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第19回昔話の語法勉強会「仙人の教え」

雨とくもりばかりだったのが、今日は久しぶりに晴れました。
となるとやっぱり暑い~、蒸し暑い~💦
第19回になる昔話の語法勉強会は、この前の金曜日に行われました。
語法を勉強する話は「仙人の教え」です。
(『日本の昔話5ねずみのもちつき』おざわとしお再話 福音館書店)

今回は、講義のおしまいのほうに昔話の形式意思についての説明がありまして、これも何度も聞いているんですがやっと分かったように思いました。
今までは、なんとなく分からない(分からんのかい!)から、質問もどう聞いたらいいか分からない、頭の中がまとまらない、という状況だったんですが、初めて「分かったぞ(^o^)」という気になれました。
でも、すぐ忘れてしまうかもしれないという不安を抱えながら(笑)、それでもやっぱりわかって嬉しかったです。
ずっと昔から口伝えで昔話を語りついできた伝承の語り手さんたちの愛が、幸せな結末に帰結する昔話を生き残らせたのかと思いました。
ホームページの昔話の語法で、形式意思を説明しているのは → こちら
そして、同じく語法のページで、「仙人の教え」が出て来る箇所を挙げておきますね。
周囲の世界 → こちら
明確なすじ → こちら
固定性 → こちら
贈り物 → こちら
昔話の主人公2 → こちら
含世界性 → こちら
昔話の中の家族 → こちら

どんなことでもそうかもしれませんが、語法は勉強を続けていくうちにじわじわと、少しずつ分かって来るんですね。
それにしてもこんなに時間がかかるのは珍しいんじゃないでしょうか?
え?
わたしだけ?
わたしだけですか。
そうですか、どうも失礼しました<(_ _)>
でもめげずにこれからも受講します!
次はオンライン!
「仙人の教え」が復習できて嬉しいです(*^^)v

再話入門講座2

マスクが入っている袋を、なかなか破れなくてイライラすることってありませんか?
はさみを使わないと開かないとなると、もう怒り爆発というか。
力の弱くなった自分は悪くないという姿勢を貫いております(笑)

再話入門講座の2回目の報告をします!(^^)!
いよいよ、各自で再話してきた話をみんなの前で発表しました。
いろいろなおはなしが集まりましたよ~~

「ふしぎな白馬」『世界の民話28オーストリア』小澤俊夫/編 飯豊道男/訳 ぎょうせい
「コマドリとミソサザイの結婚」『新編世界むかし話集1イギリス編』山室静 文元社
「地蔵浄土」『新装日本の民話9山陽』稲田和子・立石憲利/編 ぎょうせい
「母の目玉」『鈴木サツ全昔話集と語り』小澤俊夫他/編 福音館書店
「はなたれ小僧」『中国山地の昔話-賀島飛左嫗伝承四百余話-』稲田浩二・立石憲利」/編 三省堂
「小僧の歌くらべ」『鼻きき甚兵衛-出雲の昔話-』臼井甚五郎/監修 田中瑩一他/編 桜楓社
「瓜子姫」『丹後伊根の昔話』京都府立総合資料館/編 京都府
「サヴィトリ姫と死神」『新編世界むかし話集7インド・中近東編』山室静 社会思想社
「知らない人に買ってもらいな」『ラテンアメリカの昔話』三原幸久 岩崎美術社

全部で9話、とても一回の勉強会ではできないので、2回に分けて行われました。
原話は前回みんなで読みあわせていますので、今回は各自が練ってきた再話を担当者が読み上げ、他の人はテキストを目で追いながら、耳で聞いておかしいところはないかをチェックします。
前回ヤンさんが、大まかな再話の方向を原話ごとにしてくださっていたのでみんなそれを目標にやって来たわけですが、各自の苦心の詰まった再話をたどりながら、言葉と格闘しました!
ヤンさんの、「どうしてこの言葉にしましたか?」「どうして…」の質問に答えられるか冷や冷やしながら、みんなでいっしょうけんめい話の筋を貫けているかをていねいに追っていきました。
次回は最終回、修正した再話を持ち寄って微調整ができて完成となる、はずでございます(笑)
再話というのは切りがないそうです。
最終の調整と思っていても、またその他の細かいことが気になったりして、終わりがない。
でもそのいろいろ細かいことを考えてこねくり回す経過が必要なんですね。
次回に向けてわたしも頑張ります~~

7月の日常語クラス

梅雨が明けた途端に大雨というのは、アルアルなんでしょうか?
今日も朝から雨で、うっとうしいですが気温が下がったので、がっつり食べ物の画像を選んでみました。
お腹空いてるもんで(笑)
7月の日常語クラスの報告です(^^♪

語り
「一休さんの大きな話」 語りの森HP → こちら
「さるかにがっせん」『語りの森昔話集4おもちホイコラショ』語りの森
「ラ・レアールの修道院長」『語りの森昔話集5ももたろう』語りの森
ヤンさんの語り
「鬼のひとり娘」 語りの森HP → こちら
テキストを日常語になおす
「笛ふき婿」『語りの森昔話集3しんぺいとうざ』語りの森
「佐渡の白つばき」『語りの森昔話集5ももたろう』語りの森
「おおかみのおくりもの」『日本の昔話2』福音館書店

今回も楽しいお勉強の時間でした。
特筆すべきは、どうしてもテキストを自分の言葉にできなかったので、元のテキスト通りに覚えたというケースがあったことです。
「ラ・レアールの修道院長」です。
エントリーされたあと、いつものようにテキストを日常語になおす作業をされましたがうまくいかず、前回の勉強会でそのことを説明されました。
ヤンさんが、「例えばこういう感じでできるのではないか…」と、例を挙げて指導されて、それならできるかもしれないからと再度挑戦されたのですが、やっぱり自分の言葉にできなかったということで、今回、元のテキスト通りに覚えて語られました。
そこに至るまでの努力とその課程に意味があったのだと強く思ったわけです。
確かに外国のおはなしですから難しいと思います。
すべての昔話を日常語にできるわけではないと思います。
テキストを日常語にする、自分の言葉にするという出発点のことを改めて考えました。

次回は9月です。
まだまだ暑そうですが、次の勉強会も楽しみです(*^▽^*)

6月のプライベートレッスン

言いたくありませんが、暑いですね。
冷たい物を食べると胃腸をこわすので、わたしはほとんど食べられないのですが、どうしても食べたくなるのがアイスクリームですね。
とても我慢できませんな(笑)

今月のプライベートレッスンの報告をします!(^^)!

一日目
語り
「アナンシと五」『子どもに聞かせる世界の民話』矢崎源九郎 実業之日本社
二日目
日常語による語り
「聞き耳」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』語りの森

「アナンシと五」を聞くと、わたしはいつも同じ本の中にある「ヤギとライオン」も対で思い出します。
今までたくさんのかたの語りを聞かせてもらって、たくさんのバージョンというか(笑)それぞれに違って個性あふれる語りなもんですから、忘れがたい語りの数々をいっぺんに思い出すんです。
語り手さんは、いろいろ一生懸命考えてこられて語ってくれているので申し訳ないんですが、わたしはこの日も、ただただ楽しく聞かせてもらいました。
「聞き耳」も楽しかった(*^▽^*)
子どもたちに語られたときに、聞き耳と聞いて(イヤマフみたいに)両手を耳に当てた子どもさんがいて、語り手さんは「両方なんや!」と思ったそうです。
語り手さんは片方だと思っていたそうで…。
昔話は、みんなの中にあるイメージがそれぞれ違って、それぞれが正解という、そこがいいですね。
ちなみにわたしも両方です。
常にステレオで音が聞こえてほしいから。

さて、来週はほぼ雨の予報らしいです。
暑いのもつらいけど、湿気もつらい。
「ゴチャゴチャ言うな!」と天の神さまに怒られそうなのでこの辺で失礼します。
ではまた(^o^)/

6月の中級クラス

ここ数日、梅雨だというのに30度をこす気温でへとへとなんですが、みなさんお変わりありませんか?
6月の中級クラスの日は、梅雨らしい雨の日でした。

手遊びの代わりに、初級クラスでもやりました輪唱をしました。
こんなとき、すでに経験済みのわたしは余裕でございます。
ヤンさんいわく、「輪唱は人の声に耳を澄まさなければならない。語りは反対に自分の声のみを聴いている。だから人の声を聞く経験をするのもいい」
なるほど、そういう意味があったのですね。
のんきに歌っておりました(/ω\)

語りのメニュー
「主がそうなら道具もそう」 語りの森HP → こちら
「たにし息子」 語りの森HP → こちら
「ブレーメンの音楽隊」『語りの森昔話集4おもちホイコラショ』語りの森
「さきぼそがらすの神」 語りの森HP → こちら
「熊の皮を着た男」『子どもに語るグリムの昔話1』こぐま社
ヤンさんの語り
「ボタンインコ」『ムギと王さま』エリナー・ファージョン 岩波書店

久々にヤンさんの「ボタンインコ」が聞けて良かったです。
初めて聞いたときの落ちの衝撃が忘れられません。
そしてなんて素敵ですごい話なんだと思ったものです。
ファージョンを語る人が多いのは、こんなふうに感動で心をわしづかみにされるからなんでしょうね。
でも、自分では語ろうという勇気はないです(笑)
今回、わたしはアイヌの昔話に初めてトライし、四苦八苦しました。
当分、難しい話は敬遠したい、休憩したい(笑)
さしあたり、再話入門講座の課題に挑戦しますぞ~~
ではまた(^o^)/