ロシアの昔話🍖

ロシアの昔話って、すてきだと思いませんか?
ちょっといまハマってる(❁´◡`❁)

きょうのHP更新は《外国の昔話》
ロシアの「蛙の王女」
おはなしひろばは
フランスの「プチ・ジャンとかえる」

比べてみてください。
「プチ・ジャンとかえる」は、蛙がとってもおしゃれでかわいいでしょ。
「蛙の王女」の蛙は、重々しくってキラキラしてると思わない?

ほら、キセーリの岸が出てきたよ。
みなさんはキセーリ、もうご存じですよね~( ̄︶ ̄)
忘れた人は、〈おかゆの岸のつくり方〉へどうぞ~
ババ・ヤガーが寝そべっているペーチカ、見えますか?
王子がお風呂に入れてくださいって、お願いしてますよね。長旅で疲れたんだ。

異類婚姻譚、日本の話は湿っぽい雰囲気だけど、ヨーロッパのはロマンティックな感じがするのは、私だけかな?

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今日のレパートリーの解凍
「ぼくにげちゃうよ」
同名絵本。マーガレット・ブラウン作/いわたみみ訳/ほるぷ出版
これも初期に語っていたお話です。なつかしい O(∩_∩)O

ペーチカとお風呂♨

ロシアの昔話を読んでいると、よく登場するのがペーチカ。
例の「がちょうはくちょう」にも出てきますね。
マーシャが野原に立っているペーチカに、がちょうはくちょうの行方を尋ねます。
ペーチカ。どんなものかご存じですか。

私も実物は知らないけど、子どもの時からなんとなく知っていました。

童謡のペチカ
ゆきのふるよは たのしいペチカ~
北原白秋のあの歌から、レンガ造りの暖炉を思い描いていました。

10歳ごろにロシアの昔話の挿絵で、リアルになりました。
みなさんもどうぞ。ご存じかと思いますが。

ラチョフ画「わるいがちょう」
マーシャとイヴァーヌシカが隠れています。
けっこう大きいですね。


同「かますのめいれい」
こんなふうに上に乗れるんですね。大きいです。
これを別の方向から見たのがこれ。

エメーリャを乗せたまま家の外へ飛び出していきます。めっちゃ大きい。
同じ場面をマーヴリナの絵で見てください。

大きくて力強いですね。

これがペーチカです。
料理と暖房が主な利用ですが、ベッドとしても使われていたのですね。
そして、面白いのが、お風呂利用です。

料理の後、熱くなったかまどの中に、裸になって入り、中で水をかぶって、木の枝のほうき(ヴェーニク)で体をたたきます。
ひえ~~~~
熱いやん`(*>﹏<*)′

ところで、ロシアの昔話では、旅人がお風呂に入れてもらう場面がよくあるでしょ。
ババ・ヤガーの小屋に着いて、ごちそうとお風呂を所望するとか。
ああそうそう、「がちょうはくちょう」のババ・ヤガーは、マーシャに糸つむぎをさせている間にお風呂を沸かしますね。
あのお風呂は、日本のお風呂とちがって、蒸気風呂なのです。
サウナみたいなものね。サウナより少し温度が低くって、バーニャというそうです。
で、白樺の木の枝とかで作ったヴェーニクで体を打つ。

ロシア人社会全体に知られているように、寒い長旅の後で熱い蒸し風呂に入るのはじつにすばらしい。これもロシア人社会全体に知られていることだが、ロシアには日曜日や大きな祭日の前夜に蒸気浴をし、下着を取り替えるという、古くから伝わる、りっぱな習俗がある。
『悪魔には2本蝋燭を立てよ』齋藤君子著/三弥井書店より

はい、ペーチカは、バーニャ代わりにも使われてたんですね~

このバーニャ、現代でも人気だそうで、ロシアに旅行する際は体験するとよいそうです。
こんどいっしょにいきまひょか~

 

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今日のレパートリーの解凍
「いぬとにわとり」石井桃子作
きのうの続き。完成!

おもちホイコラショ📕

きのうの「いばらひめ」の語法、いかがでしたか?
勉強会に比べて、どの説明も短かったでしょ。
緑字とか太字のキーワードは、カリキュラムに戻れば、詳しい説明があります。分かりにくい時はそっちへ飛んでください。
カリキュラムでさがすのが面倒なら、「検索」をかけてください。内容がかなり広がるはずです。

そうね、ざっと読むんじゃなくて、机に座ってじっくり調べながら読むといいと思います。

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今日のレパートリーの解凍
「いぬとにわとり」石井桃子作
手書きで、出典が不明。いまは『おはなしのろうそく31』に入ってます。
1987年だから、おはなしを始めた年に覚えてるわ。当時は出典なんて意識なかったんやねえ。
調べたら、1968年に福音館から絵本で出ていました。でも、私が見たのは絵本ではなかった +_+
もうずいぶん長いこと語っていません。
創作なので、言葉をきっちり戻そうと思ったら、7回やって、まだ駄目でした。
おばあさんの「これ、おまえ、にわとりになにかしたのかね」と「おまえ、いったい、にわとりになにをしたのさ」と「こら、おまえ、なにをしたんだよ」が、言い分けられない~(笑)
あしたもがんばります。
図書館は6月2日開館予定だけど、おはなし会はまだ始まりません。始まったら、「いぬとにわとり」やろうっと!

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おっと、忘れてはいけない。
新刊『語りの森昔話集4おもちホイコラショ』
でましたあ!
みなさま、読んでください、語ってください(/≧▽≦)/
子どもさんに読んでもらってください(/≧▽≦)/

書籍案内へどうぞ (o゚v゚)ノ

グリム童話「いばらひめ」🌹

いばらひめは大好きなお話。
《昔話の語法》に一話丸ごと解説したので、読んでみてください。
「各話による説明」のところです。こちら⇒

いつもは2時間ほど講義でやるのですが、耳で聞く場合はとちゅうで「?」って思って考えていると、先へ先へと行ってしまいますね。
書いたものを読むと、見直せるから、講義よりも効率がいいかもしれないなと思いました。
うん、この方法、いいかも。
あ、受講料をいただけないと困るか、ジミーさん q(≧▽≦q)
語りの森は火の車(笑)

今日のレパートリーの解凍
「ながいなのむすこ」『にほんご』福音館書店
これは、ずいぶん昔に覚えて、当初はガンガンやってた話。
それがいつのころからか語らなくなって、お蔵入りしてたのを、久々に出してきました。
これは歌のようなもんなので、3回でもどりました。

ラスト「息子を引き上げたが、その時にはもうおぼれて死んでしまっていたとさ」
自分が親世代だったときは気にならないで、子どもと一緒に笑ってたんだけど。
いま、おばあちゃん世代になってみると、なんだか切ないなあって思ってしまった。
せっかく解凍したけど、もう一度冷凍しよっかな(‾◡◝)

まにあわず😁

今日のレパートリーの解凍
「いばらひめ」『語るためのグリム童話3』小澤俊夫監訳/小峰書店

きょうは「いばらひめ」についてここに書こうと思ったんだけど、考えてるうちに、語法的に分析したくなってきたの。ほら、語法の勉強会もなくなったでしょ。
「いばらひめ」は記念すべき第1回の語法勉強会でやったのね。だから、忘れてる人とか、その頃はまだ全然知らなかった人とかいらっしゃいますでしょ?
それで、書き始めたんだけど、終わらなかったㄟ(≧◇≦)ㄏ
あした、《昔話の語法》のページにUPします。

うちの猫の額

さんしょ


ほたるぶくろ