きのう、文庫の赤ちゃん絵本の会で。
………
おかあさん「あのう、村上さんって、ひょっとして、あのむらかみさんですか?」
わたし「あ、う、えっと、どの?」
おかあさん「幼稚園に来てくださってる?」
わたし「あ、はいはい。おはなし会」
いつも行っている幼稚園の4歳児のお母さんが、下のお子さんを文庫に連れてこ
られてたのでした。
そして、こんな話をしてくださいました。
わたしに、そこに座ってくださいっていうんですよ。
それで、すわったら、子どもが、「これからむらかみさんをします」っていっ
てね。
「ろうそくぱっ♪」
むらかみさんって、いったい何かなあって思ってました。
「ホットケーキ」が好きで、何べんも読まされて、「おじさんぽじさん」とか
ほとんど覚えてるんです。あの『おやすみなさいのまえに』って、い いですね〜
………
『おやすみなさいのまえに』というのは、毎月、おはなし会の後、幼稚園が保護
者に配布するプリントです。
その日のおはなしのテキストをそのままプリントしてあります。
で、おわりに、そのお話についてのちょっとした説明を数行書いています。じょ
うずに読まなくていいのですよとか、子どもはくり返しが好きなのです とか。
あ、わたしが書いているのですけどね。
つまり、幼稚園で聞いたお話を、家に帰ってから、こんどはおうちの人に読んで
もらおうというプリントなのです。
子どもにとっては、みんなで聞いておもしろかったお話を、毎日、何度でも、こ
んどは親や兄姉から聞かせてもらえるのです。
ね、いいアイデアでしょ。
わが市の幼稚園ではどの園でもこのプリントがあります。
これ、うちの市の自慢ね〜
ヤン
いいお母さんですね。
こんなすばらしいお母さんのいる、この子が羨ましい。
全てのお母さんが、自分の子ども達にこんな風に接してくれたら、どんなに良いことか・・・。
私、毎日、子どもにとっての辛い日常を感じています。
どうしようもない、悲しい現実が目の前にある日々。