「日記」カテゴリーアーカイブ

悪者になる ❕

いつもまじめで、一生懸命働いて、正直にくらしている。それなのに、いつも悪いやつらにだまされる。
なんとバカバカしい人生だろう。
が、世をはかなんで自殺なんてしない。泣き寝入りなんてしない。
あるとき、一念発起して、悪者になることを決意する。
さあ、それからは、報復と富の獲得に、悪知恵を働かせ、人を殺すことなんて屁とも思わない。

ナイジェリアに残っている昔話でね、次から次へと悪事を働いていくのが、めっちゃ痛快なの。
昔話はふつう、結末は主人公の幸せで終わるでしょ。この話もそうなのよ。悪いことをして、幸せになるの。
だから、スカッとする。

眉をひそめているあなた、あなたはほんとうに善人ですか?
悪いことをしたいと、まったく思ったことがない?
心の奥をじっと見つめてごらん。

あれえ、なんか宗教くさくなってきたぞ。
(とはいえ、宗教は人を救うもの、毛嫌いする必要はまったくない。)

昔話と現実とは別のもの。
現実は過酷で残酷なことが氾濫しているから、昔話ぐらい清らかであってほしい?
ヤンはそうとばかりは思わない。
やられたから思い切りやり返す、なんて性格上できないからね。
想像の世界でくらい、やったっていいじゃない。
しかも悪知恵なんて、このぼんくら頭では思いつかないし(この話の主人公は賢い!)。

昔話は極端に語るでしょ(昔話の語法)。
だから、一発お見舞いするかわりに殺すの。
ヤンは、一発お見舞いすることだってできないよ(笑)

心の闇を昔話の中で晴らす、それは昔話の効用。
いや、文学の効用。

でも、これは子どもには語れないな(笑)
反発必至(笑)

いま、大人向けの再話集を編もうかと考えてるの。それで、この話を見つけた。
ひと足先にホームページにアップしようか?
類話は日本にもある。落語の「算段の平兵衛」と似ている。
とっても長いけど、笑い話だよん。

幼い子のための再話集も作る約束してるし、どちらを先にしようかな~💖

火星、見た?🌟

地球が太陽のまわりまわってるでしょ。
お隣で火星も太陽のまわりをまわってるんよね。
けど一緒にまわってるんじゃなくて、それぞれの円周をまわってるから、近づくこともあれば、遠ざかることもあるんだって。
今近くにいるのよ。
手を振ってごらん。火星人とあいさつできるよ。
7月31日が最接近だったんだって。今ちょっと離れていくとこね。
南の空に大きな赤い星がよく見える。
なんで赤いのかっていうとね、火が燃えてるんじゃなくて、鉄がさびてるからなんやって。
さびるってことは、酸素があるってことやね。
水もありそうだってニュースで言ってた。
地球の生命とよく似た何もんかがいるかもしれない。いいなあ。

台風が去って、また暑くなった。
からだが溶けそうな毎日やね。
でも、火星の温度は、きっと地球より涼しい。かな?
知らん。
でも暗い空に浮かんでるのを見てたら、涼しそうや。
金星も土星も涼しそう。
地球も火星から見たら涼しそうなんかな。

あ、極楽の蓮池は、涼しい風が吹いてるんやって。
仏教は暑いインド発祥やもんね、涼しいと極楽、極楽。理にかなってる。

大暑お見舞いもうしあげます🌞

大阪は暑い💧
ねばりつくような暑さだ👹
京都はもっと暑い💧
大阪と京都にしか住んだことないけど。

今年は人生で最も暑い夏のような気がする。
第一、テレビのアナウンサーが「クーラーをつけて命を守ってください」っていうの、生まれて初めて聞いたような気がする。
だから、今年は、節電意識も追いはらって、クーラーをつけている。

みなさま、ごきげんいかがでしょうか。

どーしても用事があって、JRで一駅向こうまで出かけていった。
あんまり暑くて、Mシェイクを飲もうと店に入ると、小学生男子2人と女子1人が、「あ!!!おはなしのおばちゃん!!!!」
あ~、夏休みだった。子どもは元気だ。
わたし「へ~い]
子ども「2学期もおはなししてくれるんですか~💖」
わたし「(お、丁寧語やん)うん、やるよ~」
子ども「やったあ。めっちゃおもしろいねんもん。なあ!」
何と、よく見ると、ポテトをかこんで宿題をしていた。しかも作文。題は「主張」😲
わたし「へえ。校区外のこんなとこで宿題してもええのん?」
子ども「ええねん(^^)v 涼しいからはかどるねん」

シェイクはテイクアウトした。
私も子どものときはあんなに元気でほがらかだったんだろうか。
・・・暑い💧

きょうのHP更新はライブ録音。
まあ笑って、安心しておくれ。
え?
よけい暑くなるって?
ふん、わたしは恥をさらしてぞっとしている👻

HP《昔話の語法》

当ホームページで、最近いちばんよく読まれているの
、どのページか分かる?
《昔話の語法》のページなの。
え?
うん、ヤンも意外。
固い内容なのにね。

でね、このページ、ぜんぶで7ページあるの。
7月、最後のページにたどり着いた人は7人。えらい!
6ページ目を走っているのはひとり。がんばれ~

え?
自分が何人目を走っているか知りたいって?
はいはい。

5ページ目、48人!
4ページ目、2人。
3ページ目、23人。
2ページ目、41人。

1ページ目、240人(2~7ページ目に移動するための人は数に入っていません)
スタートラインについた人?
スタートラインで踏みとどまっている人?
見ただけで、こらあかんわって思った人?
いやいや、どなたさまも、最も可能性を秘めた人であることは確かです。
そして、「主人公だけがそれを実現する能力を持っている」のだ。そのページまでがんばってたどりつきましょう。
まちがいなく、自尊の心が生まれます。ね?(笑)
あなたが、主人公💖

7月のがらがらどん

毎日暑いですが、みなさま体調の変化はございませんか?
家にいても熱中症の危険はあるそうですから気を付けましょう。

7月のがらがらどんの報告です。
吉四六さんの生き絵 『かたりつぎたい日本の昔話6』小峰書店
それからのうさぎ 『読んであげたいおはなし松谷みよ子の民話上』筑摩書房
竜宮童子 『日本の昔話2』福音館書店
ミアッカどん 『イギリスとアイルランドの昔話』福音館書店
りこうなまほうの鳥 『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』語りの森
三枚のお札 『語りの森昔話集2ねむりねっこ』語りの森
カンチルとワニ 語りの森ホームページ → こちら
絵本の紹介

「吉四六さんの生き絵」で、〝生き絵〟という言葉が分かるかなあという心配があると語り手さんがおっしゃいました。たしかに、いきなり聞いて分かる言葉ではありませんね。アクセントを工夫しても知らない言葉だとどうしても分からない。
話を聞いていると内容で分かるかもしれません。分からないかもしれません。困りました。
でも、聞き手が困っていたら話が進みませんから、やはり聞き手の顔にハテナ(・・?が出たり、質問されたりしたときに短い言葉で言えるように用意しておく必要があると思いました。
短い言葉で、おはなしの世界にすぐ戻れるように説明するって、いつも難しいなと思います。

「りこうなまほうの鳥」をさせていただきました。みなさんがいろいろな意見を言ってくださいました。ありがとうございました。
このおはなしは、読んだとたんに心をわしづかみにされた、熱狂的に大好きな話なんです。
りこうなまほうの鳥がする話を聞いた者は、悲しまないという約束を守れずに悲しんでしまうためにこの鳥を捕まえることができません。
ヤンさんが、それがこの鳥の使命だと言われたので、その言葉にもハッとしました。悲しまない人がいたら、鳥は当然捕まえられるんですよね。もう、籠の鳥です。アカマツの枝にとまって、自由に暮らすことはできません。でも、ずっと昔からこの鳥は大自然の中で美しい歌をさえずっているんです。みんなが、どうしても悲しんでしまうからです。人間ってまだまだ捨てたもんじゃない、まだまだイケる!と、人類の希望を感じました。
そうです、この話は人類の希望なんです! 大袈裟ですか? でも私はそう思いながら、中学生さんに語ろうと思います。

「三枚のお札」は日常語で語られました。今月の日常語クラス(→ブログはこちら)で語られました。その時のアドバイスをもう取り入れて修正後の語りをされました。
速い! お見事でございました!! わたしも覚えます、一年以内に(笑)

ほかにもたくさんのおはなしと絵本を紹介していただきました。そして、ちょっと覗いてみようと来てくださったご新規さんもいらっしゃって、今回も楽しい時間でした。
8月は夏休みで一回お休み、次回は9月9日です(^O^)/