ヤン のすべての投稿

ヤン について

語りの森を作った魔女

やっぱり第九🎹

いまラインで「クリスマス」って入力したら、画面がクリスマスになるって、娘からラインが来て、よろこんであちこちにラインしてる(笑)

今年は歌わずにクリスマスになってしまった。
でもね、いいサイトを教えていただいたの。
ライブ配信だったんだけど、どうしても都合がつかなくて、さっきのぞいたら、オンデマンドで聴けた。
2台のピアノによる第九(❤´艸`❤)

オーケストラしか知らなかったけど、ピアノもすごい迫力ですよ~

クリスマスソングも聴けます。

こちらからどうぞ⇒IIJ TWILIGHTCNCERT

 

 

昔話の解釈ー金の毛が三本ある悪魔8👿

マックス・リュティ『昔話の解釈』を読む

第3章「金の毛が三本ある悪魔」まだつづくよ~

昔話は高い芸術性をそなえているということでしたね。
きょうは、「金の毛が三本ある悪魔」の枠組みから考えます。
この話の枠をなしているのは、最初の福運の予言と最後の厳しい試練です。

まず、冒頭で主人公の誕生があります。この主人公は幸運の皮をかぶって生まれます。それで、占い師が「王さまの娘と結婚するだろう」と予言しますね。
ところが、予言とは裏腹に、主人公にはつらい苦しい運命が重なって、前半は、かかわった者みんなにとってわけのわからない結婚式で終わる。
後半は、主人公は積極的に課題を引き受けてやり遂げるんだけど、クライマックスの地獄での試練は、冒頭の予言に対する不気味な答えだとリュティさんはいいます。どきどきしますね。

このきちっとした枠組みは、無駄がありません。
文学的に節約することで、緊張感を高めます。

ところで、この話には、ふたつの民間信仰が入り込んでいます。

ひとつは、「幸運の皮をかぶって生まれる」
生まれるとき胎膜の一部をつけたまま出てくる子には、特別な人生が割り当てられている、幸福と富があらかじめ約束されているというのです。
なるほど。

ふたつめは、「髪の毛は力のありかである」
悪魔は髪の毛を三本奪われると力を失って、その力は、新たな毛の所有者に移るんだって。悪魔の知識も、毛を手に入れた者のものになる。その知識っていうのは、悪魔は生命の働きを助けないように気を付けていたんだけど、新たな所有者は、人を助けることに使うんですね。
髪の毛が力のありかだっていうのは、『旧約聖書(またです~!)士師記、16』のサムソンの物語のなかにある。
大力のサムソンから、愛人のデリラが力のありかを聞きでして、髪の毛を7房切り取るんです。で、サムソンは力を失ってとらわれてしまう。

ただし、リュティさんは、このような信仰は、昔話の中では本来の重さを失っているといいます。ストーリー展開のなかでのひとつのモティーフになってしまっているのです。
だから、サムソンの話を知らなくても、「金の毛が三本ある悪魔」は十分に理解できるし楽しめる。

リュティさんは、『ヨーロッパの昔話』の中で次のように言っています。
あらゆるモティーフは、世俗的なものであろうと奇跡的なものであろうと、昔話のなかにとりいれられ、昔話によって昔話的に形成され、昔話流にとりあつかわれると、たちまちにして『昔話モティーフ』となる
これを、純化作用といいます。こちら⇒《昔話の語法》

で、サムソンの物語を知らなくても、この毛を抜く場面おもしろいですよね。
髪の毛に力が隠れているって知らなくても、地下の世界の暗闇の中に神秘的な宝物が光り輝いており、主人公はそれを地下の世界から奪い取ることに成功するのですから。

はい、おしまい。
次回は、類話を少し見ますね。

***********

きのうは、おはなし入門講座の最終回でした。
ききみみずきんさん、お疲れさまでしたあ。
6人の語り手が生まれた (∩^o^)⊃━☆
みんな続けて勉強会に来てほしいなあ。
また、ここで報告があるのでお楽しみにお待ちください。

 

 

西の空をごらん🌟

お日さまがしずむころ、ちょうどいま、南西の空、低いところを見てごらん。
ぱっと見には一つ、きらきら光ってる星があるでしょ。
あれ、実は、よ~く見ると、ふたつの星がめちゃ接近しているのよ。
木星と土星。
左の大きいのが木星で、右上の小さいのが土星。

木星と土星がこんなに近づくのは20年に一度なんだって。
今夜はお月さまもきれいだし、素敵な天体ショーが見られた。
あしたも木星と土星の超大接近がみられるよ~

くわしくは、大阪市立科学館のHP「星空の連帯」のページをご覧ください(こちら⇒)。
下のイラストもそこからいただきました。かわいいでしょ^0^

画像

************

もうちょっとでホームページの更新忘れるところでした~
《外国の昔話》
おはなしひろばにUPした「金のとさかのおんどりとひき臼」。語りたい人は、どうぞ~

 

 

昔話の解釈ー金の毛が三本ある悪魔7👿

マックス・リュティ『昔話の解釈』を読む

第3章「金の毛が三本ある悪魔」

ここで、リュティさんは、昔話の芸術性について論じます。
昔話には、文学的な節約があるというのです。

それって、なに??

よい類話では、悪魔の三本の金髪を抜くことと、質問を出すことが、巧みに結び合わされている。つまり、三つの質問が三本の毛を抜く理由づけになっています。
両者が無関係に並んでいるのではないということです。
グリムでは、悪魔のおばあさんが、金の毛を抜いて、「夢を見たんだよ」と理由を言いますね。その夢の内容が、若者の課題の内容そのものになっているということです。
ね、無駄がないでしょ。節約です。

さらに。眠りのモティーフについてです。

前半では、若者がぐっすり寝ています。
後半では、悪魔が寝ていて、若者は目を覚まして耳をすましています。
対をなしていますね。
前半は若者が疲れて寝るし、後半は悪魔が疲れて寝ます。

前半は、若者が眠っているあいだに強盗の親切を受けます。
後半は、悪魔は、たたき起こされて、金髪まで抜き取られます。
これも対になっていますね。

おばあさん(女性の援助者)は、立て続けに3回夢を見ます。
夢の内容は、若者が旅の途中(現実)で出会った依頼の内容の正確な繰り返しです。
これも夢のモティーフの変形です。

無駄がありません。節約です。

前半で、若者は3度救われますね。川から、強盗の手から、王さまの手から。
後半では、3度助けをもたらします。
前半では、若者は3度おびやかされ、後半では3度救い主になるのです。

ね、きれいでしょ。
もちろん、実際の口伝えのすべてがこんなふうではないけれど、よい語り手の良いテキストは、こんな美しさがある。
この美しさは、小説のもつ(求める)美しさではなくで、昔話の美しさなんですね。
よい類話は、芸術性が高い、ということです。
その意味で、グリム童話は芸術性が高いなあと愚考します。
だから、世界じゅうで読まれ、受け入れられているんでしょうね。

はい、おしまい。

**********

きのうは、おはなしひろば更新しましたよ。
ロシアの笑い話「ふくろからふたり出てこい」
おじいさんは、おばあさんを愛してるんですね。
おばあさんも、やっぱりおじいさんを愛しているんです。

**********

きのうは、昔話の語法勉強会でした。
蜜を避けて感染防止対策をしての勉強会。
ご参加くださったみなさま、おつかれさまでした。
今年度は、さらにオンラインでもやりますね。
《お問合せ・リンク集》からどうぞ(❁´◡`❁)

 

クリスマスマーケット🎄🌟

ドイツのクリスマスマーケットって、とってもきれいなんだって。
写真とかで見るだけだけど、ゆめのような街の風景ですね~
でも、ドイツもロックダウンで、今年はクリスマスマーケットも自粛が多いそうです。

ドイツ観光の、こんなサイトを見つけました。
これは、日本向けの、ドイツのクリスマスマーケットに行きたいけど行けない人のための日本向けのWEBサイトです。

こちら⇒ABOUT US ドイツクリスマスマーケット

明日から開催なんだけど、お買い物とかのページはもう開いていて、見ているだけで楽しい。
あんなろうそくが欲しいなあ
あんなリースが欲しいなあって、思うだけで楽しい。

で、思わず買ってしまった~
食い気が勝った(笑)
シュトレンとクッキー

明日からは、ドイツ文化の紹介動画が配信されます。(1月3日まで)
無料動画もあるから、めっちゃ楽しみ~

でも、いつか本当に行けたらいいな(❁´◡`❁)