「おはなし会のプログラム」カテゴリーアーカイブ

ここ図書館だから~

 あたたかくて、晴天の12月9日土曜日の図書館おはなし会は、ウーカーさんとおらふの担当です。先週大入りだったので、今週はどうかなぁと思いながら、じゅうたんコーナーに行くと、子どもが一人、二人。あぁやっぱり少ないかもと、じゅうたんの上で待っていてくれてる子とのんびりお話していたのですが、さあ、はじめるぞという時間になっら、おや?いつの間にこんなに?という人だかり。おまけに「どんぐりころちゃん、(ヤンさんが)練習しといてって言ってたから、練習してきた!やりたい!」というので、「じゃあ、やる?」「やる!」「やる!」とのっけから押せ押せ状態に。

こども14人 おとな9人

プログラム
手あそび どんぐりころちゃん
手あそび メリークリスマス
おはなし「こびととくつや」『子どもに語るグリムの昔話6』野村泫 訳/こぐま社
絵本『くつくつだいすき~こんなくつあったらいいな~』スギヤマ カナヨ/福音館書店
おはなし「きつねとたぬき」語りの森昔話集4/村上郁 再話/語りの森
絵本『わたしのペットはまんまるいし』スティーブンW.マーティン作/サマンサ・コッテリル絵/久保陽子 訳/ポプラ社
絵本『こねこをひろったけどそだててみたら…』新井洋行/BL出版
絵本『どうぶつしりとりえほん』薮内正幸/岩崎書店
手あそび さよならあんころもち

 2歳~小学4年生の子どもたちが全力で「どんぐりころちゃん」をうたってくれるので、(ここ図書館のオープンスペースなんだけど……)とびくびくしながらも楽しいスタートになりました。とにかくにぎやかしのハイ状態の男子が多くて、またみなそれに乗っかるしで、もうもうにぎやか。うるさ……じゃなくて、ほんと楽しかった💓(「こびととくつや」には不向きな環境となってしまいましたが(笑))
 ウーカーさんのおはなしと動物の絵本三冊がまた、しり上がりに、みなの意表を突く展開となり、『どうぶつしりとりえほん』ではその頂点に。思わず「ここ図書館だからね~ちょっとちいさな声にして~」と何度か言っても全然ダメ。(後で図書館の方にあやまりをいれると、「そうだったの~」という感じで、ほっとしました)まあまあそんなわけで、子ども30人分くらいのパワーをもらったおはなし会でした。終わった直後ウーカーさんが一言「子どもを静めるための絵本も必要なんですね……」と。にこにこおとなしく控えめにきいてくれる子どもばかりではありません。がんばりましょう⁉

12月のおはなし会🎄

今年も府外の某小学校に語りに行ってきました(^///^)

12月6日(水)3年生1クラスずつ2回

まずは自己紹介。
一休寺のこととか、ちょこっと話してから、おはなしを始めます。

語り「ホレばあさん」『語るためのグリム童話』小沢俊夫監訳/小峰書店
語り「みじめおばさん」語りの森HP⇒こちら
手遊び 「メリークリスマス」
語り「かしこいモリー」『おはなしのろうそく』東京子ども図書館
子どもたちとの質疑応答

毎年お招きいただくのですが、毎年3年生なので、いつも初めてお話を聞く子どもたちです。
子どもたちの感想「本を読んでくれると思っていたら、何も見ないで話してくれたのでびっくりしました。とてもじょうずに、かまないで話してくれて、おもしろかったです」
いやいや、噛んだんですよ(笑)

「みじめおばさん」と「かしこいモリー」は、ここでは今回初めて選びました。
「ホレばあさん」は、しんと聞く話でしょ。これがメインで、これさえ聞いてくれたらOKです。

「みじめおばさん」は、参加型。お遊びです。
わたし「(死神は)なしの実をとろうとしました」
こども「あっ」「あっ」「ああ!」
わたし「死神は木にぶら下がってしまいました」
こども「笑・笑・笑」「えっ!じゃあ、みんな死なない?」
かしこいねえ(笑)
わたし「世の中はどうなったと思いますか?」
こども「人口が増える!」「老人が増える!」「老人ホームが増える!」
わたし「笑、もうだれも死ななくなったのです」
こども「火事になっても?」「車にひかれても?」「首を切られても?」
わたし「そう、首を切っても生きています」

「かしこいモリー」は新しい試みでした。
安定して聞いてくれる子どもたちでなければ、こういう試み・冒険はできないものです。それで、思い切ってやってみました。
子どもは成長するにつれ、脇役にも気持ちが行くので、大きい子ほど「モリー」には反発するのではないかと思います。大人がよい例ですね。
3年生の子どもたち、どこまで主人公になれるか~?
考える余地を与えないように、スピードアップして語りました。
はい、みんな、モリーになりきってくれました~
一番前に座っていた子は、モリーが大男に腕をつかまれたとき、がばっと両手で顔を隠しました(笑)

わたし「モリーは橋を渡れましたが、大男は」
子ども「わったれませ~~~ん!」
めっちゃ達成感があって、だれもモリーをどろぼうだとか、おかみさんがかわいそうとかいう子はいませんでした。

「ホレばあさん」と「みじめおばさん」では、「本当にあったこと?」って尋ねてましたが、昔話がファンタジーだと納得してくれたので、最後の「かしこいモリー」を受け入れられたのだと思います。

最も弱い存在の少女が強い意思で人生を切り開く話、なんとかしてあの子たちに聞かせたいと思いました。
3年生でも遅くはなかった。
他の話との組み合わせ、語りかたに工夫は必要ですが、もう少し上の学年でも試してみてもいいかもね(*^▽^*)

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きょうのおはなしひろばは、「むかでの医者むかえ」
笑ってくださいヾ(≧▽≦*)o

12月のあったかペーチカ🎄

今年最後のあったかペーチカは、ピンチヒッターのジミーが報告します。

「小僧さんとねこの絵」『語りの森昔話集5』語りの森
「クリスマスのごちそう」「クリスマスの三美女物語」出典不明
「大晦日のお客」『語りの森昔話集1』語りの森
「ものをいうたまご」『語りの森昔話集4』語りの森
「へこきじい」『日本の昔話1』福音館書店
「白雪姫」『語るためのグリム童話3』小峰書店
「デューク」『つめたいよるに』江國香織/新潮文庫
「かちかち山」『日本の昔話4』福音館書店
「こんこんさまにさしあげそうろう」同名絵本/森はな/PHP出版

この日はうれしいことに、ほんとにお久しぶりのベテラン語り手さんが3人も来てくださって、一時間半余りのあいだ、じっくり聞く話、大笑いする話、毛色の違ういろんな話を聞けて、とっても楽しかったです。
得した気分です。
話ごとに聞き手の気持ちが大きく動くから、集中したり、笑ったり、もう忙しかったですよ。
おはなしのラインナップを見てください。
年末とかクリスマス、冬というふうに季節はだいたいまとまっているんですが、内容はいろいろというかバラバラ(笑)
お久しぶりのベテランさん3人は、安定の語りと面白さ・味わいがあり、来られなかった方がかわいそうな気がします。
語りが終わったらもう部屋を出なくてはいけない時間になり、その後図書館の片隅で感想を言い合ったんですが、それがまた楽しかったです。
みなさん、やっぱり自分やほかのかたの語りについて、聞きたい・しゃべりたいという気持ちを持っておられたんでしょうね。
狭い場所でほんとの井戸端会議を小一時間ほどして「ああ、楽しかった~」と分かれたのでした。

次回は、1月18日(木)です(^O^)/

ちょっとづつ 常連さんが…💓

 12月2日土曜日の図書館おはなし会は、ほんとにたくさんの方が来てくださって、入れ代わり立ち代わりではありますが、
子ども 22人! おとな11人!

手あそび メリークリスマス
おはなし 「みじめおばさん」語りの森HP
絵本 『みなみのしまのサンタクロース』斉藤洋:作/高畠純:絵/佼成出版社
絵本 『まじょのすいぞくかん』佐々木マキ/福音館書店
絵本 『やさいのせなか』きうちかつ/福音館書店
手あそび さよならあんころもち

 おはなし、楽しんでいましたね~
途中ヤンさんがひと味加えるから、さらにおもしろくなっちゃうんですよね。
ヤンさん「『死神』ってわかる?知ってる?」 子ども「知ってるよぉ」 
ヤンさん「死ぬ時に現れる神さま……顔はどくろで……」 子ども「そうそう」
ヤンさん「会ったことある?」 子ども「なーい」「ない」「ない」「ある!」
ヤンさん「あるの?」 会場(笑)
 おはなし会に何回か来てくれている兄弟さんが、いろいろ楽しませてくれました。
『やさいのせなか』も盛り上がってましたね!『やさいのおなか』はつかえるけど、こっちはそれほどでも……という話の方がよくきいていたので、
やっぱり読み手次第なのかな。絵本への愛が足りなかったのかな。
でも疑問は残りますよね。メロンは野菜枠で納得ですが、アボカドは?
子どもから「木になる実だからくだものだよ」との声。ですよね~。
で、つぎが「いんげん豆」子ども「?にんげんまめ?」「にんげんまめ~」もう、かわいい。関西にお住いのお母さま、お父さま、どうぞ関西人魂を育てて下さい!
ウチの娘は関西の人でないと話がおもしろくなくて結婚できないと言っています。あーでも贅沢言ってるんじゃないよ!話がそれましたスミマセン。
そして、なぜかきんめだいが。やさい拓だから、魚拓も出しちゃえみたいな?
子ども「やさいちゃう~」
 ほんの30分のおはなし会ですが、嫌なことも忘れられるというか、リセットできてしまうのは、おはなしの力、絵本の力、肉声の力、その場にいる人と人との共鳴が自分への力になってくれるから、という気がします。
 それと死神が、「なしの木に何年もぶらさがってる」というのも、落ち込んだら思い出そう。

秋のにぎわいかな

 予報では週末は冷えるいうことでしたが、日中はそれほどでもなく図書館は「読書の秋」でにぎわってましたね!
11月26日土曜日のおはなし会は、こども14人 大人10人

手あそび どんぐりころちゃん
おはなし 「ひなどりとねこ」『子どもに聞かせる世界の民話』矢崎源九郎/実業之日本社
絵本 『10ぴきのおばけのけんこうしんだん』にしかわ おさむ/ひかりのくに
絵本 『ねえ、どれが いい?』ジョン・バーニンガム/松川真弓 訳/評論社
絵本 『とんで やすんで かんがえて』五味太郎/偕成社
手あそび さよならあんころもち

 ほんとに子どもの表情って、いいですよね~
「……ケーキがあんまりおいしかったものですから、ひなどりは、みんな食べてしまいました。」の時の、
目をまんまるくして、『‼えっ!?どうするの!』の顔、ちゃんと見てましたよ!
 でも最近おはなし会に足を止めてくれるのは子どもだけではないような気がします。ちょこちょこしている小さい子どもがおはなし会の場からいなくなっても、お父さんはそのままいてくれたり、「あ~もうちょっと見てたいのに……」(というように見える)パパとママが小さい小さい子どもに手を引かれて退場していく……というような場面ちょくちょくあります。「おはなしの部屋」に入ってまでは……という方も、出入り自由状態のオープンスペースなら足を止めてくれるんですね。うれしいことです!
 で・す・が、今日の予定メニューは「かしこいモリー」。通りがかりにおはなしを初めて聞くおとなにはハードルがたかいような気がします。どきどき?しながらモリーやるのか⁉と待っていると、
ヤンさん 「今日のおはなしは………『ひなどりとねこ』」  
と、いうわけでモリーはおあずけとなってしまいましたが、楽しいおはなし会であることに間違いないので、まずは今のおはなし会の場を大事にして、一回一回のおはなしを大事にしていきたいです!
盛り上がった『ねえ、どれがいい?』、新しくなっていたんですね!ききやすくなっていたし、よかったです!
来週はいよいよ12月ですね。子どもは街の華やかさにうきうきしながも内面は内へ内へと向かっていく季節です。来週も楽しみです😊