笑)
子どもがよろこぶとめっちゃサービスしたくなってねえ。
これはおはなしか?レクリエーションか?みたいな(笑)

くまたちが「だれかぼくのおかゆに口をつけたなあ」ってくりかえすでしょ。
「~いすにすわったなあ」「~べっどにねているぞ~」って。
たんびに男の子たちがひっくり返って笑うんですよ。こんなふうに、まるで歌舞伎でトンボを切るように。

これ、私から見た図ね。

でね、ちいさいくまが「だれかぼくのおかゆに口をつけたなあ」っていったら、これをやるから、
わたし「まだここはひっくり返るとこと違う。・・そしてぜんぶ食べちゃったあ。ここや!」
子ども 「どて~~~っ」

あ~あ。私いったい何もんやねん(笑)

三匹のくま🐻

今年度はおはなし会のハシゴはしないと宣言したその舌の根も乾かぬうちに、今日はふたつおはなし会をしました(笑)
小学1年生の朝学習と幼稚園4歳児のお話会です。
たまたまどちらも「三匹のくま」(語りの森HP≪外国の昔話≫より)

1年生

わたし「三匹の」
子ども「こぶた!」
わたし「ううん。三匹の」
子ども「やぎ!」
わたし「ううん。三匹の」
子ども「かめ!」「にわとり!」「うさぎ!」
わたし「くま!
で、語りはじめたのはいいんだけど、くまたちが散歩から帰ってきて、大きいくまが「だれかぼくのおかゆに口をつけたなあ」っていったら、いちばん後ろの端っこにすわっていた女の子が泣きだしたの!
あちゃ~😵
こんなの初めてだよ。
あわてたあわてた。しかも声出してしくしく泣くの。
すぐに先生が横に行って小声で話しかけ、もちろん私は話を中断して「大丈夫よ、最後はうまくいくからね、恐くないよ」って、遠くからだけど励まして。
で、他の子たちがすごかった、彼女のことが気になるんだけど、注目しないようにろうそくの周りに来て「溶けてきてるよ」「きれいやね」「〇△+」といい始めたの。
少しして彼女が落ち着いてから「つづけようか」って、おはなしを最後までやった。

あとで先生にたずねたら、あのとき突然忘れ物を思い出したんだって(笑)
そういえば、みんなは体操帽をかぶってたんだけど、彼女はかぶってなかった。
それで泣いちゃった。
かっわいい~~~
わたし「よかったですう」
先生「村上さんの迫真の演技が怖かったのかって心配しましたあ」
わたし(迫真の演技・・・?)~笑

幼稚園4歳児

わたし「小さいちっちゃいくまのは小さいちっちゃいお茶碗で~おっきいお茶碗でした」
子ども「おやつは?」
わたし「う、おやつもね」
子ども「ごはんは?」
わたし「う、ごはんもね」
わたし「~おかゆを作りました」
子ども「あ、おかゆや!」
そうそうそう、そのために先月「おいしいおかゆ」を語ったのであります(笑)

さすがにおばあさんが家宅侵入してくるとし~んと聞きはじめました。
あ、「ぶつぶつ文句をいいました」ではいちいち笑ってたけどね。
話が進んで
わたし「だれかぼくのおかゆに口をつけたな」
子ども「かわいい~💖💖💖」
わたし「だれかぼくのいすにすわったな」
子ども「かわいい~💖💖💖💖💖」
わたし「だれかぼくのベッドで寝たな」
子ども「ねてるやん! どっひゃ~」

4歳さんになったばかり。女の子がひとり、先生のところにはっていって「眠たい・・」

わたし「さておばあさんはどうなったでしょう?」
子ども「骨折した!」「骨折て何?」「あんな、骨がな、・・・」「逃げた」「血が出た」「死んだ」

「きょうは長い話、よく聞けたねえ。すごいねえ」ってほめたら、みんなとっても神妙な誇らしそうな顔をしてくれました。
おわったら、女の子たちが抱きついてきて、だっこだっこだっこ。
口々に自分のフルネームを教えてくれました。
このクラスは女の子が強いようですね(笑)

ひとりの子が、「また三匹のくまの絵本もってきてね」っていってくれました。
もちろん私は絵本を持っていったのではなくお話を語ったのです。
でも、その子にはちゃんと絵が見えていたんだね~

ほんと、子どもに語るといくらでも話題が尽きない(笑)
明日も1年生。こんどは授業で3回やります。

おんちょろアンケート🐭

みなさま、アンケートにご協力ありがとうございます。
一カ月たったので試みに集計してみました。HOMEにアンケート中間報告をアップしているのでみてね~💚

お応えいただいた13人のかた、ありがとうございました。
とっても興味深いご意見ご感想もいただきました。

関西、特に京阪神は、おはなしは共通語でやるのが主流。ヤンのように日常語で語る人は少数派です。
でも、山形のかたが書いてくださっているように、土地言葉の関西弁で語ると、同じストーリーでもふくらみが出ます。微妙な感情が押し付けでなく伝わるように思います。
バリバリの山形言葉、少しゆるめた山形言葉、共通語、どれも聞いてみたいなあ。

それと、メケー・ドマとか、人気はあるんだけどそのままでは分かりにくい部分があるという感想。これ、反省です。言葉の説明は仕方がないけど、ストーリーやイメージの説明をせんならんというのは再話者の責任ですね。

それにしても、みなさん、たくさん語ってくださってるんですね\(^o^)/
30話中、聞いたことある話が27話!
ヤンの知らない所でも語ってくださってるんだなあ。

がんばってよい再話をしますね。
ヤンは今、昔話資料を読むのがおもしろくてたまらない。
で、再話して語るのが楽しくてたまらない。
子どもが聞いて喜んでくれるのが嬉しくてたまらない。 
資料の著作権お持ちのかたがたからのエールも、泣きたいくらいに嬉しいし💖

アンケートまだ続けますので、これからもよろしく~