昨日は一日雨ふりで、雪ではないなら暖かいのかというとそうでもなく、冷たい雨というのも重たい気分でした。
しかし、一昨日の再話クラスは、メンバーも増えたからか活発な発言が続き、「白熱教室か?」と思うくらいの熱い勉強会でした。
語り
「もぐらととんび」 『日本の民話7近畿』ぎょうせい
「お百姓ときつね」(原題:九羽の雌鶏と一羽の雄鶏)『オルトウタィハンガリー民話集』岩波書店
再話
「腹ぺこきつね」 『世界の民話3北欧』ぎょうせい
「もぐらととんび」の貴重な音声資料をみんなで聞かせてもらったんですが、伝承の語り手の声は一瞬にして今いるところとは違うおはなしの世界に連れて行ってくれますね!
魔法のじゅうたんかタイムワープみたいに!!
それと、ふだん原話として読んでいる『日本の民話』ですが、やはり音声を一字一句おこしているわけではないので、息遣いからわかるお話に対するプラスアルファを感じることができました。
でも何より、録音しているときに語り手さんの話を聞いている人の相槌が入っていて、それも一緒になってリズムが生まれているのを感じられるのは音声だけですね。
わたしの祖母は、早口でまくし立てる人でしたが、幼児のわたしにほんの少しだけ自分の好きな昔話をしてくれたことがあります。
それを思い出しました。
祖母の声は「もぐらととんび」の語り手さんの話し方とは全く違いますし、孫のわたしがその話が好きかどうかは全く考えてくれませんでしたが、伝承の語り手さんの音声を聞くとなつかしき思い出としてビュンと脳裏に現れますから不思議です。
語りの2話は完成しましたので、テキストを完成形にして次回みんなにわたすこと。
「腹ぺこきつね」は、再話したテキストを覚えてみて修正をする段階です。
次回は、白熱のあまり時間切れになって今回できなかった「金の斧」の再話をします。
次回は5月ですから、きっと暖かくなっていて、もっと白熱するかもしれませんね(^^)v