6月おはなし初級講座

6月といえば、思い当たるキーワードは梅雨、初夏、あじさい、かたつむり・・・。
この時期に合う手遊びってなんでしょうね。
心当たりがみつからず、一同、気配を探りつつシーンとなっていたところに、おらふさんがかたつむりのわらべ歌を歌ってくださいました。
しっとりと歌い上げられる美声に聞き惚れながら、わらべ歌でおはなしの世界へ誘われるのもいいな~と思いました。
しかし、もっちは音痴ですのでね。おらふさんのようにはいかないでしょうね。
どこかおかしな異界に迷い込むに違いありません。

さて、今回もバラエティ豊かにおはなしが集まりました。

猫絵十兵衛六渡邦昭再話(フジパンホームページ)
世界でいちばんきれいな声
」『おはなしのろうそく11』(東京子ども図書館)
ちいちゃいちいちゃい」『イギリスとアイルランドの昔話』(福音館書店)
アナンシと五」『こども世界の民話 下』(実業之日本社)
小判の虫ぼし」『松谷みよ子のむかしむかし 日本の昔話3』(講談社)
へこきじい」『日本の昔話①はなさかじい』(福音館書店)
しじみの三兄弟」『子どもに贈る昔ばなし5』(小澤昔ばなし研究所)

出典がどれも被っていませんね。みなさん、いろんなところから面白いおはなしを見つけてこられてますね。そしてどれも面白かったです。

「猫絵十兵衛」は初めて聞くおはなしだっただけに、新鮮な気持ちで聞かせていただきました。
いくつかの話型が組み合わされているのですが、まさかの〇〇オチ!(←〇は伏字です)
え? 創作ちゃうよね? 民俗学の本にも載ってた? え、どの本? と前のめりになる魔女たちと見習い魔女たち。

そして今回の反省会も色々と実践的なアドバイスをたくさんいただき、また話し合いました。

えばおはなしに入る前におはなしに出てくる言葉を説明するとか。
聞き手を置いていかないように語ることに通じるのだと思いますが、「世界でいちばんきれいな声」のコガモがカモの子どもで、カモは「くわっくわっ」と鳴くということを理解してなければ、どうしてもカモ語になってしまって猫や犬や鳥や牛のように鳴けないという可笑しさや悲哀は伝わらないのだということでした。
なるほど。だから年齢によってはポカーンとされていたのかとひっそり反省してました。
あとはジャンピングストーリーの驚かせ方とか。(笑)
物語の人物の性格は表さないだけで、語り手の中ではしっかりイメージしておくとか。

今回も楽しく有意義な講座でした。

 

 

 

2 thoughts on “6月おはなし初級講座

  1. もっちゃん、ご報告ありがとうございます。

    そろそろみなさん、人の聞いたことのない話をしてやろうという気持ちがふつふつと~?
    ちゃんとテキスト一覧もってるでしょ~
    反抗期やな。

    うん、反抗期のない子どもはいない。
    わたしはいい親やからちゃんと反抗さしたげる。
    だから、かならず親を乗り越えていっておくれよ。

      ヤン

  2. ヤン師匠~コメントありがとうございます~
    反抗期の娘ばかりですみません~ 笑
    これまでは入門講座のやり方を素直に守ってきたメンバーも、ここにきてテキストの選び方に好みや個性が出てきた感じですね。覚えるの苦労してもテキスト選びに失敗しても、まずは何事も経験してそこから成長するんですよね。

    と、言いつつ保守派のもっち

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