エリック・カール

絵本の勉強会のグループから、毎年恒例の講演会を頼まれています。
11月なので、きっとコロナもおさまりかけてるんじゃないかと、はかない希望を持っているのですが・・・
いまは図書館が閉まったり開いたりと不安定なので、早めに準備をしています。

今年5月に、エリック・カール氏がお亡くなりになりました。
明るくさわやかな色調の絵で、単純なすっきりしたストーリーの中に、深いテーマがあらわされていて、好きな絵本作家です。

日本で出版されたものは50冊に満たなくて、ぜんぶ市の図書館にあるので、少しずつ楽しみながら読んでいます。

え?
そうです、エリック・カールといえば『はらぺこあおむし』。
もりひさし訳。偕成社刊。

『はらぺこあおむし』は、エリック・カールの第2作目の絵本なんだけど、日本でつくられたんですよ。
ほら、あおむしが食べた穴があいていたり、ページの大きさが違っていたりするでしょ。それで、アメリカの印刷所や製本会社はそんな本は作れないって二の足を踏んだのですって。
たまたま、エリック・カールの担当の編集者が日本に来て、サンプルを偕成社の社長さんに見せたら、うちでやりましょうってことになったそうです。
へえ~でしょ(@^0^)

そのエリック・カールの担当編集者アン・ベネデュースがこんなことをいっています。

エリック・カールは、自分が子どものとき、学び、創造することにどれほどの喜びを見出したかを覚えている。だから、子どもというものが、自分の世界を探検したがっていること、自分で発見し、学ぶのを楽しむものだということを信じている。それで、彼の作品は、美的に楽しめるだけでなくて、ほんとうに興味を持つ価値のある何かを学ぶ機会を、子どもに提供する。

自分の中にある子どもを思い出すこと、その重要性は、ケストナーも言っています。
ほんとうに思い出すことができたら、子どもの、未来に向かって生きようとする力を信じることができるのだと思います。
大人はみなそうでありたいです。その努力を続けたいです。
子どもは未来だからねo(〃^▽^〃)o

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おはなしひろばは、インドの昔話「はす」。
インドにも竜宮があったんや~!
短いし、きいてね(笑)

 

 

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