「おはなし会のプログラム」カテゴリーアーカイブ

ブックトークその後🎁

しばらく「今週のおはなし会」の報告をしてなかったけどね、お話会はあったのですよ😁
いまさらまとめて書けないので、ブックトークでちょっと心に残った事を報告します。

小学2年生で2月に雪のおはなし会をした、その報告はこちら
でね、3月、同じ子どもたちの所におはなし会に行ったらね、何人かの子が、「きょうは、おはなしだけ?」ってきくの。
「そうよ」って答えると、ニコッと笑って「よかった」って。
ブックトークが不満だったんだって。
そういえば、紹介をしているとき、しきりに「読んで」「今読んで」って圧力をかけてきてたのね😅

紹介された本が面白そうだったから、すぐに読みたかった(読んで欲しかった)のです。
だからブックトークとしては成功だったのです。
けど、10冊程度を紹介する本格的なブックトークという形自体に、疑問が残りました。
ふだんは30冊をどーんと紹介するのね。すると、子どもたち、わあってよろこんで、おはなし会が終わったらわれ先に手に取って読む。
そんな形のほうが、いいなと思いました。

さて、5年生では、「児童文学の古典」をテーマに、30冊ドーンと紹介しました。
やっぱりおはなし会が終わると、わあって寄ってきて手に取りました。
「次のクラスが終わったら、教室に持って行ってもらうからね」といって、休憩時間になりました。
すると、男の子がひとり、残って、スティーブンソンの『宝島』を読みはじめました。
20分の休憩時間、没頭していましたね。
ああ、同志や💕 と思って、めっちゃうれしかった。

このブックトークでは、1745年にニューベリーが初めて子供の本屋を開いたことを話しました。
そして、それ以来、子どものために書かれた本がたくさん出版されたこと、売れるためではなくて、子どものために書いた人たちがたくさんいたこと、それは今でも出版され続けていること、そんな話をしました。
そして、
「みんな、もうすぐ大人になるね。これらの本は、子どものために書かれたお話だから、子どものうちに読んでね」といったら、みんな、まじめな顔で、うなずいてくれました。
そのときに、担任の先生が、京都駅の美術館に『長くつしたのピッピ展』に行ってきたことを話されました。
子どもたちと先生と、ともに喜んでくださって、ボランティアとしてすっごくやりがいを感じましたねえ。

この学校のおはなし会は、今年度の最終が1年生の朝学習でした。
「かしこいモリー」を楽しみました。
わたし「長いお話がよく聞けるようになったねえ」
子ども「長いお話をよく覚えられるなあ」
ちゃんちゃん🤣🤣🤣

明日は雨だから?

三月になりました。穏やかな日差しに誘われて、
みんなお出かけしちゃったかな?
日曜日は雨、雨、雨って、いってましたから。
今週土曜日の図書館のおはなし会は、
ちよっとさみしく子ども6人、大人3人。

手遊び  「梅にうぐいすじゃんけん」
おはなし 「おおかみと七匹のこやぎ」
絵本   「るすばん」 さとうわきこ さく福音館書店
絵本   「ごぶごぶ ごぼごぼ」 駒形克己 さく 福音館書店
絵本   「ティッチ」 パット・ハッチンスさく・え 福音館書店
手遊び  「さよならあんころもち」

きれいな花が咲くにはこの時期の雨が大切なんですよね。
今年の花はどんなんかな~

雪のおはなし会⛄

2月13日(水)
2年生 授業 一クラスずつ二回
おはなし「ホレばあさん」『語るためのグリム童話』小澤俊夫監訳/小峰書店
おはなし「つるの恩返し」語りの森HP(仲間)
ブックトーク「雪」

ブックトークを25分と、長めに取りました。
ふだんは短時間でたくさんの本を紹介するので、駆け足です。が、今回は、雪を楽しむことをテーマにじっくりやってみました。
まあ、これが本来のブックトークですが。
とりあげた本をあげておきますね。
☆はぜんぶ読んだ本。@は、絵を見ながらかいつまんで紹介。

ふたつのストーリーテリングで雪をイメージした後、こんどは視覚でも楽しみます。
☆『ゆきのひ』エズラ=ジャック・キーツ作/木島始訳/偕成社
@『だるまちゃんとうさぎちゃん』加古里子作/福音館書店
@『ゆきのひのホネホネさん』にしむらあつこ作/福音館書店
わたしたちの土地ではこんなに雪が積もることがないので、雪の日の遊びの面白さを本の中で実感してみたわけです。

つぎは、雪で家をつくる、写真絵本です。
@『「イグルー」をつくる』ウーリ・ステルツァー文・千葉茂樹訳/あすなろ書房
大好評でした。ほぼ全ページをいっしょに見ました。

つぎは、初めての雪。
@『リスとはじめての雪』ゼバスティアン・メッシェンモーザー作/松永美穂訳/コンセル
これは、大笑いでしたね。作者のユーモアに拍手!
@『ゆき』ユリ・シュルヴィッツ作/さくまゆみこ訳/あすなろ書房
@『ゆき!ゆき!ゆき!』オリヴィエ・ダンレイ作/たなかまや訳/評論社

雪を体験したい。少しでいいからふってこないかなと期待が高まったところで、科学絵本に移ります。
☆『きらきら』谷川俊太郎文/吉田六郎写真/アリス館
雪の結晶への好奇心をくすぐっておくと、案の定・・・
@『雪の結晶ノート』マーク・カッシーノ、ジョン・ネルソン作/千葉茂樹訳/あすなろ書房
こんな本が読みたかった!!!って言った男の子がいましたよ。

@『雪の写真家ベントレー』ジャクリーン・ブリッグズ・マーティン作/メアリー・アゼアリアン絵/千葉茂樹訳/BL出版
@『水の本』ピエール・マリ・バラ作/手塚千史訳/岳陽舎
@『お天気の本』パスカル・ド・ブルゴアン作/手塚千史訳/岳陽舎
水の3つの状態を、「水蒸気、水、氷」と、ちゃんと言い当てた子がいました!賢いなあ。
@『水のぼうけん』アーサー・ドロス作/神鳥統夫訳/リブリオ出版
@『水のたび』ジョアンナ・コール文/ブルース・ディーギン絵/藤田千枝訳/岩波書店

結局、この冬、雪はほとんど降っていません。
本の中だけでも、楽しんでくれているかな。
教室に一カ月置いて帰りました。

梅 に 鶯

立春も過ぎ「いつまでもおもち焼いていられないね」と、
いうことで、この土曜日、図書館のおはなし会は

手遊び  「うめにうぐいすジャンケン」
おはなし 「七羽のからす」
おはなし 「アナンシと五」
絵本   「ゆきのひ」 エズラ=ジャック=キーツぶん・え 偕成社
絵本   「きらきら」 谷川俊太郎文 吉田六郎写真 アリス館 

今週は3連休のせいか少なめ3歳から9歳の子ども8人、大人6人が
しっとりとおはなしの時間を過ごしました。

「七羽のカラス」はやっぱすごいね。3歳の男のも
(たしか初めて来たときにはえらく騒いでたような)
お母さんの膝でニコニコ聞いていた。
声の音で楽しんでるんですかねぇ。
そして、きれいな雪を見て心が洗われたようでしたよ~

今週のおはなし会😘

2月4日(月)
小学1年生 授業 一クラスずつ3回
おはなし「三びきの子ブタ」『イギリスとアイルランドの昔話』石井桃子訳/福音館書店(仲間)
おはなし「アナンシと五」『子どもに聞かせる世界の民話』矢崎源九郎編/実業之日本社
じゃんけん ちーちゃんぱーちゃん
おはなし「ひなどりとねこ」『子どもに聞かせる世界の民話』矢崎源九郎編/実業之日本社
絵本『うしはどこでも「モ~!」』エレン・スラスキン・ワインスティーン作/すずき出版
ミニブックトーク「動物の物語」
「ひなどりとねこ」のあと、子どもたちが、「ねこはどうなったん?」って聞くの。
ヤンは、そんなこと考えたことなかったけどね~
わたし「どうなったんやろねえ」
子ども「ぶっとんでった」
子ども「ほんで地球を一周した」
子ども「ほんでな、宇宙までいってな・・・」
ああそうか、ひなどりのくしゃみが大きかったからやね。なんと愉しい想像力。

5日(火)
中学1年生 朝学習
おはなし「酋長カイレ」『語りの森昔話集2ねむりねっこ』村上再話
中一で最後のおはなし会でした~

6日(水)
6年生 授業 一クラスずつ二回
おはなし「忠実なヨハネス」『語るためのグリム童話1』小澤俊夫監訳/小峰書店
おはなし「地獄に行った吉兵衛さん」『語りの森昔話集2ねむりねっこ』村上再話(仲間)
ミニブックトーク「谷川俊太郎」
「忠実なヨハネス」は、2月7日のブログを見てくださいね~

7日(木)
6年生 授業 一クラスずつ二回
おはなし「忠実なヨハネス」『語るためのグリム童話1』小澤俊夫監訳/小峰書店
おはなし「地獄に行った吉兵衛さん」『語りの森昔話集2ねむりねっこ』村上再話(仲間)
ミニブックトーク「谷川俊太郎」
「地獄に行った吉兵衛さん」は、仲間の日常語による語りです。
笑い話なので、間が命(笑)
だいたいが高学年ってあんまり反応を見せてくれないので、笑いも少なくって、語りにくかったと思います。
来年の話をしたら鬼が笑うという言い伝えをどう子どもに伝えるかもネックやね。

8日(金)
支援学級 朝学習
絵本『ひみつのカレーライス』井上荒野作/田中清代絵/アリス館
絵本『ぼくはフクロウ』フィリップ・バンティング作/木坂涼訳/BL出版
絵本『ちいさなエリオット おおきなまちで』マイク・クラトウ作/福本友美子訳/マイクロマガジン社
絵本『ことばのこばこ』和田誠作/瑞雲社
心のやさしい子どもたちです。
『ぼくはフクロウ』は言葉遊びを楽しむ本です。
もちろん、わらって何やかやいいながら聞いていましたが、「ビッグ&スモールダロウ」のところで、1年生が、大きなフクロウを6年生、小さなフクロウを自分にそっくりだといって笑いました。6年生もまんざらでない様子(笑)
あとは、出て来るフクロウを、〇〇君や!△△君や!といいあって、ほんとに楽しそう。
『ちいさなエリオット』では、最後に手に入ったのがカップケーキだけでなくて、ねずみ君と友達になったのを、とっても嬉しそうに感心して聞いてくれました。

小学3年生 授業 3クラス合同(子どもたちと保護者)
おはなし「七羽のからす」『おはなしのろうそく』東京子ども図書館
おはなし「こびとのおくりもの」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』村上再話
じゃんけん「ちーちゃんぱーちゃん」
おはなし「雪おなご」『日本の昔話5』小澤俊夫再話/福音館書店(日常語で)
おはなし「アナンシと五」『子どもに聞かせる世界の民話』矢崎源九郎編/実業之日本社
前半は、子どもたちがお話を語って発表し、保護者が聞き、昔話についての考えを深める時間でした。
え?
子どもたちが語るって?
そうなんです。よく頑張りました。とっても楽しかった。
語ってくれたのは、「ありとこおろぎ」「六匹のうさぎ」「半分のにわとり」「だんごころころ」「この世の光」
そう、ぜんぶ語りの森昔話集から。再話者として、こんなに嬉しいことはありません。
ひとりか、またはふたりペアで、グループに分かれて発表です。
後半、わたしが語りました。食い入るように聞いてくれましたよ。
キリスト教系の学校なので、「七羽のからす」の冒頭、洗礼に使う水が間に合わないことの重大さが、子どもたち、とてもよくわかるのです。洗礼の水が間に合わないことと、父親が呪うことと、息子たちが真っ黒なからすになること、この三つのことがらが同等の重みで、ずっしりとのしかかってくるのです。そこへ、美しい妹が登場、世界の果てまで兄さんたちをさがしに出かけます。
「七羽のからす」はあちこちで語りますが、毎年、ここの学校で語るのが、一番好きです。手ごたえがあります。
最後に保護者のかたからの質問。
なぜこの4話を選んだのかということ、わが子に読み聞かせるには、どんな話をどんなふうに読めばいいのかということ。
短時間でしたが、とっても大切なことを聞いてくださってうれしかったです。

はい、一週間、おしまい。

あしたはとしょかんであそぼ~📔📚📕