♬一でしっぺ、二でしっぺ

昨日は、もうすぐじめじめした梅雨に入りそうな、そんな曇りの日で、雨も少~しポツッと降ってきたり。
そのせいかはわかりませんが、図書館はいつもより人が多くて、お話会に来てくれたのは、子どもが16人、大人が9人でした。

手遊び ちいさなはなけ
おはなし 「こぶ取りじい」『日本の昔話3』おざわとしお/再話 福音館書店
絵本 『ならびました』五味太郎/著 ブロンズ新社
 〃 『おさるはおさる』いとうひろし/作・絵 講談社
 〃 『まほうのコップ』藤田千枝/原案 川島敏生/写真 長谷川摂子/文 福音館書店
 〃 『おしいれ』新井洋行/作・絵 偕成社
 〃 『オムライスだいすき』苅田澄子/文 いわさきまゆこ/絵 金の星社
 〃 『つみき』中川ひろたか/文 平田利之/絵 金の星社
手遊び さよならあんころもち

「こぶ取りじい」のおじいさん、どんだけ踊るの好きやねん!と思います(笑)
歌の歌詞の、〝しっぺ〟というのが意味が分からないといつも思うのですが、おはなしを聞いているとそんなことはどっかにいってしまって、とにかく楽しく踊っているおじいさんがイメージできるので不思議です。
子どものころに見た、地域の盆踊りで大人が楽しそうに踊るのを思いだします。

絵本は短いものが多かったのでたくさん読んでもらいました。
『おさるはおさる』だけは長いのですが、子どもたちも長さを感じることなく楽しんでいました。
たくさんシリーズがあるようですが、『おさるのまいにち』をお話会で読んでもらって知っているだけでしたが、『おさるはおさる』も期待を裏切らない面白さでした。
おじいさんのさるはここでも「うん、うん」を繰り返してくれるのでうれしかったです。
おじいさんさるのいい味が、何ともいえず奥深さを与えてくれてますね。
いとうひろしという作家に改めて注目しました(*^_^*)

まいった、まいった😓😭😢

先週土曜日のおはなし会がおわってほっとして、晩ご飯を食べてぼ~っとしてたら、いきなり痛い!
きりきりと、胃が痛い!
なんで?

だいたい胃腸は丈夫なので、原因も分からなくて、しかも明日は病院休みやし

え?
まさか、アニサキス?
カツオのたたきを食べた~o(≧口≦)o

夫「ストレス違うか?」
わたし「そや、めっちゃストレスや」
夫「おはなし、もうやめたら?」
わたし「ちがう、あんたがストレスなんや!」
夫「・・・おたがいやろ」

胃が痛いときは、黙っとくのがいちばんです。
けんかになるから。

結局原因不明で、すこーしずつ、すこーしずつ、痛みはひいていきました。
で、ぺーちかもお休み、リハビリもお休み、ホームページの更新もできず。
学校のおはなし会の助っ人もお休み・・って助っ人になってない。ごめんなさい。

ずっと、普通食が食べられず、おかゆだけだったから、エネルギーが、ぷすん、ぷすん・・・・
でも、なんとか今日の図書館のおはなし会はやり終えました。

今晩から、普通に食べられるようになって、うれしい!

なんか、いっぱい食べたい気分!
ティラミスとか。
あかん。がまん、がまん。

Ⅾuolingoで英語学習してるんだけど、娘はスペイン語、娘のパートナーは英語やっててね。
しんどくて休んでたら、ふたりでつついてくれるの。がんばれ~って。
ありがたいというか、なんか楽しくてね~

ああ、めっちゃ落ち込んでたのが、ふつうに心が動くようになった。

年をとったらどうしても人に迷惑をかけるんやから、できるだけ健康でいようとしみじみ思ったできごとでした。

 

6月のあったかペーチカ

梅雨前の快晴、洗濯仕事もはかどります。あれやこれやと洗って、服もシーツもはたはた、くるくる、しています。きつい日差しに、ふとんはちょっと暑がっていそうです。さてさて、あったかペーチカは、9人の参加がありました。

「主がそうなら道具もそう」 語りの森HP

「宝下駄」 『語りの森昔話集5』語りの森

「仙人のおしえ」『日本の昔話5』おざわとしお/再話 福音館書店

「いばら姫」『語るためのグリム童話3』小峰書店

「かしこいモリー」『おはなしのろうそく1』東京子ども図書館

「アリ・ムハッメドのかあちゃん」 『世界の民話8中近東』ぎょうせい より再話

Mさん絵本紹介

『トガヒネズミ ひみつのくらし』六田晴洋/写真・文 世界文化社

『カップねこ』塚本やすし/作・絵 ニコモ

『オムライスだいすき』苅田澄子/作 いわさきまゆこ/絵 金の星社

『かくれんぼハウスへようこそ』ぬまのうまき/作 ほるぷ出版

『かんばんのないコーヒーや』かめおかあきこ/作 ほるぷ出版

『山の学校 キツネのとしょいいん』葦原かも/作 高橋和枝/絵 講談社

『うまれたよ!トカゲ』関慎太郎/写真・文 岩崎書店

『さるさるおさるこんにちは』乾栄里子/作 高畠那生/絵 金の星社

今回も盛り沢山のプログラムでした。私は準備が間に合わず、聞くだけになりましたので、それはそれで、楽しい~ほっこり~しました。語りのすごいところは、語れば語るほど変化していく、育っていくところ、語りの場一期一会な所ですね。おもしろいな~。「かしこいモリー」の語り手さんの初々しいかわいらしい感じも、もしかしたら今回限りかもしれませんし、来週また聞く予定の「主がそうなら~」「アリ・ムハッメド~」も、聞き手メンバーが変わりますし、語り手の状態も変われば、同じ語りにはならないですもんね。そして、私は新しいおはなしより、語ってきたおはなしを語る方が好きなのですが、先輩方でも新しい話をばんばん覚えるので、感心するばかりです。ある方は「同じ話もええけど、あきんねん!」と言われていましたよ。(これは帰り際立ち話で)また、絵本もたくさん紹介して頂きました。「カップねこ」おもしろい~!また来月のペーチカも楽しみです。

次回:7/6(日)

「えー⁈」「え゛ぇー‼」「ぎぇ~~!」

 雨が降るという予報だったので洗濯するのをやめたのに、なぜか快晴だったりと、雨だ雨だといわれたいた一週間、5月31日土曜日の図書館おはなし会も、降りそうで降らないお天気なか、げんげん元気にはじまりました😊
 
子ども 11人 おとな 7人

手あそび ちいさなはたけ
おはなし 「ついでにペロリ」『おはなしのろうそく6』東京子ども図書館
おはなし 「たにしとからすのはなし」語りの森HP
絵本 『よるのおと』たむらしげる/偕成社
絵本 『くらべるえほん いきもの』ちかつたけお/Gakken
絵本 『かめめかかめ』おおのまきこ 文/にしむらゆうさ 絵/めくるむ
絵本 『たれてる』鈴木のりたけ/ポプラ社
手あそび さよならあんころもち
 
 ひさびさに、ヤンさんの「元気な人~⁉」からはじまりました😊 それに元気よく「はーい💓」と返事をしてくれる女の子たち。なかなかのいいノリです。
 続いて手あそび「ちいさなはたけ」も、楽しいんですよね! 
 そしておはなし「ついでにペロリ」‼  つむじまがり、へそまがりの後、とりが5わ、くらいから、もうこのおはなしの楽しみ方を心得たようで、
ヤンさんが「…………ペロリ、とのみこんでしまいました」というたびに「えー!」「ええー‼」「ぎぇ~!」とリアクションが大きくなるので、もうおかしくって😁 笑い話をこんなふうに笑ってくれるように語れるヤンさんはほんとにすごい! 私もこんなふうに毎日1回は必ずお腹を抱えて笑いたい!😊   
 もう後は、何やっても楽しくって。それでもさすがヤンさんです。ことばあそびの絵本『かめめかかめ』が大勢の読み聞かせでもこんなに面白いものだったり、『たれてる』が、こんなに素直にあったかい楽しみ方するんだ、と新たな発見あり、勉強になりました!

5月の再話クラス

道を歩いていると、きれいなバラをよく見かけます。
バラのあるおうち、あこがれますね。
自分では全く手が出ないし、チャレンジする気力もありませんので、よけいによそのおうちのバラがまぶしく美しいです。
再話クラスの報告をします(^^♪

再検討「笛吹峠」『鈴木サツ全昔話集』鈴木サツ/語り 小澤俊夫・他/編者 鈴木サツ全昔話集刊行会
これは継子話です。
そしてとても悲しい内容です。

継子話を語ろうとするなら、語られた時代とその背景、それが今と違っているかどうかなどを特に注意しないといけないでしょう。
ですがそれも、誰に語るのかを明確にすることでクリアできる場合もあります。
❝この話をだれに語るか❞を先にはっきりと決めておけば、あるていど再話の形が決められますし、実際語れることになる可能性もあります。
継子話に限らず、どの話の再話でも誰に語るのかを決めるのは大事ですが、グリム童話も版のちがいで実母が継母に変わったように、時代が許容する範囲というのがまずあります。
それとあわせて、話のテーマが継子以外にあるのかどうか、どのくらいの年齢の子どもに語るのか、あるいは大人に語るのかなどを考えることは、継子話では特に重要だということになりました。

改めてそういう視点でこの原話を見てみて、考えようということになりました。
いやあ、有意義な内容であったと思います。

新作「星占いのお百姓」(原題:星占いの農夫)『カルヴィーノ イタリア民話集上』河島英昭/編訳 岩波書店
なんと、新作ですが今回だけで完成しました!
快挙!!
主語の統一の話題が出ました。
基本的には主語は変えませんが、姫が結婚して妃になるような場合は混乱が生じるわけではないしむしろ変わるほうが自然です。
場面によって変えた場合でも、同一人物であると分かるのならばオッケイです。
この再話の場合の主語の変化は、同一人物だと分かるし、補う言葉も入って配慮されているのでこれでいいということでした。
話を生かすために主語を変えるのも一つの工夫のうちなのだとお勉強できました(*^_^*)

新作「熊のフアニート」『エスピノーサ スペイン民話集』三原幸久/編訳 岩波書店
今回の勉強会で、担当の人も、その場のみんなも、今までになく「う~~ん」と身をよじってどうしたらいいかと考えた話ではないでしょうか(笑)
この話は、巻末の〝民話の比較のための注〟によると〝世界中での分布は現在類話数二千話を超え、「シンデレラ」に次ぐ広い分布をもつ昔話〟だそうです。
AT301「奪われた三人の王女」の類話の中の、異常誕生型で、地下に下りていって王女を助けます。
ですが、構造上に欠陥があり、矛盾の生じる箇所もあるので、この二点を考えると再話はしづらいという結果になってしまいます。
でも、話としては面白いので、身をよじって「う~~ん」と悩むわけです。
原話選びについての学びになったということで終わるというのもありですが、一味違うのがヤンさんの勉強会というか、あっさり終わってしまわないで他の道を見つけるのがヤンさん流というか。
再話の勉強のためにあえてこの二点を乗り越えるような大修繕をし、欠けているところは作ってこようということになりました。
これは喜んでいいと同時に苦しみの始まりでは?!
たくさんある類話を参考にして、次回までに各自が筋の通る、矛盾のないストーリーを作ってくることになりました。
ないものを入れる箇所についてはまさに作るですね。
ふつうは原話を大事にして、必要最小限でしか作るということはしないのですが、この話を練習台にしてあえて作ることにチャレンジしてそれを勉強にしようという、最後にふさわしい課題と言えましょう。
ああ、出来るかな~~(ちょっと遠い目…)
でもね、ここまで長いこと語法や再話を勉強してきました。
みんな、いっしょだからやってこられたと思うんです。
だから、応用編みたいな感じで、みんなで難しい課題に向き合う気持ちで頑張ろうと思います(^O^)/