ない!ない!😱

どこやろ?

え?

どこいったん?

USBメモリがなくなった(⊙x⊙;)

ババ・ヤガーの名簿やら記録やら会計報告やらの入ったやつと、
語りの森ホームページ関連のもんが全部入ったやつと、
音声、しかも貴重な音源やら種々の講演会の記録のやつと。
なにより、再話テキストがすべて入ったやつと。

ちっちゃな袋にまとめて入れてたんやけど、袋ごとなくなった。

あああああ

わたし「ないねん」
夫「どこでなくした?」
わたし「それがわからへんから、ないねん」

ふたりで狭い家の隅から隅まで探した。
ひきだしやら、せんたくかごやら、ごみばこやら、ひっくり返して探した。
どうでもええもんばっかり出てきて、かんじんのもんが出てこない。

夫「最後に見たんはいつ?」
わたし「きのうの夕方か夜」
夫「ほんなら家の外には出てないな?」
わたし「ふん」
夫「自分の行動を思い出してみ」
わたし「・・・・毎日同じことしてるわ。あれはきのうのことか、一昨日のことか、わからへん」

しばらく探したけどなかった。

わたし「もうええわ。ババ・ヤガーも語りも再話もホームページも、みんなおしまいや・・・」
夫「新しい人生やな」

けっきょく、なぜかいつも使ってるお出かけリュックの中にしまってあった。

うん、あってん!

よかったなって?

夫「あらためてぼくが捨てたろか?」

 

 

おはなしが好きみたいで

 暑い暑い夏真っ盛りですが、立秋を過ぎたら日が傾いたみたいで、ますます日当たりよくなった気がします。暑すぎます😓
 さて、遅くなりましたが、先週8月3日土曜日の図書館おはなし会は、ヤンさんお休み、おらふの先輩が担当しました。たくさんの来館者でしたので、にぎやかにはじまりました~

 子ども15人 おとな7人

手あそび ちいさなはなけ
おはなし 「傘屋の天のぼり」『日本の昔話3』おざわとしお/福音館書店
絵本 『なつはぐんぐん』五味太郎/小学館
絵本 『しまりずくのぼうけん』マリア・テルリコフスカ作/ボフダン・ブテンコ絵/内田莉莎子 訳/福音館書店
絵本 『なんかひとりおおくない?』うめはらまんな/BL出版
手あそび さよならあんころもち

 暑いし集中力も散漫しがちなのでは……の心配もよそに、よくおはなしについてきてくれました。というのも、あの読書好きの3歳さんが4月から年中さんになり、ますます上手におはなしを聞くようになっていたのです!みんなもそれにグイグイ引っ張られて、いよいよクライマックス、
「青い窓があるが、のぞいてはいかんぞ。のぞくとおそろしいめにあうぞ」
子ども 「……あ」
「すると、雲のあいだに青い窓がありました。」
子ども 「あーあけたらあかん!あー!!」
 向かい合わせでおはなししていた先輩は、最高にかわいい顔がみられたことでしょう😊
 後の絵本も集中力もきれずに、それどころか『なんかひとりおおくない?』では、正体がざしきわらしとわかりはじめると、各ページごと丁寧に「あ!いる」「あそこにいる!」と群がることもなく指差しして楽しんでいました。なんか感動です。子どもは構いすぎても、構わな過ぎてもだめ、ちょうどいい塩梅がいいんですよね。ホントにホントに、お母さん、お父さん、子どもたちを大事に育ててくれてありがとうございます!

8月のあったかペーチカ

夏休み真っ只中で、小学校や幼稚園のおはなし会もないので、語り手皆さんは少しだけ余裕があるという感じでしょうか。9人の参加がありました。

「天狗のうちわ」(原題:鳥うちわ)『丹波和知の昔話』稲田浩二/編 三弥井書店 より再話

「まほうの馬」『まほうの馬』トルストイ文・ブラートフ文/高杉一郎・田中泰子訳/岩波書店

「金の髪」『おはなしのろうそく19』東京子ども図書館

「ふたりのあさごはん(詩)」『おはなしのろうそく16』東京子ども図書館

「バオバブのきのうえで」『同名絵本』福音館書店

「千人力」 語りの森HP 

「鬼のくれた岩」 国立民族博物館 稲田コレクションより再話

夏休みだからと言って、気を抜いていない事が判明!みなさんの語りがすばらしい。そして、一つ一つのおはなしの裏に、語り手のさまざまな努力や経緯や思いがありますね。みなさんのおはなしやおしゃべりを聞いて、励まされました。おはなしのさらなる奥深さを感じる時間となり、語り手たちは、覚えて語るだけでは済まない領域に足を進めることになるようです。このおはなしたちは、何十年何百年前にどこかで誰かに語られたわけですが、現代の聞き手の体を通しておはなしを感じていると思うと、精神のタイムスリップ?のようですね。同時代に生きてはいなかったもの同士が同じ話を聞いていると思うと感動的です!(古典文芸や歌劇もそうか)テキストから飛び出しておはなしの周辺探索に興味が向くと、おはなしの世界が広がりますね。内容の濃い時間でした~!

次回は9/12㈭です。

奈良の民話の季節?いえ、セミが・・・🎐🎶

京都府南部(だけじゃないなあ)は、お日さまに解熱剤が必要なくらいの暑さです。
今年初めて夜もクーラーを入れて寝ています。

ところで、昨日から、毎日《日本の昔話》を更新してるの、気づきました?
「奈良の民話」の続きです。

じつは、毎日、日本や外国の新しい話を再話してるのね。ルーティーン。
で、1週間に1話くらいできて、みなさんに紹介したいんだけど。
音声の録音ができないのよ。
セミがうるさすぎてφ(゜▽゜*)♪

それで、前に録音しておいた『子どもと家庭のための奈良の民話』を1日1話、紹介してるわけなんです。
短いし、気楽に聞けるので、涼みがてら聞いてくださいませ。

セミの季節が終わるまでのおつきあい、よろしく~

ところで、子どものころは、蝉とりなんか全っぜんしてなかったから気づかなかったんだけど。
今はしゃんしゃんしゃんしゃんって、クマゼミばっかり鳴いているでしょ。
夫に言わせると、むかしは、アブラゼミが優勢だったんだって。
いまは、アブラゼミは、この辺りではちょっと山のほうに行かないといないって。甘南備山とか。
温暖化の影響らしい。
ああ、はやくつくつくほーしが聞きたいなあ。
あとすこし、なんとかがんばろー

 

 

7月のプライベートレッスン

ほぼ毎日猛暑続きなので、ZOOMで行うプライベートレッスンのありがたさを改めて実感します。
次々に開発される技術についていけないけれど、ヒイヒイ言いながらついていく苦しさも少しは報われたと思う瞬間です(笑)

7月のプライベートレッスンは2話でした。
語り
「黄色いリボン」『語られると怖い話』岡村綺堂、半藤一利他/著 赤木かん子/編 ポプラ社
アメリカ民話です。出典本に解説がありまして、〝語ってもらわないと面白くない話の典型です。朗読するだけでも面白くならないのです。〟とのこと。
ご存じない方のために、どういう結末かは書きませんが、怖い話特集のお話会にぴったりなおはなしです。
どういう風に怖く語るのがいいのかということをみんなで考えました。
怖い話を怖く語るのは当たり前で、声を低くするとか簡単に思いつくと思いますが、いざ一つの話に向き合うとそう簡単ではないというのがよくわかりました。
怖い話といっても、怖さがそれぞれ違います。
そして、始めから全部怖いのか、最後が落ちになっていてそこでド~ンと怖いのか、後半から怖くなっていくのか。
そして、語り手さんの声とかにじみ出る雰囲気がどんな効果をもたらすのか。
「はぁ~~、笑い話は難しいというけれど、笑い話のほうが楽なんじゃないの?」
と思うほど、どうしたらいいんだろうかと頭を使いました。
でも、語り手さんが練習の方向をつかんでくださる結果となりましたし、少人数のプライベートレッスンは、まさに頭を突き合わせて一緒に考えられるからこそできたことかもしれません。

テキストを日常語にする
「ちょうふく山のやまんば」『日本の昔話3ももたろう』おざわとしお/再話 福音館書店
この話、いいやまんばの話でわたしも好きなんでうれしかったです。
お月見が出てくるので秋に語るのにぴったりです。
ヤンさんから、「これからは、テキストを自分で日常語に変えて、覚えて、勉強会には語りから出してみてはどうか…」と語り手さんに提案がありました。
回を重ねられて自分で日常語テキストをつくる力がついてこられたということで、ヤンさんが提案された瞬間に立ち会えたことになぜかわたしが「おおっ、出ました通行手形!」と、感動したのでした。
やり続けることで進んでいけるというのを横で見られるということは、自分も頑張ろうと思えて元気をいただきました。

季節柄、セミの抜け殻とセミの死骸をよく見ますが、人によって平気か平気でないかが違うようで、両方絶対気持ち悪いとか抜け殻は大丈夫だけど死骸は無理とか…
わたしは両方平気なんで、死骸でも指でつまんでポイッと捨てますが、抜け殻か死骸かの会話に「ああ、夏やなぁ~」と思った次第です(笑)
ではまた、次回のプライベートレッスンで~(^O^)/