「日記」カテゴリーアーカイブ

閑居😊 💧

閑居って、笑ってる場合やないですよ。
世界はたいへんなことになってるんですよ。

ただ、わたしのまわりの光景は、ふだんより静かで、山を見れば、空気はいつもより澄んでるし。

わたしはお出かけしなくてよくて、人と話さなくてよくて、お金使わなくてよくて。一生懸命練習しなくてよくて。

在宅の仕事が少しと、読書。

語りの世界にどっぷりつかっていた30数年が、うそのよう。
あれはぜんぶ夢だったんだ。

そして一瞬、緊張をわすれる。
子どもの頃のように。

現実から目をそらして、ほんのちょっと力を抜いてみる。
でないと、やってられないもの。

けど。
テレビ付けたら、新型コロナウイルスが・・・と、アナウンサーがたたき起こしてくれる。
我が街の感染者は9人になった。

そうだった。みんなで手をつないで、自然の脅威をやりすごさねば。

みんなそれぞれの場所で、がんばってるんだ。
わたしも、わたしにできることしよう。

今日の児童文学は、おやすみ。

アルバム:グリム童話の旅(14年前だよ)

 

 

ヒマにまかせて😁

語りの森ホームページの更新は、毎月曜日ですよ~

今日は、《日本の昔話》をリニューアルしました。
といっても2週間ぐらいかかったかなあ。きのう完成。
なんと、全部で80話あった!

我ながら、ヒマやなあと思う(笑)

古い資料を読みあさり、著作権者を探索し、探し当てたら許可をもらい、それから再話。何度も口に乗せて検討し、時には子どもに聞いてもらう。
書いたもんはええけど、音声録音は、苦労のわりに恥ずかしい。

でもね、過去の見ず知らずのお人の語った話が、私の心に留まるってことは、奇跡だよ。
なんで私の所に来てくれたのかな?
それはもう、その人の心が後世まで生き残るためでしょ、と思うの。
だから、語る、WEBで伝える。
私は、媒体(笑)

みなさま、語ってくださいね。

なんでリニューアルしたかっていうとね。スマホ対応にしたの。
自分がスマホ持ってみて、自作ホームページがとっても見にくいことが分かった。
どないしたら、ええかと考えに考えた末、引っ越さなしゃあないな、と。
はい、1話ずつ引っ越しましたよ~

今後、少しずつほかのページも引っ越していきます。
コロナが収束してお話会が始まるころまでには、引っ越し完了するかな。

でも、今の手作り自作サイトも愛着があってねえ。
トップページは残しておこうかとか、考え中。

非日常

えらいこっちゃ。
生まれて初めての事態に遭遇しているぞ。
ありがたいことに、戦争も経験してないし、大地震もつなみも噴火も洪水も、何とかすり抜けてここまで来たけど。

こいつは難儀や。
眼に見えずひそやかに、音もたてず忍び寄ってきよる。

こわいなあ。
むせただけでも、あれ、コロナ?
お腹の調子が変でも、あれ、コロナ?
鼻がつまって、あれ、コロナ?

あかん、鬱ってる

わが市は、今日、幼稚園、小・中学校の休校が、5月6日まで延長されました。
今日は、通院のため、市の中心部まで行きましたが、人通りも少ない。バスも、人が乗っていない。
ふしぎなことに、病院2か所とも、めっちゃすいてました。
いつも待合室、ぎゅう詰めやのに。
あの患者たちはどこへ行ったのでしょうか。ひょっとして、通院は不要不急なん?

アルコール消毒液、見つけるごとに手を消毒してたので、手がふやけてしまった。

自分がかかっても家族がかかっても大変です。
極力うつらないようにしましょ。
狭いお部屋で肩寄せ合ってお話を聞く、これが一番あかんのですね。
静かにお家にいましょう。
家族でおはなしを語り合いましょう。

これは、非日常です。
静かにお家にいて、ちゃんと手を洗うことが、日常を取り戻す唯一の方法です。
長期戦かもしれないけど、がんばろう!

マスク騒動Ⅱ😷

ラインで家族に写真を送った。
自慢まんまんで。
あだになった!
娘家族と息子、8枚作ることに相成った。

ほしい!って、自分で作らんかい!

あ、いや、ここは年寄りの出番だ。

娘一家は東京都心住まいなので、というか、日本一感染者が多い区なので、怖がって、子どもの保育園も休ませて、一か月以上籠城している。
幼児の相手をしながら在宅勤務。
息子も、慣れないテレワーク。
息子「本社の隣の小屋で、ひとりテレワークやねん」
それって、在宅っていうの?ほかに深いわけがあるのとちがうの???

ともかく2日間で大急ぎで作って、送った。
いくぶん縫い目が荒いことには、きっとお気づきにならないでしょう(笑)

送った写真

昔話のこと🌈

ちょっと不具合があって、しばらく井戸端会議を閲覧できなかったんですよ~
あたふたしてて、児童文学のまとめができなかった。
ごめんなさい。

で、代わりに。

今朝新聞読んでたら、こんな記事があった。
落語家の柳家小さんが、弟子にね、
「おまえの話はムダが多い。それじゃあ何も伝わらない」って言ったんだって。
それで、弟子の柳家さん喬は、事細かな描写はやめて、
「ごらんよ、きれいな山だねえ」って話すようにしたんだって。

で、ヤンは、はたとひざを打った(笑)
落語も耳から。
私たちの語りも耳から。

「声による言葉」からイメージする。
ある言葉からイメージするものは、一人ひとりが異なっている。
あなたの山は比叡山かもしれないけど、私の山は天王山だからね、実際。
ヒマラヤやマッターホルンの人もいるだろうし。

一人ひとりが異なっていることを前提にして、昔話は語られる。
「山」って言えば、その山はその人独自のもの。唯一無二だよ。
それ以上の人間尊重って、ある?

語り手が伝えたいのは、「あなたは幸せになるよ」というメッセージだけ。
不特定多数の「あなた」のために、無描写にする。

昔話が、本来そっけない簡潔な文体なのは、あなたへの愛なのです。

こうやって、ヤンはときどき「昔話の語法」の尊さを、日常のなかで実感するのです。

新型コロナウイルスは怖いし、先の見えない自粛もつらいけれど、でもね、わたしたち、昔話を生きようよ。
昔話の主人公たちのように、生き抜いてみせよう。

早くお話会、したいね。
勉強会も、したいね。
みんなに会いたいよ~