絵本の読み聞かせ講座に行ってきました♪

某市立図書館主宰の絵本の読み聞かせ入門講座に行ってまいりました。
全4回の講座です。

一回目は、「子どもたちに絵本を!」
二回目は、「絵本の選び方」
三回目は、「絵本の読み方 1」←いまココ。
四回目は、「絵本の読み方 2実習編」

絵本って年間どのくらいの数が出版されているんでしょうね。
㈱出版ニュース社発行の「出版年鑑」を資料にした総務省のホームページの情報によると日本の児童書の年間出版点数は近年およそ5000点あたりを推移しているようですが、そのうち絵本が占める割合はどのくらいなのかな。
ともかく絵本は世界中で今日も出版され続けているわけで……。
そんなたくさんの絵本の中から読み聞かせに適した絵本を選ぶなんて、鳥取砂丘に落としたダイヤモンドを探すような途方もないことだと思っています。
どんな絵本にも絵本作家さん、画家さん、出版社の編集者さんたちの想いがつまっていると敬意を表します。
だからいい絵本、そうでない絵本だなんて選ぶのはおこがましいことではあるのですが、集団の読み聞かせに適するもの、母と子でぴったりくっついて楽しむ絵本、子どもが自分で読んで楽しむ絵本といったように用途が分けられることはあると思っています。
それに子どもたちの興味は、それこそ千差万別ですものね。それでも個人で楽しむなら、子どもに付いていくかたちで選書の枝葉を伸ばせられるかなと思いますが、やはり図書館での読み聞かせは難しいと感じています。だって、来られる年齢も性別も人数も、顔だって毎回違うのですから。

そういうわけで。
ボランティアとして地域の子どもに絵本を届けるため、また一人の母親としてわが子と絵本を楽しむために絵本の読み聞かせ初級講座を受講したわけですが。

「まず絵本って何だと思いますか?」
絵本は「絵(芸術)と文学が組み合わさった本」なんですよ。もちろん子どもは絵を見て物語を楽しむので、まず絵ありき。
絵がストーリーを物語ってなくては絵本とは言えません。
でも言われてみればそうなんですよね。
子どもが耳と目で楽しむわけですからね。
そしてお母さんとかお父さんとか、おばあちゃんとかおじいちゃんとか、いつものボランティアのおばちゃんだとかいつものボランティアのおじちゃんだといった周りの人たちの声を聴いて、愛情を感じながら物語を楽しむわけです。
だから同じ本を何度も催促されるのはいいことなんですよ~というお話がありました。同じ話を何度も毎日読まされると大人は飽きますけどね。だから小学生が音読の宿題をめんどうくさがる気持ちはよくわかる。(^_^;)
やっぱり子どもは親の背中を見て育つわけでして、だからうちの子は本嫌いでなんとか本を読ませたいと思う親御さんはまずご自身が本を好きになってくださいね。親がうふふ♥と楽しく読んでいる姿を見ていると、子どもは本って楽しいものなんだと思うはず。
テレビ好きの子を絵本に興味を持たせるには、その子の興味のある分野の絵本をテレビまでの間に並べておくという絵本トラップを仕掛けるアイデアも伺いました。
でもそもそもテレビ好きになっちゃうのって、テレビに子守りをしてもらっていたのが原因では……。
いえいえ、そればかりが悪いとは言いません。四六時中べったりしてられない時だってあるのが現実です。理想としてわかっていてもできないのが子育ての現実なのです。そもそも子どもは親の思う通りには動いてくれませんし、動かそうとしてもダメなんです。
でもつくづく子は親の鏡だなぁと思ってしまう。あ~耳が痛い。

読み聞かせに適する絵本を見分ける目を養うのは、一朝一夕にできることではありませんが、初版から20年以上、ずーっと子どもたちの興味を惹きつけ、再版・増刷を繰り返してきているベストセラーの絵本には、そのヒントが隠されているようです。
子どもと一緒に「あー、面白かった!」「あー、良かった」と最後に言えるような、「もう一回読みたい」と思えるような絵本を見つけたいと思いました。

 

☆講座で紹介された絵本を抜粋して紹介

「あなたこそたからもの」いとうまこと(大月書店)
「いないいないばあ」松谷みよ子(童心社)
「うちゅうひこうしになりたいな」バイロン・バートン(インターコミュニケーションズ)
「おさるのまいにち」いとうひろし(講談社)
「雲へ」黒井健(偕成社)
「しょうぼうじどうしゃじぷた」山本忠敬(福音館書店)
「ぼくのいまいるところ」加古里子(童心社)
「わんわんにゃーにゃー」長新太(福音館書店)
「ばいばい」まついのりこ(偕成社)
「へんてこへんてこ」長新太(佼成出版)

 

 

 

 

 

5 thoughts on “絵本の読み聞かせ講座に行ってきました♪

  1. わたしが子どものころは、ほんと、絵本が少なかったです。
    あるところにはあったのでしょうが、わたしの身近には子どもの本自体がなかった。
    小学校に上がるまで、図書館というものがあることすら知らなかった。
    本屋は遠くバスに乗って町まで行かないとだめだったから、ひとりでは行けなかった。
    学校の図書室は暗かったし。5年生のときに『紫式部』という伝記を借りた、記憶はそれだけ。

    だから、親も絵本なんて選びようがなかったでしょうね。
    『いそっぷものがたり』とか『ももたろう』とか数冊の絵本を飽きもせずよんでもらっていましたよ。大事に大事にしていました。
    あとは、お隣のお姉ちゃんのとこに読み物がどっさりあって、読んでもらったり、一回読んでもらうと、あとはお姉ちゃんが学校に行っている間にあがりこんでひとりで読んだりしていました。
    だから絵本の時期はあっという間に過ぎました。

    小学校にあがるころ引っ越したんだけど、こんどはお隣のうちに世界文学全集の子ども版がそろっていて(今では絶対子どもには推薦しないー笑)、そこの子は読まなくって、ほとんどまっさらなのを毎日読ませてもらっていました。

    父が本好きで、家には本がいっぱいありました。だから、わたしも本が好きになったんだと思います。
    父は、理論社の創作や岩波の昔話をたま~に買ってきてくれました。
    絵画もすきで、いっしょに写生にでかけたりしていたので、もし、今みたいに絵本がたくさんあったら、父もわたしも幸せだったろうなあと思います。
    人生の楽しみのひとつとして、絵本がもっと深く私の心にすみついたのではないかな。
    ちょっと残念です(笑)

    なんや、この打ち明け話は(笑)~!?

  2. もっちさんといっしょに、某図書館主催の絵本の講座に行ってます(^^)/
    毎回、某講師がたくさん絵本を読んでくださるのでとっても楽しいです。
    だからいつも最前列のセンターに座っています。
    え! 
    読んでもらって楽しんでる場合ではなかったですか?

    思えば、私も幼稚園の頃は今のような絵本はなかったと思います。
    記憶にあるのは、幼稚園で申し込む「キンダーブック」とソノシートがついた歌の本、それと月刊雑誌「めばえ」「よいこ」が私の本の原点です。
    母親が言うには、月刊雑誌の方には昔話の付録がついていて、それをおぼえるほど読まされたそうですが、全く記憶にございません。
    私はテレビっ子でして、テレビの方をよく覚えています。
    朝は「ロンパールーム」「おはようこどもショー」、昼は母と一緒に「ライオン奥様劇場」、夕方から夜にかけては大喜利とアニメ、日曜の晩ご飯は「笑点」を見ながらでした。
    あれ!
    何の話でしたっけ?

    とにかく、うちには本はありませんでした。
    父は本が嫌いでしたし(そして今も嫌い、新聞以外読まない)、なんで自分が本を読むようになったかはわかりませんが、多分学年雑誌からだと思います。

    自分がいま絵本の勉強をするにつけて思うのは、「いいよな~、今の子どもってぇ~」「いいよな、たくさん本があって~」「いいよな~、いっぱい買ってもらって~」
    だからたまに自分に絵本を買います。
    わがこにもウケないし、小学校でも読めない絵本です。
    もちろん、「読み聞かせ講座」の宿題としても持っていけないです。
    でも、「この絵本が好き!!」と、心で叫びながら買うのはとっても楽しいです。

  3. ヤン師匠、ジミー様、コメントありがとうございます。
    これは打ち明け話の流れですね。(^^)
    私も小さい頃は身近に絵本はたくさんなかったように思います。読み聞かせしてもらった記憶もあまりないですね。覚えていないだけかもしれませんが。
    田舎だったので図書館もなく、本屋もバスに乗って町に出ないとありませんでした。(あ、あれ?ヤン師匠と似ている!?)
    記憶にあるのは小学生低学年の時に買ってもらったアンデルセンの童話絵本。そしてなぜか好きだったのですよね、日本の昔ばなし『雉も鳴かずば』。そしてマンガ○○のひみつシリーズの学習まんが。
    講座ではあまりお勧めではなかったタワー型の陳列で有名な500円絵本の『ぶんぶくちゃがま』。(思えばあの頃からあるので20年選手の絵本の仲間なのではないかと思ったり。しかし芸術的な絵というと……)
    テレビもあまり見せてもらってなかったのですが、「日本昔ばなし」と「世界名作劇場」だけは欠かさずチェックしていました。
    高校生になって図書館に初めて通い始めたのですよ。それまで連れて行ってもらってなかったのです。下校途中にトイレを借りに寄ったのがきっかけで、トイレの綺麗さに感激して、それから通いつめ……あ、あれ?
    トイレばかり借りていたわけではありませんよ。もちろん本を借りに行ったのです(^_^;)
    貪るように手塚治虫の漫画を読んで……、シャーロック・ホームズを読んで赤毛のアンを……。あれぇ?絵本の思い出はどこに行ったのでしょうか。(笑)
    多くの絵本に親しんで来なかった反動で、今、絵本とを読んだり読んでもらったりするのがとても楽しいです。

    もっち

  4. 手塚治虫! アトムは初恋の人(あ、ロボ)よん。
    シャーロック・ホームズ! 中学生のとき初めて読んだ文庫本。
    赤毛のアン! つぎの巻が出るのを待ちかねて買った。
    もっち、私と同世代かあ~?
    あ、アルセーヌ・ルパンは?

      ヤン

  5. ヤン師匠も手塚治虫ファンだった!(๑•̀ㅂ•́)و
    私はブッダと火の鳥とブラックジャックを読んでました~。特にブラックジャックがお気に入りでした。

    私はシャーロック・ホームズが初恋の人ですよ~。
    でもルパン対ホームズのシリーズは読んでいないのです~。当時はコナン・ドイルに傾倒してましたもので(^_^;)
    いつかイギリスに行ったらベイカー街に行くんだと夢見ていたな~。

    赤毛のアンも面白かったー。赤毛が緑色になるところが!!自分がアンになりきって楽しんで読んでいました。
    あと中~高校生?の時に頑張って読んだのは『嵐が丘』!シェイクスピア!
    この頃はテレビ放送されていた宝塚歌劇にもハマってたから、観劇に行けない悲しさ(チケット高いから)を原作本を読んで紛らわしてました~。

    『赤と黒』と『はてしない物語』は挫折した思い出が……(^_^;)

    もっち

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