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語りの森を作った魔女

雨の日曜日🌂

いつもの時刻に目が覚めたんだけど。
あれ?
頭痛い。
のどが痛い。
ーもちろん、膝もいたい。

きのうの図書館でウイルスもらって来たんかなあ

朝食のコーヒーを口に入れて、あつっ!
思い出した。昨日の朝も、コーヒーであつってなった。やけどしたんやった。

ねえ、口内炎とか上あごのやけどとかしたら、頭痛がしません?
わたしは、口内に故障があれば、頭から首から肩から痛むんですよ。
今日はのどまで痛い。

というわけで、きょうは、絶好のゆっくり休日なのだ。
雨降ってるし、なんにもせんでもいいし(と、かってに決めこむ)

そんなわけで、ブログ書いてる。
FMはピアノ曲を流してくれてるし。

こんな静かな日々を過ごせるときが来るなんてね、昔は、思わなかったよ。

新しい昔話集『プレッツェモリーナ』は、いったん初稿ができて、もう一度見直してるところ。今週中には、校正に出せるかな。
これも、気持ちがゆったりする要因やな。

読みかけのSFもあるし。
おいしいもんも買ってあるし。

意味のないことばっかり言ってないで、ここでちょっと予告です。

6月の昔話の語法勉強会は「ヘンゼルとグレーテル」をとりあげます。
それから、去年、昔話の残酷性の勉強会やったでしょ。あれの補講します。テーマは”「ねずの木」を読む”。たぶん8月の末頃ね。
もうひとつ、絵本の勉強会で赤羽末吉をとりあげようかと、いまいろいろ調べちゅう。これは、11月。
今秋もおはなし入門講座あります。

さて、筋トレも適当にやって、きょうは、ほんまの日曜日を過ごします。
世界情勢を考えると、ありがたいことです。

 

 

マディバ・マジック🐰🐒🐘

子ども向けの昔話本の紹介で~す。

ネルソン・マンデラ編 和爾桃子訳 平凡社 2023

ネルソンマンデラさんていったら、南アフリカの元大統領で、ノーベル平和賞を受賞した人。
南アフリカでは、人種差別が激しくて、白人と非白人とに厳しい線がひかれてて、非白人には人としての権利がなかった時代が長く続いたのね。もともと自分たちの土地で、白人は後から入ってきたのにね。
それで、人種隔離(アパルトヘイト)をなくそうという運動がまきおこって、そのときの中心となったのが、マンデラさん。

そのマンデラさんが、たくさん残っているアフリカの昔話の中から、子どもたちに伝えたい話を選んだのが、この『マディバ・マジック』です。
書名は、マディバさんの魔法という意味です。マディバさんは、マンデラさんの愛称ね。

マンデラさんは、南アフリカのテンブ人マディバ族の族長の家に生まれました。愛称「マディバ」は出身部族の名前でもあります。テンブ人は1800年も前からアフリカ全土に広がって栄えたバントゥー民族の末裔にあたります。バントゥー人には文字がないので、自分たちの歴史やいろんなできごとをすべて語り伝えてきました。マンデラさんも小さなころからそうしたお話を何度も聞いて育ったのです。
ーーアフリカのみんなのお話 訳者あとがきより

ぜんぶで33のお話が載っててね、どれもおもしろいの。
おすすめは、「ヘビの族長」っていう異類婚姻譚。
「ライオンとウサギとハイエナ」っていう知恵比べのお話も、めっちゃおもしろい。

巻末には語った人の名前も載せてある。

読むための文章だし、訳もそうなってるから、ちょっとこのままでは語るのは、わたしには難しいかな。
でも、トライしてもいいかも。その値打ちは大いにある(*^▽^*)

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今日の更新は、《外国の昔話》「山んば」。
《おはなしひろば》は、春休み新美南吉特集のラスト、「1ねんせいたちとひよめ」です。

祇園の夜桜、ちょいと咲いたあ🌸

今年の桜は遅かったですね~
でも、ちゃんと咲きましたね。
今日、京都府南部のうちのあたりは、ソメイヨシノが満開です。

きのうの図書館のおはなし会は、そんなわけで人が集まりませんでした。そもそも図書館に子ども連れがほとんどいない。
春休み最後の週末。みんなうきうきとお花見に出かけてるんでしょう。平和を実感する春の日でした。

子ども2名、大人2名、スタッフ4名

手遊び 「祇園の夜桜」
絵本 『ちいさなねこ』石井桃子文/横内襄絵/福音館書店
絵本 『しおちゃんとこしょうちゃん』ルース・エインズワース作/こうもとさちこ訳・絵/福音館書店
絵本 『ちゅるちゅる』視覚デザイン研究所
絵本 『アリのおでかけ』西村敏雄作/白泉社
手遊び 「さよならあんころもち」

スタッフを相手に絵本を読み始めると、2歳の女の子が遠くからじっとこちらを見てきました。それで、声をその子に届けるようにして読みました。
じりじりと、近づいたり遠ざかったり。
おかあさんが気づいて、近寄ってくれたので、「ごいっしょにどうぞ」
4歳のお姉ちゃんもいっしょにじゅうたんコーナーに上がってきて、じょうずに聞いてくれました。

あきらめない。

何十年も、あきらめなかったから、図書館のおはなし会は続いてきました。

あきらめないということは、ひとつの行動です。
なにかを求めるなら、行動しなくっちゃ。

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きょうのおはなしひろばは、新美南吉の「くまのこ」です。

 

 

 

桜咲いてなくてもええねん🌸

かつての教え子たちがクラス会に呼んでくれました。
それで、きのう、八幡(やわた)の背割堤(せわりてい)にピクニックに行きました。
え?花見じゃなくて?
そうやねん。宇治川と木津川にはさまれたこの地区は、桜並木が1.4キロも続いていてね、きのうからさくらまつりが始まってるのよ。
ところが、桜はこんな具合↓


ね、はるかかなたまで桜の木が続いているのわかる?
これね、花が咲くと圧巻なのよ。

今はこんな感じ。

はじめはみんな、「まだやねえ」「残念やねえ」なんていってたんだけど、シート広げてお弁当つかい始めたら、「ええなあ」「のどかやなあ」「平和やなあ」
おしゃべりは尽きず。

このクラスが結成したのは46年前。
みんな還暦過ぎてるんだけど、しゃべってるといっきに昔に戻るのがクラス会のいいところやね。
ヤンも気持ちは新卒2年目のころにもどってたな(笑)

うちに帰ってから今日の楽しかったおしゃべりをちょっとふり返ってたんだけど、まぶたに浮かぶのが10代のすがたなのね。ふしぎやねえ。声や話しかたもかわってるはずなのに、わたしの中ではぜんぜん変わってない。

もう会えない子もいるけど、みんな元気でね。
わたしも、「もう年やから」なんていわないで、元気で頑張ろうって思った一日でした。
みんな、ありがと~~~


これはハナモモです。

昔話の役割‍

リュティ理論を学んでいると、そのなかに、昔話には人間のあらゆる姿が映しこまれていると書かれています。
ヤンは、その考え方に癒されます。

ただ、あらゆる姿といっても、その具体的な姿を、ちゃんと見て、ちゃんと見つけて、伝えるのはとても難しいと思います。
きのう、再話クラスの勉強会があって、痛感した次第です。

きのうの内容は、そのうちジミーさんがここに報告してくださいますので、今は、それは置いておいて、さっき読んだ本の中で見つけたことを、ここに書きます。

トンプソンの『民間説話ー世界の昔話とその分類』

トンプソンさんは、話型番号ATさんです。ちなみに、は、アールネさん。

昔話を「超自然的敵対者」「超自然的援助者」「魔法と怪異」・・・と分類して説明してあってね、そのなかの「神々」の章に「願望の成就と懲罰」っていう項がある。

わたしたちが子どもに語るとき、最後に悪いやつが懲罰を受けるのを、どう語るか、話題になるでしょ。
そのヒントになることが書いてあった。
きのうの再話勉強会でもその部分をどうするかってことが、ヤンは気になった。

トンプソンさんはこう書いています。引用します。

昔話のよい語り手のひとつの目標は、悪が当然の罰を受けるのを見とどけることである。真の価値のないもの、または邪悪の行為を見破ることは必ずしも容易ではない。しかし人の心を探るもっともよいひとつの方法を語り手は知っている。それは無限の力をどう役立てるかを見ればよい。生来謙虚でやさしい人ならばその力はただ強味となるだけだが、傲慢な不人情な者ならばその力は必ず彼に破滅をもたらすことになろう。

昔話は極端に語るという法則があるため、日常現実に暮らしている私たちには抵抗があることが多いです。あいまいにしたくなる。
でも、「はっきり言わんと分からん」ことがある。
大事なことほどはっきり言わないとあかん。
真の価値のないもの、または邪悪の行為を見破ることは必ずしも容易ではないからです。

引用文を読むと、はっと気がつくことがあります。
それは、昔話の価値観と子どもの正義感が合致しているということです。
幼い子は、親や大人の価値観をオウム返しにしているだけのことが多いけど、小学校も中学年くらいになると、自分の中の本来の正義感がむくむく目覚めて来るような気がします。

「ジャックと豆の木」のラスト、大男が豆の木から落ちて頭がぶっつぶれたとき、「ヤッター」って立ち上がった4年生の男の子を思い出します。

生来謙虚でやさしい人ならばその力はただ強味となるだけだが、傲慢な不人情な者ならばその力は必ず彼に破滅をもたらすことになろうっていうのは、昨日再話をここころみた「弓の名人と友だち」/『ソビエト民話選』にぴったりですね。

昔話のよい語り手のひとつの目標o(*^@^*)o
よい語り手になりたい、よい再話者になりたいですね。

難しいけど・・・

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きょうの《おはなしひろば》は、新美南吉の「たけのこ」です。
聞いてね~