憲法記念日📖

今日は風が強いけど、一転、晴れた~

遊びに行きたいけど、わあわあ騒ぐこともできないし。
わが子孫たちにも会えない(~ ̄(OO) ̄)ブ
さびしい。

朝からワクチン予約の電話をかけ続けてるけど、「こちらはNTTです。」ばっかり。
ストレスたまる。なんでネット予約じゃないの???

さてさて、憲法です。

きょうは自由権のことが書かれているところを読んでみました。

第十八条
何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない。又、犯罪による処罰の場合を除いては、その意に反する苦役に服させられない。

第十九条
思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。

第二十条
信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、または政治上の権力を行使してはならない。
何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない。
国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。

第二十一条
集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。
最近ミャンマーや香港で起こっているようなことは、今の日本では起こらないと保障されてるんやね。覚えておこうね。

第二十二条
何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。
何人も、外国に移住し、又は国籍を離脱する自由を侵されない。

第二十三条
学問の自由は、これを保障する。

この辺で写すのやめるけど、まだまだある。
わたしたち、たくさんの自由が守られてるんや。
権利はちゃんと使わないと、いつのまにか消えてしまう。
ふだんからちゃんと読もうと思ったこの三日間でした~

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今日の更新は《外国の昔話》
インドの「非暴力」
短いけど、きらりと光るお話です。

 

 

けっこうおもしろい📖

憲法っていったら、子どもたちに平和のブックトークをするときに第九条を説明することが多い。
昨日書いた基本的人権も平和とかかわるから、けっこう児童書にもあるよね。

でも、今日読むのは、これ。第十五条。

公務員を選定し、およびこれを罷免することは、国民固有の権利である。
罷免っていうのはやめさせることね。
公務員っていったら、ふつう、公立学校の先生とか、警察官とか、役所の人とか思い浮かぶけれど、議員とか、市長とか、知事とか、大臣とか、総理大臣とかも、公務員ですよね~

すべて公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない。
これ、ギャグじゃないよ~
(もりかけさくら・・・(⊙x⊙;))

公務員の選挙については、成年者による普通選挙を保障する。
普通選挙っていうのは、全ての成年者に選挙権と被選挙権がある選挙のこと。
例えば明治時代なら、財産のある人にしか選挙権はなかった。この縛りがなくなったのが1925年。でもその時は、25歳以上の男子にしか選挙権がなかった。
で、戦後、この憲法ができてから、女子にも参政権ができた。
わたしのおばあちゃんは、若い頃、参政権がなかったんだo(≧口≦)o
憲法、ありがたいね。おかげで私も選挙に行ける。
みんな、選挙に行ってる?
これ、権利だよ。

すべて選挙における投票の秘密は、これを侵してはならない。選挙人は、その選択に関し公的にも私的にも責任は問われない。
そういえば、うちの両親は、選挙の後、だれに投票したかお互いに内緒にしてたね。子どものとき、親に、「だれにいれたん?」って尋ねたら、「それは聞くもんやない」っていわれたな~

公務員ついでに、第九十九条。
天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負う。
私たちのために国や世の中を動かしている人たちは、みんな、この憲法を大事にして守って行かないとだめって、決まってるんやね。

ね、ちょっと違ったページを開くと、おもしろいでしょ~
公務員って身近な人たちだから、読んでみました。

 

 

ひさしぶりに📖

ほら、中学校の社会科で習ったあれ。
憲法。
わたしは、前文と九条と二十五条を暗唱させられたよ~

もうすぐ憲法記念日だし、ちょっと読んでみようか。

全部で百三条までって、知ってた?
きょうは、第九十七条。

この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であって、これらの権利は、過去幾多の試練に堪え、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。

基本的人権ってのは、人間が人間として当然持っている基本的な権利のことって、辞書に書いてある。
具体的には、平等権、自由権、社会権。

平等権は、たとえば、第十四条にこう書いてある。
すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。

すごいね。でも、本当にその通りに守られてるのかな?

自由権は、たとえば、思想とか、学問とか、宗教とかの自由が保障されているってことね。

社会権は、たとえば、第二十五条に、こうある。
すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。

これ、社会権の中でも生存権ってやつね。
コロナウイルス感染症の対策は、公衆衛生の範ちゅうになるよね。が責任を持たないといけないって、ことよね。国が国民に自助を求めるのは間違ってるよ。憲法違反だよ。
感染症を終息させるために、経済活動が停滞するのは仕方がない。けど、そのせいで仕事ができなくなる人にも、せっぱ詰まっている医療従事者にも、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利があるのよ。それを保障する責任が、国にはあるのよ。

ありゃりゃ、腹が立ってきたぞ。血圧上げたらあかん。

でもね、憲法って、すごいね。
わたしらにとって、正義の味方や。

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昨日のおはなしひろばは、日本の昔話「うろこ玉」。
動物報恩のおはなしです。
ゴールデンウイークに、家族でほっこりしてくださいね~

 

 

中学校おはなし会

先日中学校のおはなし会に伺いました。昨年はコロナで休校だったため1年ぶりです。

プログラム

1年生
「黄泉平坂」「やまたのおろち」語りの森HP
「クルミわりのケイト」おはなしのろうそく/東京子ども図書館
「地獄へ行った吉兵衛さん」語りの森昔話集2ねむりねっこ/語りの森
2年生
「ガマンの石と刀」子どもに語るトルコの昔話集/こぐま社
「めしをくわない嫁さん」語りの森昔話集1 おんちょろちょろ/語りの森
「貧乏神と福の神」子どもに聞かせる日本の民話/実業之日本社
3年生
「年とった栗毛の馬」語りの森HP/世界の民話⑫ぎょうせい
「ラプンツェル」子どもに語るグリムの昔話/こぐま社
「あゆはかみそり」子どもに語る日本の昔話/こぐま社

 

読書週間に合わせて毎年この時期にこの中学校にうかがっています。
各学年3クラス。学年ごとに分かれ3つの空き教室にスタンバイ。1クラスずつ1時限ごとに入れ替わってもらって進めました。
1、2年生は語りによるおはなしを聞いたことのない子どもたちが半数くらいいます。

1年生は中学生になったばかりで日々の緊張や生活サイクルの変化からか少し疲れているような印象だったそうです。この時期は毎年そうかもしれません。聞きやすいおはなしを意識するのがよいのでしょうか?
「地獄に行った吉兵衛さん」の【来年の話をすると鬼が笑う】というのは子どもたちも先生もあまり響かなかったようで、、。今頃はお家でもそんな話はしないのでしょうか?

全体的に中学生は大きな反応はありませんが「よく聞いてくれる」につきます。最初から最後までよく集中して聞いてくれるなぁと思いました。笑い声こそ起きませんが(悲)笑い話も楽しんでくれている様子も感じられます。
3年生に語ったAさんは子供たちの聞く力に引き込まれそうだったと言われました。私も途中自分がどう立っているのか一瞬わからなくなり踏ん張らなければと思いました。

私はこの度初めて中学生に語りました。とても楽しかったです。こんなによく聞いてくれる中学生に語る機会をいただけることに感謝でいっぱいです。それとともに年一回、さらにコロナでその機会もどうなるかわからない今、子どもたちに何を届けなければならないのか焦りにも似た気持ちで考えてしまいます。とにかく来年にはしっかり準備して臨みたいと思いました。

昔話の解釈ー偽の花嫁と本当の花嫁、けもの息子とけもの婿👸🤴

マックス・リュティ『昔話の解釈』を読む。

第6章 偽の花嫁と本当の花嫁、けもの息子とけもの婿

さあ、新しい章に入りましたよ~
この章、わたし大好きなんですよ(❤´艸`❤)

グリム兄弟が学術的に昔話を集めて以降に書き留められた数々の昔話をながめていると、ひとつひとつ異なる音色や変形があるけれども、その下に、ひとつのテーマが繰り返しきこえてくると、リュティさんは言います。
ひとつのテーマとは、外見と実際の分裂です。

たとえば。
灰まみれのきたない着物を着てみんなから軽蔑されている娘が、いちばん美しい優れた娘です。(灰かぶり)
下働きの庭師の助手が、実は王子であり、かさぶた頭の下に金髪が隠されています。(鉄のハンス)
愚か者と思われている末の王子が、兄たちよりもはるかに勝っていて、父王のために命の水を取ってきます。(命の水)
怠け者が、だれよりも恵みを受けた者です。(寝太郎)
ね、みなさんの知ってる話、レパートリーを探せば、いくらでも出てきますね。

外見と実際の分裂を描いたもののうち、とりわけ印象深いのが、偽の花嫁と本当の花嫁、けもの息子とけもの婿だとリュティさんはいいます。
そこで、この章では、この話型について考えます。

わたしは本当の花嫁ではありません:KHM198「マレーン姫」
この言葉は、無数の昔話の標語とすることができる。でも最後には、本当の花嫁や本当の花婿がみつかり、あるいは再認され、詐欺師は追われる。

KHM89「がちょう番の娘」は、グリム昔話集の中で、偽の花嫁を扱った、一番印象の深い話だとリュティさんは言います。

「がちょう番の娘」、好きな人、語る人多いですね。
私もそうです。でも、子どもたちに聞かせるとなるとうまくいかないんですよ。
それを解決するために、しんばらくリュティさんから学びたいと思います。
お付き合いくださいませo(*°▽°*)o

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昨日の井戸端会議で、言葉足らずだったみたいで、ご心配おかけしました。
あのね、おばあさんのサポートっていうのは、おばあさんの経験をみなさまに伝えることO(∩_∩)O
そやから、勉強会を充実させる、それもおばあさんの役割やと思うてます。
若いかたたちの向学心には頭が下がるし、みなさんのきらきらした瞳を見てると、とっても楽しいのよ~
テキトーにこき使ってください(笑)

ただ、勉強会やおはなし会のセッティングに費やす時間を再話に充てたいってことです。語りの場も若い人に譲っていきたい。