「日記」カテゴリーアーカイブ

春は名のみの❄

マスクして
あらごめんなさい
人ちがい

暦の上では春なので、気持ちの上では春なので、くるっと散歩してきました。
前から歩いてきたマスクのご婦人にとつぜん声かけられました。
「あら!」
「はい?」
「ごめんなさい。人ちがいやった!」
「ほんまに!」

これだけ人に会うことがないと、知らない人に声かけられるだけで心がホカホカします。
思い切ってどんどん人ちがいコールしようと思った次第(笑)

けどマスクってもう冬の季語じゃないですね。
知らんけど。

もしもコロナがおさまったら、ぜひとも行きたい展覧会リスト!

安野先生のふしぎな学校 2/25~3/27
安野光雅さんの追悼展です。
美術館「えき」KYOTO
詳しくはこちら⇒

結構毛だらけネコ本だらけ 2/17~3/15
ねこに関する本を紹介して、人と猫の関りを考える展覧会です。
国立国会図書館関西館
詳しくはこちら⇒

さがわきっずみゅーじあむ 魔法の美術館Ⅲ ~2/13
人気の体感型アート展です。
佐川美術館
詳しくはこちら⇒

大阪中之島美術館超コレクション展 2/2~3/21
中之島に新しい美術館ができました~
詳しくはこちら⇒

国会図書館と佐川美術館と中之島美術館は、いつか別の機会に語りの森の遠足で行きたいなあと思っています。

恐竜好きの人は、こんな展示室があります。
今すぐ見られます~
おもしろい!
ディノ・ネット デジタル恐竜展示室
こちらから⇒

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きょうのおはなしひろばは、「まめ、まてまて」
幼い子にぴったりのおはなしです。

 

 

 

追悼

松岡享子さんが旅立たれました。

かつて、おはなしの語り方に苦しんでいたときのことです。
グリム童話「かしこいグレーテル」を、ある先生に講評していただき、その結果、大きな悩みが生まれました。
悩んだ挙句、松岡先生にお手紙を差し上げて教えを乞いました。
すると、「こちらにいらっしゃる機会はありますか?」とのご返事を頂いたのです。
恐る恐る東京子ども図書館の門をたたきました。

松岡先生は、開口一番、「あの話は演じないと面白くないものねえ」とおっしゃったのです。
心のしこりがすうっと消えました。

それから〇十年。
今では、おはなしにはその姿にあった語り方があることを知っています。
そのきっかけが、松岡先生の言葉でした。

おはなしは寝てても語れるほど練習しなさいというのも、松岡先生からいただいた言葉です。
そう、いまみんなに言ってるのは、松岡先生からの受け売りです。
でも、この言葉は真実です。

松岡先生の語りを聞く貴重な機会は2回ありました。
そのなかでも、「美しいおとめ」「なまくらトック」「三匹のくま」は忘れられません。
物語の情景とともに、物語への愛情が豊かに伝わってきました。
先生の功績は数限りなく挙げることができますが、わたしの中では、最高の語り手として、生き生きと生きておられます。

上の子が2歳のときに、子育ての何かの雑誌で、ストーリーテリングというものの存在を知りました。
感銘を受けて、図書館のかたに入門講座を開いていただけないかとお願いして、翌年に実現しました。
のちに、その文章を書かれたのが松岡先生だったとわかりました。

私にとって、おはなしの先生といえるのは、松岡享子さんただひとりです。
深く感謝します。

 

 

 

 

えっと、記憶が・・・🤣

夜中の何時ごろかは分からないが、ふと目が覚めた。
そうだ、今日の郵便物の中に市役所からのがあったような気がする。
あれは新型コロナワクチン3回目の接種券ではなかったか?
けど、この寒いのに階下に降りて、遥かなる玄関までたどりつけるか?
いや、憶えとこ。朝いちで見よ。

朝になった。
なんか夜中に憶えとこって決意してたけど、あれ、何やったんかいな?
日も高く昇ってから、思い出した。
接種券来たらすぐ予約せんとあかん!

なんぼ探しても
そんな郵便物はなかった。

あれ?
夢?
記憶の問題?

それはさておき。

アンソニー・ホロヴィッツ『カササギ殺人事件』読みましたよ~
めっちゃ面白かったあ。
文庫本で上下だから、かなり長い。

舞台となるイギリスの片田舎の景色が、なぜか何ともいえずなつかしい。
上を読み終えて下を読み始めたとき、上とのつながりがすぐには分からなかった。
ジミーさんに、これって、下読む価値あり?って尋ねた。
もちろん!この構成が素晴らしいというお返事。
で、読んだ。
ほんと、なるほどねえって感じ。それでも、まだ気づかなかった。
最後の最後、残り57頁ってところで、あれ?って思った。
なんか既視感。
わたし、この場面知ってる。
この後どうなるか知ってる!

あ~~~。前に読んだことある!

奥付見たら2018年初版だから、読んだのはまだ3年ほど前よ。
こんだけ憶えてなかったら、めっちゃ値打ちあるやんヾ(≧▽≦*)o

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記憶力、集中力は落ちましたが、昔話の語法勉強会はやります。
自分を甘えさせていては、もっとひどいことになる。
今回は「お月お星」をオンラインでやります。
語法の勉強は、おはなしの選びかたはもちろんのこと、覚え方のヒントにもなる。
みなさん、記憶力に自信がある人もない人も、ぜひ一緒に勉強しましょうo(*^@^*)o
こちら⇒

 

 

 

えっ❓ええっ❓

しばらくなまけてるんですよ。
いやいや、お医者さまがなまけろとおっしゃるもんで。

先々週の土曜日のこと。
ひさびさに一駅電車に乗ってスーパーに買い物に行ったんですよ。
でもねえ、なんだか元気が出なくて、夫が買い物してる間、ずっとベンチに座ってたの。
夕方、熱が38度3分になってたのよ。

今の時期、発熱=コロナって思うでしょ。
私も思った。
でも、年末年始、だあれにも会ってないのね。
娘も帰省しなかったし、息子が2時間ほど帰ってきて月読神社に一緒に初もうで行っただけ。

土曜日の午後だから、病院はやってないし。
府のHPから相談したら、解熱剤飲んで休んでいるようにって。
息が苦しくなったら救急で近くの病院へ行くようにって。
えっ?
それだけ?
コロナ前はもっと手厚く診てもらえたのにねえ。

37度に下がったから、そのまま日曜・月曜(祭日)とすごして、火曜日にやっとかかりつけのお医者さまへ。

血液検査で、これはただの風邪ではない、ウイルス感染だってわかったの。
えっ!

びくびくしながらPCR検査。
コロナは陰性。
もう3日もたって今更コロナって言われてもねえ。
でも、ホッとして帰宅。

翌水曜日の朝、お医者さまから電話。
ちょっと来てくださいって。
えっ!

血液検査の結果が出て、肝臓の数値が異常だって。
さらに検査を受けて、点滴受けて。
サイトなんちゃらっていうウイルスが悪さをしているとのこと。

長いこと生きていると、いろんな病気にかかるもんやなあと、感心しました。

それで、お医者さまが、本読んだりテレビ見たりはいいけど、歌うたったりしないようにっておっしゃってね。とにかくなまけるようにって。

年明けから、ずうっとなまけてるのに、これ以上どうやってなまけるんや???

まあ、このブログ書くだけの元気は出たので、もう大丈夫。と思う。

きょうは、午後から、絵本のこみちを更新します~

 

 

新しい年になりましたよ~🎍

みなさま
つつがなく年を越されましたでしょうか?

わが家は、台所のスポンジがなぜ汚くなるか、言い合い喧嘩で一年を閉じました。
元旦、夫婦で誓いました。
今年はスポンジのことで喧嘩はよそうと。

どうか、みなさまにとって良いお年になりますように、心からお祈りいたします。

『語りの森昔話集』は、元の話(原話)を採録したり翻訳したりした研究者の先生方のOKを頂いて再話(私の文章に)しています。
それで、そのお礼とご批評をいただくために、先生方に出来上がった本をお送りしています。
すると、本、届きましたよ~のお便りをくださいます。
そこに書いてくださっている内容が、含蓄が深いんですよ。
少し紹介しますね。

ロシア文学のN先生から
小学生くらいの子供に読み聞かせてそのまま理解できるような形にすること、それは非常に大切なことです。本来原話は大衆に分かるように語られていたものと思われますが、翻訳者にはなかなかそこまでくだけた形にできないのです。外国語の翻訳者だけでなく、日本の昔話の場合も同様であると思います。(略)原テキストを大胆に改変しても許されると考えています。

このお言葉には、たいへん勇気づけられました。
たいせつな座右の銘です。

ドイツ文学のN先生から
日本ではメルヒエンに教訓をつけるのが、明治以来のグリム導入の初めからありますが、その気配がないのが良いと思いました。

教訓!
昔話に教訓を読み取るっていうのは、せいぜい、明治以降なんだ~
人まねをしてはいけないとか、欲張ってはいけないとか、誠実であれとか。
いろんな昔話をみていると、主人公は必ずしも優等生ではなくて、欠点のある者が右往左往しながら時に助けてもらいながら幸せになるのがほとんど。それがいいなあと思って再話してるんだけど、なんか、昔話観を認めてもらった感じ。うれしい~

日本口承文芸のT先生
T先生からは、最近の御著書をご恵贈いただきました。
『チャンポンと鳴る鼓滝』吉備人出版
その「あとがき」です。
「民話は語り手と聞き手の共同作業の産物」である。同じ語り手による同じ話でも、聞き手によって内容が異なる。長くも短くもなり、また、語られないこともある。そういう意味では、聞き手の役割は大きい。
私は、長い間、口承文芸の採録を行ってきたが、語り手と心を一つにすることが、語りを聞く場合、最も大切なことだと思っている。

聞き手あっての語り、肝に銘じます。
大人どうしの語りの会、語りを引き出す聞き手の力ってあるんですね。きっと、伝承の語り手だけじゃなくて現代の語り手にもあると思います。大いに反省。
それと、やっぱり聞き手の子どもを育てなくっちゃね。
コロナ後の課題やね。

とまあこんなわけで、新年早々まじめ~なおはなしでした。
今年も、語りの森は走って行きますから(青息吐息か?)、どうぞよろしくお願いいたします(❤´艸`❤)