昔話の解釈ー賢いグレーテル👩‍🍳

笑い話はお好きですか?
わたしは大好きです。
きくのも大好きだし、語るのも大好き。
第5章は、笑い話についてですo(〃^▽^〃)o

マックス・リュティ『昔話の解釈』を読む。
第5章ー賢いグレーテル

グリム兄弟は、昔話集の中に、愉快な笑い話をいくつかはさみこんでいます。
たとえば。
KHM20勇敢な仕立て屋
KHM30しらみとのみ
KHM32賢いハンス
KHM34賢いエルゼ
KHM35天国の仕立て屋
KHM59フリーダーとカーターリースヒェン
KHM61小百姓
KHM77賢いグレーテル
KHM83しあわせハンス
KHM94賢い百姓娘
KHM103おいしいおかゆ
などなど。

わたしは、「賢いグレーテル」と「しあわせハンス」と「おいしいおかゆ」を語ります。いつか語りたいなあと思っているのは「勇敢な仕立て屋」「賢い百姓娘」。グリムじゃなくて類話でもいいな。

それで、です。

笑い話で取り上げられるのは、頭の働きと動物的快楽のふたつ。
動物的快楽というのは、早い話が、飲み食いのことね。
頭の働きは両極端があって、めっちゃ賢いか、めっちゃ愚か
「賢いグレーテル」「賢い百姓娘」は、ほんとうに賢くて抜け目がなくて、想像力に富んでいるのだが、「賢いエルゼ」「フリーダーとカーターリースヒェン」「賢いハンス」は、愚かなので、話の聞き手や読者はくすくす笑いながら自己の優越性を楽しむことができると、リュティさんは言います。

「賢いグレーテル」では、このふたつ、頓智と動物的快楽が、みごとに結び合わされています。
次回から、「賢いグレーテル」を詳しく見ます。
たいていのグリム童話集に載っているので、読んでおいてくださいね。
おはなしひろばで聞いておいてくださってもいいです。こちら⇒

 

 

 

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