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語りの森を作った魔女

心機一転というほどのことでも・・・😁

ちょっとばかりリニューアルしたんですよლ(╹◡╹ლ)

気づいてもらえました?
《外国の昔話》のレイアウト。

いままでおはなしをアップした順にずらずらと並べてきてましたよね。
あれって、探しにくいんじゃないかなって思って、分類分けしてみたんです。
基準は国際昔話話型カタログATU。

ATU⇒語りの森
動物昔話⇒動物たちの話(25)
魔法昔話・宗教的昔話・愚かな鬼の話⇒まほうの話(79)
現実的説話⇒人間たちの話(11)
笑話と小話・形式譚⇒おかしな話(17)

そしたら、発見!
なんて偏った選話なんでしょ(⊙x⊙;)
(  )の数字が話数。

まほうの話がダントツに多いやん。
しかも同じ話型の話が重なってるし。
これまで、新しい話を見つけては、おっもしろ~いと思って再話してきたらこうなった。
だいたいが子どもの頃から一貫してファンタジーが好きやったからね。
でも、全国の語り手たちがみんなおなじ好みのはずはないし。
子どもたちにもいろんな話を聞いてもらいたいし。
となると、このアンバランスを何とかしなくては!

プチ・リニューアルのおかげで、反省というか、見直しができました。
今まで再話しなかった傾向の話をさがそう!

もし、もしよ、全話型を再話したなら、2300話あまりになるぞ。
そらちょっとなんぎやなあ(笑)

そのうち、《日本の昔話》もレイアウトをリニューアルしますね~

 

 

あっという間に🌸🏫🌸

百花繚乱
さくら、はくもくれん、れんぎょう、はなもも
卒園、卒業、おめでとうございます。
たいへんななか、よくがんばりました。
入園、入学、進級、おめでとうございます。
無理しないで、そろりと歩いて行きましょう。

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きのうは、絵本のこみちを更新しました。
「友だち絵本」に出会えますように!

 

 

おおきなかぶはなぜ抜けた?

入学を迎える前に、国語の教科書に出てくる名作を子どもたちに楽しませておきましょう~
なんて、書いたら、学校の先生に怒られるかな?

子どもの頃、教科書をもらったら、すぐに読んじゃったって経験ありません?
私は、そういう子どもでした。そして、教室で習ったらちっとも面白くなかった、といういやな子でした~

1年生でかならず出てくるロシアの昔話「おおきなかぶ」
絵本になってますね。
A・トルストイ再話/内田莉莎子訳/佐藤忠良絵/福音館書店
昔話絵本の中でも3本の指に入る名作です。

この話は累積譚こちら⇒《昔話雑学》で、体の大きい者(おじいさん)からディミニエンドして最後は最小のねずみでおしまいという、とってもきれいな形をとっています。
かぶはたった一つ。⇒孤立性
かぶはめっちゃ大きい。⇒極端性
引っ張るときの掛け声をふくめ、同じ言葉が繰り返される。⇒抽象性(同じ場面は同じ言葉で繰り返す)
一番小さな一番最後の存在が決定的な力を持つ⇒最後部優先の法則

とまあこう書けば、昔話の語法の勉強の典型例みたいですね(笑)

でも子どもはそんなこと知りませんからね。
めっちゃ大きなかぶにびっくりし、次々走って出てくる者に歓声を上げ、繰り返しのリズムにのって楽しみます。
うんとこしょ、どっこいしょは、みんな必ずいっしょに歌いますね~

テーマなんてどうでもいいんです。
教訓はいりません。
お遊びですから。

さて、今日ご紹介したいのは、『「おおきなかぶ」はなぜ抜けた?』という昔話についての本です。
小長谷有紀編/講談社現代新書
世界じゅうの昔話や伝説について、その成り立ちやら多様な伝承の形を、分かりやすく説いています。

目次の一部を紹介します。
*なぜ「じゅうたん」が空をとぶのか?
*森にお菓子の家があるのはなぜか?
*英雄らしくない英雄が人をひきつける理由
*おなあさんはなぜ桃を食べたのか?

などなど、ね、読みたいでしょ~

「おおきなかぶ」の論考に、こんなことが書いてましたよ。
もともと「おおきなかぶ」は子どもの遊び歌だったらしいのです。それでね、「大きな仕事を成し遂げるには、みんなが力を一つに合わせることが大切だ」とか、「仕事を成し遂げるには、最後のひと踏ん張りが大切だ」とか、そんなことはどうでもよくて、子どものように素直にあるがままに受け入れて、ただただ楽しむことだって。

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きのうのHP更新は、久々に《日本の昔話》
愛媛県の子育て幽霊譚「幽霊和尚さま」
菜の花の季節に語ってくださいね~

 

 

3月のおはなし会🎎

3月9日(水)

幼稚園3歳児

ろうそくぱっ
おはなし「せかいでいちばんきれいな声」『おはなしのろうそく』東京子ども図書館
絵本『いないいないばあ』松谷みよ子/童心社
絵本『しろいかみ』谷内つねお/福音館書店
ろうそくぱっ

3回目のおはなし体験。
こどもたちは、もう、何が始まるかちゃんとわかってスタンバイしてくれていました。
始めに「こがも」の説明をしたので、そのやりとりのせいで、おはなしに入ってすぐは、ちょっとガチャガチャしましたけど。
前回絵本をわたしのひざに持って来た彼が、きょうは『いないいないばあ』を持って来てくれました。
『しろいかみ』は、わたしが持って行きました。
こどものとも0,1,2のシリーズです。
幼い子と同じように、何度も読んで欲しがりました。で、4回読んだかな。
4回目は、自分たちで声に出してました。
「ぐじゅぐじゅ」「びりびりびり」「ぱー」がおもしろかったみたい。
終わってから本を確認に来た子もしましたよ。
「図書館にあるからね」っていっときました。

幼稚園4歳児

ろうそくぱっ
おはなし「ホットケーキ」『おはなしのろうそく』東京子ども図書館
ろうそくぱっ

2月は「大工と鬼六」が申しわけなかったので(笑)、きょうは、張り切って乗せてやりました。乗った乗った(笑)!

わたし「子どもが七人ありました」
子ども「ええ~~~っ」

冒頭からノリノリでしたよ。
お父さんがフライパンをじっと見てるとこなんかも大うけ。
みんなでフライパンを見つめている光景がまざまざと見えて、めっちゃ面白かったです。
そう、イメージは、語り手だけが作るものではないのです。
聞き手の力、大ですね~

「おじさんぽじさんって、なんや~~~」
「めんどりぺんどりって、なんや~」
「おんどりごんどりって、なんや~」
もう、いちいち、うるさいのなんの。

最後に、一年間のお礼にと、歌ってくれました。
「お日さまになりたい」新沢としひこ作詞/中川ひろたか作曲

「だれかを好きになると、心があたたかくなる」🎵
「だれかを好きになると、心がやわらかくなる」🎵

思いっきり歌ってくれて嬉しかったです。
コロナでも、ちゃんと大声で歌う、その指導を尊いと思いました。

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きょうの《外国の昔話》は、ウクライナの昔話⇒「ムズィカ」
短いですが、心はげまされる話です。
語ってくださいね~

 

シカゴより~🏕🚂🛩

『シカゴよりこわい町』
『シカゴより好きな町』
『シカゴよりとんでもない町』

抱腹絶倒。
笑いつづけ~
はらはら、どきどき。
ほろっと熱い涙が止まらない~

リチャード・ペック作/斉藤倫子訳/東京創元社

3冊つづけて、やめられない、とまらない。

主人公は、ダウデル夫人といって、ごっつい体格の豪傑おばあちゃん。
イリノイ州の田舎町に、ひとりで暮らしていて、近所づきあいはしないというのが、モットー。
薪箱の裏に散弾銃を隠していて、ここぞというときには、撃つ!!!

時代は、第1次大戦後から第2次大戦後1958年くらいまでで、人びとは戦争や不況といった時代にほんろうされているんだけれど、おばあちゃんは、果敢に立ち向かって生きています。

『シカゴよりこわい町』は、シカゴに住む孫のジョーイとメアリ・アリスが、夏休みに一週間だけ、おばあちゃんの家に滞在します。13歳のジョーイの目から、破天荒な生活が語られます。

『シカゴより好きな町』は、15歳になったメアリ・アリスの目で語られます。シカゴの一家が貧しさでいっしょに暮らせなくなって、アリスがひとりでおばあちゃんと暮らすことになります。
ひどいいじめに遭いながらも、自然の中で生きる力をつけていきます。おばあちゃんの胸のすくような報復が見もの。

『シカゴよりとんでもない町』は、ダウデル夫人のとなりに崩れかけた牧師館があります。そこへ赴任してきた牧師の一家にとって、村の人たち(や子どもたち)とのあつれきは、尋常ではありません。ダウデル夫人の豪快な行動で教会を立て直していくいきさつが、牧師の息子のボブの目で語られます。

ひとつ、エピソードを紹介するとね、
『~好きな町』で、クリスマスも近いあるこごえるような寒い晩に、おばあちゃんは、針金やら棒やら、何かくさい液体の入ったびんやらピストルやらを持って、雪の中に出かけて行きます。メアリ・アリスを連れて。
闇の中で、おばあちゃんは、つぎつぎにアカギツネを仕留めます。メアリ・アリスは、ショックで凍り付きます。
おばあちゃんは、家に着くと、アカギツネの皮をはぎ、やがて現金に換えます。
クリスマスの日、孤独に耐えてきたメアリ・アリスのまえにジョーイが現れます。
アカギツネの毛皮は、ジョーイの列車の切符を買うためだったのです。
これが、おばあちゃんのクリスマスプレゼント。最高のプレゼントでした。

おばあちゃんのダイナミックで繊細な愛は、孫だけでなく理不尽な目にあっている隣人たちにも向けられます。

『~とんでもない町』のなかで、ボブは、このあともあちこちの村や町に引っ越しますが、このダウデル夫人のお隣に住んでいた1年間が、一番学びが大きかった時期だったといっています。

ひさしぶりに、ひとりで笑いころげました~

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今日も《外国の昔話》を更新しました。
ウクライナの昔話で「コースチンの息子」
昨日紹介した「誠実」は、ウクライナから近いロシア側の国境近くの小さな共和国の伝承です。
ロシア、ベラルーシ、ウクライナのスラブ民族が語り伝えた話を紹介したいと思います。
ウクライナの人たちの平和を祈って。