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ヤン について

語りの森を作った魔女

ささやかな

合唱の練習にでかけようと玄関を出た。
男の子が5人、わが家の前でたむろしていた。

わたし(お、この子たちはあの猿山の3年生。あ、いや新4年生だ)

子ども「あ、むらかみ!」
わたし(呼びすてかいな)
子ども「どこ行くん?」「おはなし会?」「学童やろ~?」
わたし「直Qバスで京都まで」
子ども「へえええ~」ちょっと尊敬のまなざしね。

夫が庭の手入れをしていた。

子ども「あ、あれ、あれ」
わたし「うん?」
子ども「あれ、あれ。だんなさん?」
夫「そやで。だんなさんやで」
子ども「へー」「へー」「へー」

わたし「いってきま~す」
子ども「ばいば~い」

ほんのささやかな日常のよろこび。

昨夜、祖父の夢を見た。
私の一歩前を歩いていた。
黒いフロックコートのにおいが懐かしくて、抱きついた。
よく見ると、4年前に亡くなった義父だった。
会えてうれしかった。

いのちのつながり。
ささやかな。

 

また大きな地震が起こっている。
ささやかな日常、ささやかな命のつながりが消える。

何人と、数では表すことのできないいのち。

ヤン

 

じゃがいもめだした♪

じゃがいもめだした
はなさかひらいた
はさみでちょんぎるぞ
えっさかほっさか、じゃんけんほい

共通語訳(笑)
ジャガイモが芽を出した
花が開いた
ハサミでちょん切るぞ
エッサカホッサカ、じゃんけんぽん

わらべ歌に著作権があるとは思えませんが、とりあえずこれは、ヤンが子どものころ唄っていた歌です。

ちょっと違っているのは、「じゃんけんほい」のところ。
ヤンが子どものころは、「いんじゃんほい」といっていました。
しかもこの「じゃ」は「jya」ではなくて「zya」。「ちゃ(cya)」とも聞こえる。古い音韻が残っていたのですね。
いまは、地域の子どもたちに合わせて「じゃんけんほい」といっています。

子どものころは、転校生が新しいじゃんけんをもってきたり、夏休み明けに田舎に帰った子が新しいじゃんけんを覚えてきたり、けっこう変化していたように思います。
覚えているので面白かったのは「じゃんけんじっしょ、あいことでほい

みなさんは、どんなじゃんけんをしますか?

 

 

図書館のおはなし会 最近の

路上に散る桜の花びらがきれいですね〜
花は盛りに月は隈無きをのみ見るものかは。とは、兼好法師さんの言葉ですね。 
さて、ちょっと気がかりなことがあるのです。
図書館のおはなし会にくる子どもたちの数が減っているのです。
この何か月の傾向です。
今までは常時20人前後で推移していたのですが、最近は10人前後。一ケタの
回が多くなっています。
う〜〜〜ん。
なにかひとつ魅力が足りない?
年齢制限がないので、幼児から高学年まで来てくれます。
おかげで本当にいい雰囲気でお話のひとときを過ごすことができます。
でも、3年生が二人と2歳になったばかりの子がひとり、なんていうときには、
何をしようかと戸惑います。
用意していた話が「ジャックと豆の木」と幼稚園児向きの話だったりすると、急
きょプログラム変更です。
ジャックは2歳さんには長すぎてかわいそうすぎる。でも3年生も楽しめる話を
しなくては…
これが20人くらいいれば強行突破するんですけどね。
お兄ちゃんおねえちゃんたちにつられて小さい子も聞いてくれるのです。
でも、三人となると…う〜〜〜む。
絵本は選びやすいし苦労はないのですが。
赤ちゃん絵本は必ず用意します。
大きい子も面白がるし、「あ、小さい子のために選んでくれてはるんやなあ」っ
て、子どもたち分かってくれますから。
でもね、お話選びが苦労なのです。
みなさんどうされてるのかなあ。
だれもが楽しめるお話会にしたいです。
月は隈無きをのみ…、ではありますが。
 ヤン

ありがとうございました。

関西もあっというまに桜の季節が訪れました。
ホームページのリニューアルやらなんやらで、年度末の嬉しいご報告が遅くなり
ました。
小学校のおはなし会では、学期ごとに先生の感想をいただいています。
子どもたちのではなく、先生の感想をお願いしています。
おいそがしいのに申し訳ないと思いながら、少しでも良いものをと思ってお願い
しているのです。
いつもは辛口の感想もいただくのですが、今回は、とっても嬉しいことばかりが
書かれていました。
非力ながら、苦労したかいがあったなあと、自画自賛です。
そのなかから。
* 借りていていただいた本も、取り合いになるくらい大人気です。日本の昔話
なのにまだまだ知らないお話ばかりだったようです。こどもたちに私も 読み聞
かせをしてあげたいと思います。
* ふだんは本を読むことの苦手な児童も、身を乗り出してお話を聞いていたの
で、教室でも積極的に読み聞かせをしたり、おすすめの本を紹介したい と思い
ます。
* 「ホレばあさん」が一番人気でした。自然の持つすばらしさ、人の価値につ
いて考えさせるお話でした。
* 「忠実なヨハネス」、長編でしたが、場面を想像しながら集中して楽しんで
聞いていました。
* 似たような状況が何度か繰り返されるお話だと、子どもたちは期待をし、予
測もするのか、待ってましたとばかりによろこんでいました。
お話を聞くというのはどういうことか、どうすれば子ども自ら本を手に取るよう
になるのか、という点で先生方も私も同じ考えに立っていると思いまし た。
地域のボランティアとして、やりがいを感じます。
もっともっと勉強して、工夫して、お役に立ちたいなあと心底思いました。
さて、新年度が始まりました。また先生方とタッグを組んで、がんばりま〜す!
  ヤン

リニューアルしました

ホームページ、リニューアルしました!
もう見てくださいました?
ページ数が増えてるでしょう。
え〜っ、どんだけ勉強するの〜っ?って?
はいはい、勉強してください(笑)
ほとんどは旧ホームページの内容を編集しただけですよ。
新しくしたのは「昔話の雑学」「昔話の語法」「ステップアップ」「絵本のこみ
ち」。
これは、ブログの中で話題になって、そのまま消えていきそうだったことを拾い
あげたのです。
少しずつ記事を増やしていく予定です。
わたしもがんばりますから、みなさんもがんばって読んでくださいね〜
さて。
ゆうべ息子が帰ってきた。
今朝の会話。
息子「石鹸ない?」
わたし「お風呂にあるやん」
息子「あれぺっちゃんこやし泡たたへんし、ひげそられへん」
わたし「洗面所にハンドソープあるやん。(心の中でーわたしの上等石鹸はだれ
にも貸さないぞ)」
息子「顔も殺菌したほうがええんかなあ」
わたし「(しょうがないなあ)私の貸したげるわ」
息子「これ大根の切ったやつ?」
わたし「大根の切ったやつでもひげそれるわ」
そういわれれば、どうみても大根の切ったやつに見える上等石鹸を持っているヤ
ンでした。
笑いは心の薬です。