月別アーカイブ: 2026年1月

1月のあったかペーチカ

今年もよろしくお願いします〜!寒い日が続いています。もっと寒い地域では、吹雪いて大雪のようなところもあるようですし、気を付けて過ごして頂きたいです。私の方は、雪など季節のおはなしをしたためているこの頃です。

手遊び あめこんこん ゆきこんこん

「えとのはじまり」『語りの森昔話集5』語りの森

「こぞうさんのおきょう」『てぶくろを買いに』新美南吉/作  高野玲子/画 大日本図書

「松の木のお伊勢まいり」『日本の昔話4』おざわとしお/再話 福音館書店

「かきねの戸」『語りの森昔話集1』語りの森

「なぞの歌」『日本の昔話2』おざわとしお/再話 福音館書店

「山の上の火」『同名絵本』岩波書店

「夢を見たこぞうさん(夢見小僧)」『日本の昔話1』おざわとしお/再話 福音館書店

「ありとこおろぎ」『語りの森昔話集1』語りの森

「あちちぷうぷう」『語りの森昔話集4』語りの森

Mさん絵本紹介

「たねちゃん」乾栄里子/作 accototoふくだ+あきこ/絵

「おじいちゃんのたびじたく」ソ・ヨン/文絵 斎藤真理子/訳 小峰書店

「のこったのこった」おおなり修司/文 中川学/絵 絵本館

「かえりみち」ブリッタ・テッケントラップ/作 絵 木坂涼/訳 ひさかたチャイルド

「できるよ  できるよ」同上

「もういっかい」同上

私は三連休が終わるまでばっちり正月気分でおりました。年始めのプログラム、この時期ならではのおはなしもたくさん聞けました。聞き手は刺激や影響を受け、私も覚えよーと思ったり、絶対やらないわと思ったり!逆におはなしが語り手を選んでるんだな〜と感じる事も多々あります。そして、ありとこおろぎは滑舌練習に最適ですよ〜と私からお勧めしました。先日も3年生のおまけで語ったのですが、今や私の定番です。ペーチカでジミーさんに頂いた感想を元に心持ちを改め語りました。そしたら、子ども達がまたいつもと違った感じになり、最後のセリフをしっかり聞いてくれました。「友達はお互いに助けあわなくちゃね!」のあと「いややー!」(笑)としっかり反応してくれました!そしてペーチカに戻って、Mさんに紹介してもらった絵本も新しいもの、知らなかったものばかりで、楽しくほっこりしました。語りとおしゃべりと色んなお菓子🥰で心豊かな時間を頂きました。来月も楽しみです。

次回は2/1(日)です。

おはなしが育つ🐴

今週の大人のためのおはなし会(16日金)にむけて、「馬方やまんば」をもどしています。
・・・出典は『日本の昔話5』おざわとしお再話/福音館書店

この話は、2004年に小学5年生に向けて語ろうと、「母の目玉」とセットで覚えました。
もう22年育ってきたんやなあ、と、感慨深い。
幼児から大人までたくさんの人に語ってきました。

前半は、馬方がやまんばに追いかけられる、いわば鬼ごっこの場面。
手に汗握るドキドキは、自分も子どものころ経験してるから、しぜん、リアリティが生まれる。で、子どものドキドキと、馬の足を切って投げるという現実にはあり得へんけど、夢の中やったらあるよなあって、子どものやっぱりリアルな驚きが、語り手を乗せてくれる。
語るたびに子どもといっしょにドキドキしてびっくりするうち、おはなしはわたしの中でしかと根を張る。

後半は、いろりの上の梁にかくれる、いわばかくれんぼうの場面。
前半が「動」なら後半は「静」・・・このはなし、構成がうまいなあ

ここでは、いろりに火をおこすこと、甘酒をあたためること、背あぶりすること、もちを焼くこと(以上やまんばの行動)と、梁にかくれること、屋根から茅をぬいてそれを使って飲み食いすること(馬方の行動)を、語り手がリアルに想像できることが、話の肝になる。
とすれば、語り手の想像力と表現力が試されるわけね。

もう何年も前に民族学博物館のツアーで白川郷に1泊したことがある。
ほんとは2泊のはずが、1泊で切り上げになったわけは、道中雪が降り始め、着いたときには大雪で、12月にこんなに降ったことがないといって、地元の人たちが、雪対策に大忙しで、お客の相手はしていられないから帰ってくれといわれたから。
大雪の中、小さなバスで荘川のほとりを走るの、恐かったよ~

それはさておき、とりあえずその晩は合掌造りの大きな家に泊まったの。
寒かったから、いろりの周りにみんなで集まって、地元の人たちと会談。
おおきないろりでね、めっちゃ大きな薪を放りこんで、火をたく。その煙いこと!暖かいこと!
寝る前にくるりとうしろを向いて背あぶりすると、芯まで温まって、ひと晩じゅう暖かいのよ。

あのときの外気の寒さと、いろりの暖かさ、外界と遮断された静けさが、「馬方やまんば」の後半を語るとき、わたしの中に再現されるの。
何度も何度も語り、伝えているうちに、それはわたしの中に根を下ろす。

レパートリーの1話1話に育ちがあって、それが楽しい。それが語り手の幸せやと思います。

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きのうのホームページ更新は《外国の昔話》
「相棒」です。
真面目なような笑いばなし?

 

 

おもちやいて~

年が明けて、今年初めての図書館のお話会の報告をします。
寒い中、来てくれたのは、子ども11人、大人10人でした。

手遊び おもちやいて~
おはなし 「おもちホイコラショ」『語りの森昔話集4』語りの森
 〃   「ねずみじょうど」『おはなしのろうそく3』東京子ども図書館
絵本 『十二支のお節料理』川端誠/作 BL出版
 〃 『ピーナッツなんきんまめらっかせい』こうやすすむ/文 中島睦子/絵 福音館書店
 〃 『あのこはだあれ』北村人/作絵 岩崎書店
手遊び さよならあんころもち

たくさん子どもたちが来てくれたけども、小さい子が多くて、貼りだしてある予定では「ねずみじょうど」でしたが、ヤンさんが「おもちホイコラショ」を語り始めたので、小さい子どもに合わせて話を変えられたんだなと思っていました。
でも、続いて予定通り「ねずみじょうど」を語られたので、話が聞けてうれしいけどもびっくりしました。
というのは、自分なら「ねずみじょうど」はとてもできないから。
あとで聞いたら、ヤンさんも「聞くのは無理かもと思ったけれども、本日の予定は「ねずみじょうど」だからやってみた。修行です」とおっしゃったので、ヤンさんが修行といわれるならわたしはただただ「ははあぁぁ~」とひれ伏す気持ちになったのでございます。
でも後ろから見ていたら、難しいとはいいながらも、子どもたちはだいたいは聞いていたように思います。
動じずに最後まで語るヤンさんの力量ですね。
たぶん初めて来てくれた親子だと思うんですが、終ってからお母さんが絵本を三冊とも借りていかれました。
絵本のことをヤンさんにいろいろ話しておられたようですが、お話会に心をつかまれた様子だったのでうれしいことです。

この辺りは雪が降るほどではないけれどもここ最近寒くて、昨日は強風で風の音が怖いほどでした。
しばらく寒いんでしょうね~(-“-)
でも、図書館はあったかいから、土曜日のお話会にたくさん来てくれることを願っています(^O^)/

再話の言葉⛄

お正月気分からそろそろ抜け出さねば(^///^)
と、今年の抱負などを書いてみようかなと。

じつは、年女なんですよ。
それでね、あと何回、「年女」をやるのかって考えたらね、せいぜい1回やね。

じゃあ、それまでにやっておくことはないのか?
やり残したって後悔しないためにはどないしたらええのんか。

で、今年の抱負、なのです。
そりゃもう、「やりたいことをやる」の一択でしょ!
やりたいこと3選
その1おいしいもんを食べる
その2旅する
その3再話

その1その2は置いて、その3について書きますね。
なにしろ、ここは語りの森やしね。
(ところで、語りの森は月に3万人のアクセスがあるって、知らんかったよなあ?ヤンも知らんかった!)

再話しようと思ったら、原話になる話をさがす。
それがおもしろい!
1話1話に、むかし生きた人の人生の記憶があるから。
めっちゃありがたい。
嬉しいことも悲しいことも、そうやなあ、おんなじやなあって、しみじみする。

再話しようと思ったら、自分の言葉に直していく。
原話で言わんとすることを、わたしならどんな言葉で人に伝えるのか、考える。
まずは、ストーリーが分かるように。つぎに語彙が通じるように。
だれに語る?ってことをいちばんに、言葉を置いていく。

言葉を選ぶとき、外国の話は案外やりやすいの。
いったん翻訳されてるからね。
翻訳者には申し訳ないけれど、もとの語り手はほんまはこう語ってたんと違うん?って思うことがいっぱいある。その基準は、自分の語りにあるのよ。つまり、自分が語り手やからわかる部分が大きい。
それで、ばんばん、言葉を変えていく。

言葉を選ぶとき、むずかしいのは日本の昔話。
もとの語り手の心があって、その心はもとの語り手の土地の言葉でしか表せないって思う。
わたしの言葉に置きかえてもいいものか、そんなおこがましいこと、していいのか?
けど、そうしないとつぎの人へ伝えられないんよね。もともと、昔話は言語を越えて伝わってるわけだし。赤ずきんはもとドイツ語やよ?
で、ああ、わたし下手やなあって思いながら言葉をつむいでる。

いま再話してるのは、山梨県の雨畑集落の伝説なんだけど、人間が自然を畏れつつ、自然に手を入れながら生きていた頃の、人々の心が伝わる話。
むずかしい。
でも、現代人が、受け取ってつぎへ伝えていかんとあかんと思う。くま騒動の答えかも知れんと思ってる。

四苦八苦しながら、再話の言葉をさがしています。

まだまだ読みたい資料がいっぱいあって、再話候補のコピーが山ほどあって、楽しくてほくほくしている年女でした~

 

 

年の始めに

みなさま、つつがなく新しい年をお迎えになられましたでしょうか。

禍福はあざなえる縄のごとしといいますが、昨年一年を振り返ってもその通りだったなあと、古人の知恵に何度もうなづくばかりです。
ただ、そのなかで、禍はできる限り水に流して(ときには見ないようにして)、福を大いに楽しみながら生きていかんと損やなあと、思いました。
いつ、何のせいで、日常が途切れるか分からない世の中(これを諸行無常といいますね)、この一瞬一瞬をありがたく受け取って行こうと、思います。

というても、どうせ今年も、去年と変わらず、バタバタと落ち着かず、あちらこちらに迷惑をかけながら過ごすことになるのでしょうが。
みなさま、どうぞわがままお許しくださって、お付き合いいただけるとありがたいです。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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元日の今日、息子が帰省ついでに、玄関クローゼットの自分の物を整理しました。
古い登山靴、運動靴、などなど。
で、靴底って、土の山にもどるんですね(⓿_⓿)
自分の靴の場所がほぼ土に帰っていて、ぎょうてんした息子。
元日からゴミ袋がふたついっぱいになりました。
ヤンはひそかに、これで金運がつくんやないやろか・・・と、去年の総会のテーマを思い出しておりました。