「勉強会」カテゴリーアーカイブ

7月中級講座

ぽんです。
久々に連続投稿です。
だって、日を置かずに書こうって決めたんだもん。
昨日は、ババ・ヤガーの中級講座でした。
中級講座、現在は受講者9名。講師はヤン先生。
毎回3者が1話ずつ語り、それについてヤン先生と語り手を中心に検討を重ねて
います。
そして、そして、この講義には恐怖のレポートがあります。
自分の語る月の前の回に、自分の語るお話についてレポートを書いて、出典と共
に全員に配ることが課せられています。
この講座2ヶ月に1回ですので、必然的に自分の語る月の2ヶ月前が提出月とな
ります。
し・か・も・・・、このレポート、不完全だった時には、ヤン先生から課題が提
示され、追加レポートの作成が言い渡されます。
ああ、恐い。
今月、そんなまな板の上に乗ったお話は、
「いばら姫」 『語るためのグリム童話③ 白雪姫』 小峰書店
「明かりをくれ!」 『おはなしのろうそく30』 東京子ども図書館
「こぶとりじい」 『子どもに語る日本の昔話①』 こぐま社
ね、今回は3者3様のお話。
ラインナップとしてはおもしろかったです。(なんと、無責任なコメント)
3者それぞれが、ヤン先生の鋭い指摘の元、半ばしどろもどろになりながら、意
見を述べていました。
いや〜、いつもながらヤン先生の指導が、冴え渡り、時間オーバー気味。
出典自身の問題、出典の選び方の問題、語り方の問題、そのお話の姿をどう捉え
るかの問題。
いつも検討すべき問題が山積みとなってしまいます。
う〜ん、私も含めて、受講者がもっと頑張らねば、ね。
そのお話を語った人も、それ以外の人も、本当に勉強になる2時間半です。
時間を有効に使うために、担当者(そのお話を語る人)が、もっと深く自分のお
話に関わって勉強会に持って来なくては・・・と11月に語る私(つま り、次
回9月にレポート提出)は、心に誓うのでした。
          by ぽん

6月の日常語講座  by ジミー

こんにちは、ジミーです。
今月の日常語講座の報告はジミーがさせていただきます。
テキスト
①「弓の名人」
語り
②「とら猫と和尚さん」
③「聞き耳ずきん」
④「桃太郎」
⑤「ねずみのもちつき」
⑥「猿の肝」
⑦「捨て子と鬼」
出典は、①⑥が『子どもと家庭のための奈良の民話』
それ以外は、福音館書店の『日本の昔話』です。
ご覧のとおり、テキストがひとつ、語りが6つということで、いつもとは違い先
にテキスト、その後お話会形式にての日常語講座でした。
すべてが日常語で語られるプチお話会という感じで、なごみました〜〜
でも、なごんでばかりはいられません。
語りの後の勉強会の部分、ジミーは「とら猫と和尚さん」でしたから心してご指
導を受けました。
今朝まではテキストどおりに練習していたのが、いざ人前で語ると、より自分の
ふだんの言葉に変わっていたというのが分かりました。
つまり、指摘してもらって初めて分かるという恐ろしさ。
いや、ちゃんと覚えていないだけという反省…。
私は日常語で語るのはとても楽しいです。
でも、楽しいだけではいけない、その先を越えなければ…、とは、スティー
ビー・ワンダーが言ってました。
来週、小学校1年生に語ります。
気を引き締めて練習しなくちゃ!! 

第三回昔話の語法勉強会 ご報告 byぽん

ぽんです。
先週の金曜日に、第三回昔話の語法勉強会をおこないました。
ご参加下さった皆さま、ありがとうございました。
今回は「『七羽のからす』を丁寧に読む」ということで、
グリム童話の「七羽のからす」(出典『昔話絵本を考える』松岡享子/著)を題
材に、
昔話の語法をひとつひとつ丁寧に取り上げて、説明して頂きました。
「昔話の語法」というと、小澤昔ばなし大学に通っていないとわかりにくいので
はと、考えられがちですが、
今回は、「語法ってなに?」という方にも、わかって頂けることを目的に勉強会
を企画しました。
そして、その企画通りに、とても平易でわかりやすい講義だったと思います。
普段、子ども達の前で語るのに、「語法」などという小難しい考え方など不要と
言う方もおられますが、
私は、伝承されている昔話には、独特の語り口(これを昔話の語法と呼んでいま
す)があって、それがあるからこそ、その独特の語り口に沿って語られ ている
からこそ、伝承されてきた昔話は耳で聞いてわかりやすいわけで、それを知った
上で語るのか、それとも知らずに語るのかでは、語り方が随分変 わってくると
思っています。
今後もババヤガーでは、「昔話の語法勉強会」を不定期に続けていくつもりです。
今回参加された方も、また事情で参加できなかった方も、また、次の機会にご参
加下さいね。
お待ちしています。
では。

5月日常語

ぽんです。
また、夜中の投稿となりました。
一昨日の金曜日(5/15)は日常語勉強会でした。
語り・・・なし
テキスト
「あめは毒」
「つぶ婿」
「桃太郎」
「とら猫と和尚さん」
今回テキストで出されたお話の出典は、全て
福音館書店刊「日本の昔話 全五巻」 小澤俊夫/再話です。
さて、今回は語られた方ゼロ、テキストの方4名
ということで、時間的に余裕のある勉強会となりました。
が、、、濃ーーーい内容でした。
何がって?
『和尚さん』か、それとも『和尚さま』か。
「とら猫と和尚さん」でのこと。
このお話、ご存じですか?
主人公はお坊さんとそのペットの猫のとら。
まず、定石通り、地の文で主人公のお坊さんのことが説明されます。
貧乏だとか、なんだとかね、その時の表記は『和尚さん』。
で、ストーリーが動き出します。
この間ずっと『和尚さん』
そして、お話の丁度半分ぐらいのところで、
主人公のお坊さんが飼い猫のとらの夢を見ます。
とらは夢の中で主人公のお坊さんに語りかけます。
『和尚さま、和尚さま。・・・。』  この時の表記は『和尚さま』
とらの台詞が終わると、また、地の文で『和尚さん』
そして、ストーリーは佳境に入ります。
とらの言葉通り、地主の娘が亡くなり、葬式が出されます。
地主ですから、大きいお寺の偉い坊さんが呼んでこられます。
この時の表記『りっぱなお寺のえらい和尚さま』
その後、とらの言葉通りにストーリーが展開していきます
(ああ、これは、出来事により言葉の繰り返しですね。語法どおり!)
で、近所のばあさんの台詞
「もう一人、貧乏寺に和尚さまがおる」 この時『和尚さま』
地の文に戻って『和尚さん』
そして、とらのお陰で奇跡が起こります。(そない、たいそうやないねんけどね)
すると、地主が感謝して言います。『こんなにりっぱな和尚さまを・・・』
そして、地の文『和尚さん』
あれあれあれ、『和尚さん』だったり『和尚さま』だったり・・・。
同じ人物を表すのにね。そして、よその寺の偉い坊さんは『和尚さま』
うーーん。みなさん、どう考えます?
台詞を言ってる人物が、主人公のお坊さんのことを尊敬しているときには『さ
ま』付け。
でも、地の文では、主人公のお坊さんことは『さん』
尊敬してないから? 
主人公のお坊さんとは別の、よその寺の偉いお坊さんのことは『さま』付け。
これは、なぜ?
大きい寺のお坊さんだから、尊敬されてるん?
ん?あれ?
尊敬しているのは、誰?
語り手?それとも、これを再話した再話者? 聞き手? 読者?
ん?
ところが、ところが、この原話となっている「鈴木サツ全昔話集」でサツさんは
全部『おっしょさま』
でも、原話の題では「和尚さん」だし、CDでもナレーターは題名を「和尚さ
ん」と言ってるんだって。
この違いに気が付いて「なんや、しっくりこんなぁ」と言い出したのはヤン先生
でした。
(ものすごい、大阪弁やね)
だってね、地の文であれ台詞であれ、語ってるのは一人なんですよ。
尊敬したり、しなかったりしないでしょ。いつも一定のはずですよね。
だって、サツさんは「おっしょさま」一つなんだから。
では、『さん』だったり『さま』だったりするのは、誰の意図?
その意図は再話の文章の中に表してもいいの?
結論は、、、もちろん、、、でません。
再話者に、質問もできないし・・・。
(質問みたら、という声も聞こえてきますが・・・そんなん聞かれへんやん。)
皆さんはどう考えますか?
ちょっと説明がわかりにくかったかも・・・。
福音館書店出版『日本の昔話4 さるかにかっせん』に入っています。
一度読んで、確認してみて下さい。
そして、皆さんの考えをお待ちしています。
ぽんでした。

5月中級講座 byぽん

ぽんです。
5月になりました。
えっ、もう、8日やで、何ぼけてんねんって?
いろいろあった4月を何とか乗り切り、
今、私の気分としては「あぁ、やっと念願の5月」そんな感じです。
さて、今日は中級講座でした。
ご出席下さった皆さん、ありがとうございました。
今日は三人語りました。
三者三様。まさにこの言葉がピッタリな勉強会でした。
①「貧乏神」
出典『雪の夜ばなしー福島の民話』 遠藤登志子・著 ふるさと企画
②「カオ兄弟の物語」
出典『子どもに語るアジアの昔話』 こぐま社
③「「悪魔とその弟子」
出典『吸血鬼の花嫁 ブルガリアの昔話』 福音館書店
ねえ、濃いでしょう?よりにもよってこの三話。
①出典が福島弁。(会津弁かな?) 関西アクセントでない方が語られたので、
100パーセント関西アクセントの私には、福島の言葉みたいに聞こえました。
出典の文章の印象が、遠藤登志子さんの話術に寄ってる所もあるように思えました。
語るのは、大人の前で・・・?。
②ベトナムのお話。
ベトナムでは有名な悲恋物語だそうです。
本文中に台詞はたった一つ 「おねえさん」。
ベトナムの結婚式での風習はこの種のお話から来ているとか。
松岡恭子さんがこのおはなしについて、巻末の『お話について』の中で
「まっすぐにピンとはりつめた空気が流れています
〜(中略)〜
慎みや自制心、思いやりや自己犠牲〜(中略)〜合理的でないと思われる徳を
扱っていますが、
その中から生じるある種の美しさ〜(略)」
と書いておられます。
これも、大人の前で・・・?それともティーンエイジャーに?
③ご存じ「クラバート伝説」と同じ話型のお話。
この出典も昔話集であって、語りの為に書かれたものではありません。
さあ、どうする?
このお話の原話にもどって再話しなおすのか?この出典で無理矢理語るのか?
そして、もっと根本的問題として、「クラバート伝説」を語るのか、それとも同
じ話型のおはなしを語るのか?
皆さん、まさに三者三様。
3名それぞれが、自分の問題として、今後どう取り組むのかが問われたように思
います。
次は7月・・・。
熱いやろなあ・・・あっちゃう。暑いやろなあ。
ぽん