ジミー のすべての投稿

1月の日常語による語りクラス

今年初めての勉強会は、1月10日の日常語による語りクラスでした。
このクラスのブログはいつもかぶちゃんが書いてくれるんですが、かぶちゃんはインフルエンザに罹患!!Σ(・□・;)
やむなくお休みということで代わりにジミーが報告します<(_ _)>

語り
「節分のお客」『語りの森昔話集3しんぺいとうざ』
「かねふき明神」語りの森HP → こちら
「おもちホイコラショ」ヤンさん再話・語り
テキスト

「だんだん飲み」『日本の昔話5』福音館書店
「北林家の狸」『ナーミンのためのならのみんわ』奈良の民話を語りつぐ会
「地獄めぐり」 語りの森HP → こちら
「三枚のお札」『語りの森昔話集2ねむりねっこ』語りの森
『ノート式おはなし講座 語り この愉しき瞬間』の勉強
日常語のテキストの作り方(P56~59)

最後に、参加者の一人が「共通語アクセントと関西弁アクセントが混ざってしまう。勉強会で、おかしいと言われた。」とおっしゃいました。
日常語の語りを勉強するクラスで、ナイスな提案ですね。
自分の日常語はどれかと考えるときに、アクセントの問題は同時に出てきます。
ヤンさんはこれについて、「アクセントが混ざることは問題ではない。なぜなら、聞き手はそんなことを気にしていないから。」でした。
聞き手にわかる言葉で語ることを考えるならば、あんまり強い土地の言葉、今は使われていないような土地の言葉を常に使って語るというのはよくないかもしれませんね。
自分が聞き手だったら、嫌かな~と思います。
だって、話のすじがわからないわけですからね。
でも、アクセントが混ざっても、意味が分かるなら話の筋は追えます。

かつてわたしは、ヤンさんの図書館のお話会に小学生の我が子を連れて行ってました。
ヤンさんは共通語アクセントは全く混ざってません。
コテコテといわれる関西弁でもありません。
ヤンさんの関西弁です。
そして、同時期だったと思いますが、おはなしを始めました。
そしたら、どの語り手さんも共通語アクセントと関西アクセントが混ざってました。
どっちに寄っているかだけで、みなさんが混ざってました。
共通語を日常語として語っている語り手さん以外はみ~んなです。
わたしは混ざっているのが奇妙に思えました。
で、おもったんです。
「わたしは、完全に関西アクセントで語っていいんだろうか? だって、でも、どうやってもそれしかできないし」
ながらく勉強会で語れませんでしたが、恐る恐るやってみました。
心の中で(だって、ヤンさんはオール関西アクセントやんか)と思って揺らぐ自分を何とか整えようとしながら(笑)
そしたら、何も言われませんでした。
わたしがオール関西アクセントだったということを気づかなかったという人もいました。
つまり、わたしが奇妙だと思ったのは、単に気になる側だったというだけで、気にならない側の人が大多数だったということなんでしょう。
そして、わたしたちの聞き手である子どもたちは、み~んなそんなこと気にしてなくて、おはなしの世界に入って物語のその先だけを注目しているのでした。
だから、『ノート式おはなし講座』にあるように、自分の日常語はどれだろうということを考えるのはもちろん必要ですが、アクセントが混ざることについては、再び声を大にして言いたい!
「アクセントが混ざっていておかしい、という大人の意見には負けるな!」
もしかして、気になるのは単に気になるだけかもしれないということに、気づいて欲しい(笑)
いろんなおはなしがあって、いろんな語り手さんがいて、それぞれに味があり、それぞれに面白い。
それがおはなしだといつも思います。

そして、かぶちゃん、インフルエンザにかかってしまい、年の初めに何と不運なんでしょうか。
早く良くなることを祈っておりますゾゾ!!!

12月のがらがらどん🕯

年々、一年の終わるのが速く感じるようになっております中高年のわたしですが、今年はハロウィンの飾りを見かけるようになると頭の中は、ハロウィン→クリスマス→年末→新年あけおめ=一年が通り過ぎた、という連想をしました。
充実したスケジュールをサクサクこなしていると自らすすんで勘違いして、ことしも走ってまいりました(笑)
そして、がらがらどんも15日が今年最後となりました。
今回も楽しいメニューです。

「舌きり雀」『おはなしのろうそく28』東京子ども図書館
「お月さまの話」『おはなしのろうそく25』東京子ども図書館
「だれがいちばん兄さんか」『子どもに語るモンゴルの昔話』こぐま社
「しんぺいとうざ」『語りの森昔話集3しんぺいとうざ』語りの森
「にんじんとごぼうとだいこん」『松谷みよ子のむかしむかし』講談社
「おおかみと七ひきの子やぎ」『語るためのグリム童話1』小峰書店
「ントジィの蛇退治」『語りの森昔話集2ねむりねっこ』語りの森
「大晦日のお客」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』語りの森
絵本の紹介
『まいにちがプレゼント』いもとようこ作・絵 金の星社
『それしかないわけないでしょう』ヨシタケシンスケ著 白泉社
『あめふりぼうず』せなけいこ作・絵 金の星社
他、いっぱい

おはなしはどれも楽しくて、バラエティーに富んだ話をたくさん聞けて嬉しかったです。
そのなかで、「しんぺいとうざ」が心に残りました。
「しんぺいとうざ」は、日常語にテキストをなおして語られました。
日常語クラスのお仲間が語られたのですが、テキストを語り手さんの日常語になおすところから一緒に勉強していますから、がらがらどんでの語りに至るまでの経過を一気に思い起こすことができたのでございます。
語り手さんは、日常語クラスでテキストと語りの勉強をされた後もきっと練習や本番を経てこられたのでしょう。
語り手さんのための日常語テキストを自分のものとなさった語りを聞かせてもらって、とっても「しんぺいとうざ」の世界に引き込んでいただきました。
さいごの、しんぺいとうざが戦う場面は、ほんとに「がんばれー、がんばれー」と念じておりましたよ~!

今年もたくさんのかたが、がらがらどんにきてくださって、語り、聞き、おしゃべりしてくださいました。
ババ・ヤガーの各勉強会とは違い、おはなしが初めてのかた、ベテランのかた、おはなしを知らないかた、どなたでも来ていただけるのが、がらがらどんです。
来年もまたよろしくお願いします<(_ _)>(*^▽^*)

中級クラス🎅

12月の中級クラスの報告をします(^^)

「岩の戸、開け」『語りの森昔話集2ねむりねっこ』語りの森
金の牛を手に入れられずに、おじいさん、惜しかったねえ~、というおはなし。
欲ばりはダメということでしょうか(笑)
擬音がイメージに合わないということが話題に出ました。
自分のイメージと合わないと語りにくいというわけですね。
それはどうしたらいいかということで悩まれたわけです。
日本の話でも土地が違うと言葉が違いますから擬音も全く違い、他の土地の者は分かりませんよね。
この話は外国の話ですから、もっと違うかもしれませんよね。
外国の言葉を日本語に翻訳してくれている人が、音の通りに訳されているのか、日本語のイメージに合わせて訳されているのか、もう全く分かりません。
いろいろ意見が出ましたが、「普通に語りましょう」ということで落ち着きました。

「ついでにペロリ」『愛蔵版おはなしのろうそく3』東京子ども図書館
連鎖話です。
聞き手と一緒に作っていくおはなしです。
(だから、中級クラスで語るのはやりづらいでしょうね。お察しします、語り手さん)
聞き手が話に参加したい小さい子なら、いっしょに言えるくらいゆっくりと、もう少し大きい子なら、語り手が早口言葉のようにダーッと「どうだ!」という感じで語るのも面白いそうです。
なるほどですね。

「チワンの錦」『子どもに聞かせる世界の民話』実業之日本社
不思議で、美しい物語でした。
語るときには、どうこう考えずに、よどみなく語るのが大事なおはなしです。
聞いていると、次にどうなるかとても引き込まれますから、間があったり、語り手の気持ちが言葉に見えすぎるのは邪魔になる可能性が大デス(笑)
語り手さんの個性にぴったりでした。

「雪女」『松谷みよ子のむかしむかし』講談社
松谷みよ子さんの同名の絵本があり、講談社のテキストに絵本の文章を追加して語られました。
絵本と読み物で、文章がちがうという例でした。
勉強になりますね。
今回は絵本のほうが文章が長いということで、説明が多いということでしょうか?
色々読み比べてみると、いろいろなことが分かるという例でもありました。
そして、雪女の世界に入るというか、閉じ込められた感がありました(笑)
この世界観は中級クラスだけではもったいないということで、つぎの総会でやってもらうことになりました。
楽しみになさってくださいませ。

「木のまた手紙」『子どもに聞かせる日本の民話』実業之日本社
日本の昔話で、字を書く代わりに絵をかいて手紙にしたというおはなしです。
母娘の情がやさしく胸にひびくおはなしでした。
昔話ですが、著者の大川悦生さんが実際に聞いた話をもとに創作されて完成させた話だそうです。
そういうことも本のなかに書かれているそうで、ていねいに読むということの必要性を感じました。
「とにかく、時間がないから読むだけ読んで~~」という自分を反省しました<(_ _)>

「まほうの鏡」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』語りの森
これも「チワンの錦」同様に、話の次の展開がどうなるか、聞き手は話の筋に集中して聞き入るおはなしです。
語り手は、「この話、おもしろいよ~」という気持ちで語りたいところをぐっと抑えて、むしろそんな気持ちを全く込めないで語る方がいいそうです。
その方が、聞き手がいろいろに受け止められるから。
聞き手が自由に感じたことをふくらませられるからです。
耳で聞いて、イメージを持って、想像を無限に膨らませる、それがお話を聞くことのすごく楽しいところだと思います。
語り手が気持ちを込めることが、話によってはその妨げになるということを改めてお勉強しました。

中級クラスは、テキストの勉強もします。
自分が語るためにはテキストが大事ですが、語れるテキストが増えていくのがとてもラッキーだと思っています。
なかなか覚えられませんが、すぐに使えるテキストが手に入るのがとてもうれしいです(^o^)
ではまた次回(^o^)/

研究クラス🎄

今年度2回目の研究クラスの報告です(^^♪
研究クラスは年間で3回あり、当番にあたっている人があらかじめ1話決めて、その話についてレポートを仕上げます。
当日は、その話をみんなの前で語り、レポートの説明をしてみんなで語りやその話についての考察をします。
その後は、呪的逃走譚の読みあいをして、呪的逃走モチーフの中味、身代わりを置くのか、変身するのか、何かを投げるのかなどを突き止めていきます。

今回のレポートは「旅人馬」でした。
語りをするためのテキストは語りの森ホームページの中の日本の昔話の中にある「旅人馬」を覚えられました。
そしてレポートが、なんと、研究クラスはじまって以来ではないでしょうか!?
類話30話を表にまとめてくださったのですが、A4用紙を貼り合わせてどでかいサイズで作成してくださいました!
旅行に行くときの折り畳み地図みたいにしてくださっています。
え? 折り畳み地図が分からないとか?
Gマップしか知らないとか言わないでくださいよΣ(・□・;)
昔はスマホもカーナビもありませんでした。
(しばし時間トリップしてしまう中高年のワタクシ…)
とにかく、見やすい表を作成してくださいまして、ありがたかったです。

そして、その後は呪的逃走譚の読み合わせをしました。
今回は、ロシアの昔話で「魔法のルバシカ」を2話よみました。
同じタイトルですが、内容が違うのでございます。
読みあわせた結果、この2話は呪的逃走ではないということになりましたが、おはなしが面白くて、読んでいる最中にも突っ込みが入りまくりでした(笑)
おばちゃんたちが、国語の授業みたいに一人が読んであとの人が聞いているんですが、笑ったり、「えーっ!」と言ったり、突っ込みを入れたり、ワーワーいいながら進んでいきます。
勉強なんですけど、おはなしの楽しさがあふれかえっていて、研究クラスは緊張と緩和のアップダウンが一番きついかもしれません(笑)
次回もまた楽しみです!(^^)!

おはなし入門講座⭐発表会🌟

今週火曜日、今年度のおはなし入門講座の発表会がありました。
3回にわたり、≪おはなしとは何か≫から、≪選びかた≫、≪覚えかた≫とつぎつぎと新しい知識を詰め込み、発表会の日に向けてテキストを詰め込んでこられたことと思います。
毎年みなさんそうなんですが、とても緊張して臨まれます。
それはそうですよね。
真剣におはなしと向き合ってこられたからこその緊張だと思います。
どうぞリラックス、リラックス~~(*^_^*)

今年の受講生のかたは7人ですが、人の世はいつもままならないものです。
当日間近に都合がつかなくなったかたが2人おられまして、発表は5人のかたでした。
今年初めての試み、語る順番はその日に抽選で決まりました!

1番くじ 「三枚のお札」『語りの森昔話集1ねむりねっこ』語りの森
2番くじ 「死人の手」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』語りの森
3番くじ 「ねずみのすもう」『おはなしのろうそく9』東京子ども図書館
4番くじ 「こびとのおくりもの」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』語りの森
5番くじ 「まほうの鏡」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』語りの森

いろんな話がそろいましたね。
どの話もそれぞれおはなしの世界があり、どれも違うのですが、緊張と戦いながら一生懸命に語る姿はみなさん同じです。
熱心な気持ちと、おはなしに対する新鮮でまじめな気持ち、聞いていていろいろなことを感じました。
そして、聞いているわたしは、毎年みなさんからエネルギーをいただいていると思います。

時間に余裕があったので、その場にいた者が急に語ったおはなし
「おはなしかめさん」『朝鮮の民話』偕成社 (ジミー)
「屋根がチーズでできた家」『子どもに語る北欧の民話』こぐま社 (ジェニィ)
「スヌークスさん一家」『おはなしのろうそく2』東京子ども図書館 (ヤン)
ジミーは、練習の機会を与えてもらってラッキーでした。

おはなしの時間が終わって、発表会の感想を5人のかたに言ってもらったんですが、みなさんたいへん客観的に自分の語りを分析されていて驚きました。
家で練習していたときと、実際に発表会で語ったときの違いを述べ、これからどうしようという展望を述べ、とても勉強になったとおっしゃいまして、初めてでなんでそこまで到達するのかと驚きました。
頼もしいというか、なんというか、「1話でそこまで考えるんですか!?」
自分の駆け出しのころのことを思うと、ただ遠くを見つめるしかありませんでした(笑)
さっそく初級クラスの入会を決めてくださったかたが2名おられました。
まだ考え中のかたも、それぞれの思いや時間の都合もあると思いますが、出来たらこれからも一緒に勉強していきたいと願っております。
講師のヤンさん、受講生のみなさん、見学に来てくださった熱心な語り手のみなさん、本当にお疲れさまでした。
今年も入門講座は、とっても充実していました(^o^)/