お隣の市へ大人のおはなし会に呼ばれて行ってきました。
コロナ下で、少人数感染対策は厳重に、でも勇敢に語りの会を開催された主催のかたがたに感謝します。
プログラム
レクチャー「語りの愉しみ」
「腰折れ雀」
「三匹の名付け親」
「美しいユーラリ」
「きつね女房」
「危機一髪」
ヤンは、レクチャーと後半の3話の語りです。
ヤンの3話は、#女の力でまとめました(笑)
「腰折れ雀」は瀬田貞二再話を語り手の普段使いの言葉で語られました。やわらかくって心地よかったです。
「三匹の名付け親」はジミーさんです。会話の掛け合いのおもしろさ、味がありますね。これは大人向きのおもしろさです。
「美しいユーラリ」「危機一髪」は、最近再話した大好きな話で、『語りの森昔話集5ももたろう』に入れますので、楽しみにしていてくださいね。
「美しいユーラリ」は、ヨーロッパ的なモティーフがつぎつぎとつながっていて、長くても飽きが来ない話です。語りやすい話でもあります。同系統の話でも、グリムは重厚ですが、フランスの話は明るく軽快です。
それに対して、インドの昔話「危機一髪」は微妙に演じると面白い話で、間(ま)で生きる話でしょう。けっこう難しくて、練習に時間がかかりました。
「きつね女房」は『日本の昔話2』小澤俊夫再話/福音館書店を、日常語で語りました。
レクチャー「語りの愉しみ」
依頼があったときはいい気候だったので、はいはいと軽く引き受けたんだけど。みんなが睡眠不足の今日この頃、とってもクーラーのきいた気持ちのいい会場で、さて何をどう話すと、お互い眠らずに済むか~~~と、なやみました(笑)
おはなし会のサブタイトルは「今ひとたびの空想の世界へ」
でね、「空想の世界」といっても、本だっていいわけですよね。絵本だって、アニメだって映画だって、とっても技術が向上してて、素晴らしい空想の世界を描いてくれる。そこでなぜ語りなのかという、ありふれた話をしました。
ひとりの語り手がひとつの話を選び、そらで言えるまで覚え、よく表現するために練習する。その努力と時間に値打ちがあって、ひとりの人間を通してじかに伝える物語であること、それが語りの魅力だってこと。
コロナで人と会えない日々が続き、じかに語れない日々が続き、人が人に語ることの重要性に気付いたというようなことを話しましたよ。
さて、次のおはなし会は、9月の幼稚園。
コロナが収まっていてほしい◑﹏◐
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けもの婿の「白くま王ワレモン」「へび婿入り」、続けて更新したので読んでくださいね~
それから、昔話の語法オンライン勉強会は「がちょう番の娘」です。8月24日ですよ~
「がちょう番の娘」は対面でやる予定はありません。オンラインだけね。
なんでかっていったら、5月に対面でできなかった「白雪姫」を10月26日にやることになったからね。いそがしい。
暑いけどがんばって勉強しましょうね。《お問い合わせ・リンク集》のページから申し込めます。お待ちしていますヾ(^▽^*)))
ヤンさん、お話会お疲れさまでした。
わたしはお客さん気分で1話語るだけでしたが、ヤンさんはレクチャーと語り3話とそのあと出典の説明も説明してくださったから、全体の半分以上か三分の二くらいはしゃべってないといけないからのどが大変だったと思います。
会場に向かうときは、わたしは「今日から夏バテ…」とか言ってましたが、ヤンさんのレクチャーを聞いているうちに頭が霧が晴れたようにスカッとしてきました。
ヤンさんの声と内容を聞いて頭がクリアになって来たんで、自分でもびっくりしましたよ!
そのあとに自分の出番だったからほんと助けてもらいました
レクチャーと、おはなしをきけて、〝人の声〟の持つ力を再認識することになった日でした。
あらそうですか、ジミーさん。
ヤンは最後は青息吐息でしたよ(笑)
でも、楽しかった。みなさんが楽しく聞いてくださったから\(@^0^@)/