月別アーカイブ: 2019年12月

ちょっと前の話ですが⛄

お話会シーズンの12月上旬に奥大山へ羽を伸ばしに行きました。
忙しい時って、なんか遊びたくなるんですね。
期末テストの最中に手塚治虫を友達からどさっと借りてくるとか。
あ、それは中学生の時だったけどね。
今もあまり変わんない(笑)

奥大山は、鳥取県。
大阪難波から高速バスで江府インターまで。あとは宿の送迎バス。
もう紅葉は期待できないけど、ちょっとは残ってるかなと思いながら、バスは走る。
すると、なんと、なんと!
雪景色!!!

ヤドリギがいっぱいくっついている木。

うれしくって、雪に足跡をつけようとしたら、膝の上までずぼっ!

その晩は、お神楽を見ましたよ。「さがりがやこうじんかぐら」と読みます。近くの村で、ずうっと伝承している神楽だそうです。
じつは、これが旅の目的だったのです。

これは、素戔嗚尊(すさのおのみこと)と櫛名田比売(クシナダヒメ)。

ヤマタノオロチ!すごい迫力でした!!

帰りには大山が一番よく見える場所に連れて行っていただきました。
道が大山に向かって伸びているでしょ。

思いがけない雪で冬を先取りした旅でした~

もう、今年最後⁉

今年もいつのまにか残りわずか………。
12月22日は冬至でしたね!柚子湯で体を温めて、かぜ知らず😌
そして今日は、クリスマス・イブ💓
みなさま、聖なる夜をいかがお過ごしでしょうか?

さてさて、おらふは11月後半から、あちこち小旅行に出かけておりまして、
ヤンさんとすれ違いばかりになってしまい、図書館おはなし会の
ご報告が出来ずにおりました。ごめんなさいねっ🙇
……そうこうしているうちに、ほんと、やっとお会いできたと思ったら、
今年最後の図書館おはなし会になっていたのです😢

12月21日土曜日は……やっぱりお出かけですよぇ、大安だったし。
子ども7人、大人3人、小さい子がにこにこと聞いてくれました。

 手遊び  「メリークリスマス」
 おはなし 「七人さきのおやじさま」
 絵本   「みらいのえんそく」  ジョン・ヘア作 あすなろ書房
 絵本   「へんしんバス」  あきやまただし作/絵 金の星社
 絵本   「うしろにいるのだあれ 」 ふくだたしお作 新風舎
 絵本   「あ・あ」 三浦太郎 童心社
 絵本   「じゃあじゃあびりびり」 まついのりこ 偕成社

小学生のお兄ちゃんお姉ちゃんがいたら……と「ネコが見た”きせき”」の
絵本も用意してくれていましたが……残念😢 でも、
また、来年も、たくさんおはなし聞かせて下さいね!!

そんなわけで、図書館おはなし会報告におつきあいくださいまして
ありがとうございました。
よいお年をお迎えくださいませ😊

12月のおはなし会2🎄🎄

12月11日(水)
小学3年生 授業 一クラスずつ3回
おはなし「ハヴローシェチカ」『語りの森昔話集2ねむりねっこ』村上再話
おはなし「とりのみじいさん」『日本の昔話』小澤俊夫再話/福音館書店(日常語で)
てあそび「ちーちゃんぱーちゃん」
おはなし「こびとのおくりもの」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』村上再話
おはなし「九尾のきつね」『語りの森昔話集2ねむりねっこ』村上再話

語りは初めての子どもたちです。
でも、昔話についての学習に続いての実際の語りであり、3学期は自分たちも語るというので、とっても興味津々で聞いてくれました。
感想や質問も、はい!はい!って積極的。
その中で、感動的だったのは、「目に見えるものがないので、頭の中で自由に想像できて、楽しかった」という感想。
ね、すごいでしょ。
聞くことの楽しさが分かったのね。
この子の想像力に脱帽。

でもね、この子のようにことばで表現できなくても、お話の楽しさを感じている子は私たちの周りにいっぱいいると思う。
みなさん、がんばりましょう!

12月13日(金)
6年生 朝20分
おはなし「まほうつかいの弟子」『語りの森昔話集3しんぺいとうざ』村上再話
ブックトーク『クラバート』
中学1年生と同じプログラムです。
この子たちとは、5年生の3学期以来でした。ずいぶん成長していました。
ひさしぶりだったので、
わたし「ちょっと合わないうちに、老けたでしょ」
男の子たち「きれいになった」「美しくなりました」
大人なぶりしたらあかんで(笑)

で、このあと、風邪ひいちゃったんだ。
で、おはなし会軒並みドタキャン。
代わってくださったかたがた、ありがと~~~~

今年は、のこり25日(水)に、初めて会う学童の1年生のおはなし会があります。
楽しめますように!

12月のがらがらどん🕯

年々、一年の終わるのが速く感じるようになっております中高年のわたしですが、今年はハロウィンの飾りを見かけるようになると頭の中は、ハロウィン→クリスマス→年末→新年あけおめ=一年が通り過ぎた、という連想をしました。
充実したスケジュールをサクサクこなしていると自らすすんで勘違いして、ことしも走ってまいりました(笑)
そして、がらがらどんも15日が今年最後となりました。
今回も楽しいメニューです。

「舌きり雀」『おはなしのろうそく28』東京子ども図書館
「お月さまの話」『おはなしのろうそく25』東京子ども図書館
「だれがいちばん兄さんか」『子どもに語るモンゴルの昔話』こぐま社
「しんぺいとうざ」『語りの森昔話集3しんぺいとうざ』語りの森
「にんじんとごぼうとだいこん」『松谷みよ子のむかしむかし』講談社
「おおかみと七ひきの子やぎ」『語るためのグリム童話1』小峰書店
「ントジィの蛇退治」『語りの森昔話集2ねむりねっこ』語りの森
「大晦日のお客」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』語りの森
絵本の紹介
『まいにちがプレゼント』いもとようこ作・絵 金の星社
『それしかないわけないでしょう』ヨシタケシンスケ著 白泉社
『あめふりぼうず』せなけいこ作・絵 金の星社
他、いっぱい

おはなしはどれも楽しくて、バラエティーに富んだ話をたくさん聞けて嬉しかったです。
そのなかで、「しんぺいとうざ」が心に残りました。
「しんぺいとうざ」は、日常語にテキストをなおして語られました。
日常語クラスのお仲間が語られたのですが、テキストを語り手さんの日常語になおすところから一緒に勉強していますから、がらがらどんでの語りに至るまでの経過を一気に思い起こすことができたのでございます。
語り手さんは、日常語クラスでテキストと語りの勉強をされた後もきっと練習や本番を経てこられたのでしょう。
語り手さんのための日常語テキストを自分のものとなさった語りを聞かせてもらって、とっても「しんぺいとうざ」の世界に引き込んでいただきました。
さいごの、しんぺいとうざが戦う場面は、ほんとに「がんばれー、がんばれー」と念じておりましたよ~!

今年もたくさんのかたが、がらがらどんにきてくださって、語り、聞き、おしゃべりしてくださいました。
ババ・ヤガーの各勉強会とは違い、おはなしが初めてのかた、ベテランのかた、おはなしを知らないかた、どなたでも来ていただけるのが、がらがらどんです。
来年もまたよろしくお願いします<(_ _)>(*^▽^*)

中級クラス🎅

12月の中級クラスの報告をします(^^)

「岩の戸、開け」『語りの森昔話集2ねむりねっこ』語りの森
金の牛を手に入れられずに、おじいさん、惜しかったねえ~、というおはなし。
欲ばりはダメということでしょうか(笑)
擬音がイメージに合わないということが話題に出ました。
自分のイメージと合わないと語りにくいというわけですね。
それはどうしたらいいかということで悩まれたわけです。
日本の話でも土地が違うと言葉が違いますから擬音も全く違い、他の土地の者は分かりませんよね。
この話は外国の話ですから、もっと違うかもしれませんよね。
外国の言葉を日本語に翻訳してくれている人が、音の通りに訳されているのか、日本語のイメージに合わせて訳されているのか、もう全く分かりません。
いろいろ意見が出ましたが、「普通に語りましょう」ということで落ち着きました。

「ついでにペロリ」『愛蔵版おはなしのろうそく3』東京子ども図書館
連鎖話です。
聞き手と一緒に作っていくおはなしです。
(だから、中級クラスで語るのはやりづらいでしょうね。お察しします、語り手さん)
聞き手が話に参加したい小さい子なら、いっしょに言えるくらいゆっくりと、もう少し大きい子なら、語り手が早口言葉のようにダーッと「どうだ!」という感じで語るのも面白いそうです。
なるほどですね。

「チワンの錦」『子どもに聞かせる世界の民話』実業之日本社
不思議で、美しい物語でした。
語るときには、どうこう考えずに、よどみなく語るのが大事なおはなしです。
聞いていると、次にどうなるかとても引き込まれますから、間があったり、語り手の気持ちが言葉に見えすぎるのは邪魔になる可能性が大デス(笑)
語り手さんの個性にぴったりでした。

「雪女」『松谷みよ子のむかしむかし』講談社
松谷みよ子さんの同名の絵本があり、講談社のテキストに絵本の文章を追加して語られました。
絵本と読み物で、文章がちがうという例でした。
勉強になりますね。
今回は絵本のほうが文章が長いということで、説明が多いということでしょうか?
色々読み比べてみると、いろいろなことが分かるという例でもありました。
そして、雪女の世界に入るというか、閉じ込められた感がありました(笑)
この世界観は中級クラスだけではもったいないということで、つぎの総会でやってもらうことになりました。
楽しみになさってくださいませ。

「木のまた手紙」『子どもに聞かせる日本の民話』実業之日本社
日本の昔話で、字を書く代わりに絵をかいて手紙にしたというおはなしです。
母娘の情がやさしく胸にひびくおはなしでした。
昔話ですが、著者の大川悦生さんが実際に聞いた話をもとに創作されて完成させた話だそうです。
そういうことも本のなかに書かれているそうで、ていねいに読むということの必要性を感じました。
「とにかく、時間がないから読むだけ読んで~~」という自分を反省しました<(_ _)>

「まほうの鏡」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』語りの森
これも「チワンの錦」同様に、話の次の展開がどうなるか、聞き手は話の筋に集中して聞き入るおはなしです。
語り手は、「この話、おもしろいよ~」という気持ちで語りたいところをぐっと抑えて、むしろそんな気持ちを全く込めないで語る方がいいそうです。
その方が、聞き手がいろいろに受け止められるから。
聞き手が自由に感じたことをふくらませられるからです。
耳で聞いて、イメージを持って、想像を無限に膨らませる、それがお話を聞くことのすごく楽しいところだと思います。
語り手が気持ちを込めることが、話によってはその妨げになるということを改めてお勉強しました。

中級クラスは、テキストの勉強もします。
自分が語るためにはテキストが大事ですが、語れるテキストが増えていくのがとてもラッキーだと思っています。
なかなか覚えられませんが、すぐに使えるテキストが手に入るのがとてもうれしいです(^o^)
ではまた次回(^o^)/