日別アーカイブ: 2016年11月9日

11月 おはなし初級講座

寒い、寒いと思っていたら、立冬が過ぎていました。もう冬です。

11月のおはなし初級講座に行ってきました。

語りは9話。
半分のにわとり語りの森HP←テキストにリンクしています。
まぬけなトッケビ」『おはなしのろうそく30』 東京子ども図書館
絵にかいたよめさま」『瓜子姫とあまんじゃく -日本のむかし話(3)24話-』講談社青い鳥文庫
文福茶釜」『子どもに語る日本の昔話2』こぐま社
こねこのチョコレート」『おはなしのろうそく20』東京子ども図書館
犬と笛」『子どもと家庭のための奈良の民話 一』京阪奈情報教育出版
ひなどりとねこ」『子どもに聞かせる世界の民話』実業之日本社
へびとおしっこ」『ねしょんべんものがたり』椋 鳩十 編 童心社
スヌークスさん一家」『おはなしのろうそく1』東京子ども図書館

たくさん発表してくださいました。

ところで、「半分のにわとり」はどう半分になっていると思いますか?
テキストを読んだことも、聴いたこともないわ~という方は、語りの森HPの外国の昔話から音声を聴いてみてくださいね。
にわとりは半分になっても生きているし、歩くし、お尻から色々入れるし、果物も食べられるんです。
昔話が図形的に語られているのがよくわかる例ですね。

さてさて、私たちが普段話している言葉はどこで間を取っているでしょう。
息つぎをしたいとき、もったいぶった言い方をしたいとき……。
少なくとも書き言葉で読点「、」を打つほどには途切れさせていないと思います。
そんなに途切れさせて話すのは、夏場、扇風機の前で宇宙人のモノマネするときくらいではないでしょうか。
ところが、おはなし初心者はテキスト通りにきっちり覚えようとして、読点の位置まできっちり途切れさせてしまいがちになります。
それが”間”だと思っちゃうんですよね。少なくとも入門講座の時の私はそうでした。
ゆっくり聞き取りやすく語らなければと思い、読点で区切ってしまったのです。
入門講座のそれも人生初の語りでそれをやってしまい、注意されたことを昨日のように覚えています。
けっして巳年生まれだから執念深いってわけじゃありませんよ。おっと、いけない。歳バレするところでした。
書き言葉に読点を付けるのは、文章を読みやすくするためです。日本語というのは、読点のつける場所で意味が変わってくる難しい言語だと思います。
それに読点と漢字を組み合わせることで読みやすくしていると思います。小学一年生の国語の教科書のなんと読みにくいことか!!
論点がずれましたが(;´・ω・)
つまりは語りの間を獲得するためには、テキストの読点を取っ払っちゃいましょうというお話。
きっとお喋りをするかの如く自然な語りの間を掴むことができると思います。(自己責任でお願いします)
ちなみに私が入門講座で頂いたアドバイスは、立て板に水が流れるように続けて語れるように練習するというものでした。
でも、人によって個性も癖も違うので、自分に合った練習をお勧めします。