よ。 のすべての投稿

第1回おはなし入門講座報告

2026年度おはなし入門講座がはじまりました
今年の受講者の方々は11名
まず自己紹介
新しいことを学ぶワクワク感が伝わってきました

◎「おはなし」ということば
絵本、紙芝居、などなど…ありますが
この講座では素話、語り(ストーリーテリング)
つまり言葉だけで、耳から聞くおはなし

◎絵本と比べてみよう
はじめに 語りで『七羽のからす』を聴きました
その後に 絵本の『七羽のカラス』を読んでいただきました
語りと絵本を比べてみると…
語りでは、それぞれが自分の頭の中で 自分の世界を作っていくことが出来ました
(それぞれみんな違ってよい)

◎「おはなし」がひきだす子どもの力
耳から聴く「おはなし」は
子供の『想像力』を磨き育てることになります
具体的なこと、見えない物を見る力につながります

次は 語りで『あなのはなし』を聴きました
すると みなさんの色んな『あな』がありました
そして、『おおかみなんか こわくない』という繰り返しの言葉によって、子ども達は それが同じ場面であると理解します
そして それに反応する子ども達から 同じ繰り返し言葉が出ることがあります
実に新鮮であり、驚く事であります

文学とは
人間の真実を描いている
その真実をつかむ
さあ はじめましょう

◎宿題
おはなしのテキストのリストの中から
おはなし100話 読んでくる
気に入った話はチェックしておく

第2回入門講座は10/20(火)

以上。

語法クラス4回目

今年も最終日となりました!

遅くなりましたが
語法クラス4回目の報告をさせてもらいます

まず語法3回目課題の復習
・抽象的様式とは、内容でなく言葉が抽象的かどうか
・①名指すだけ、②鋭い輪郭個体は単語で
・③小さな空間に閉じこもる、閉じ込められるのは主人公
・④固いものを好むは、黄金、銀は形状がわからないので固いものとは言えない

4回目は前回①~⑦の続き

⑧a 「時間の一致」
時間をシャープに一致させる
⑧b 「条件の一致」
抽象的な様式構成そのものがじゅうぶんに魔法的
⑧c 「場所の一致」
⑧d 「状況の一致」

※条件と状況の一致の違いをわかりやすく説明して下さいました!
水が欲しくて……
水を持ってるのが条件の一致
水があったのが状況の一致

⑨a 「数の固定性」
1.2.3.7.12を好む
⑨b 「同じ場面は同じ言葉で語る」
⑨c 「間接的結合機能」
同じ表現の繰り返し

⑩すじが明瞭な1本の線

⑪極端性
まるで奇跡のように思われるほど極端

語法クラスも4回目、まだまだ全てではないですが、語法を知ることで、語りやすくなったと、身に感じます。また、自分自身では中々復習なんて出来ない私にとって、毎回課題がある事で復習が出来、語法クラスの始めの前回の課題の正誤確認で覚え違いを正せます。この語法クラスを受講出来る事は大変有難いです。

今回の課題は
▣⑧~⑪を自分が語るお話よりA4にまとめる
▣語りの森HPの昔話の語法の
 孤立性再び~昔話の形式意志まで読む
※締切2/28(土)

次回の語法クラスは
2026年3/24(火)

以上。

報告内容、訂正等々あればコメント頂けると大変有難いです。
来年度もよろしくお願いします。

第2回入門講座

第2回目 おはなしの選び方

▣今日のおはなし
「ひなどりとねこ」
「命のろうそく」
「くらいくらい」

▣どんなおはなしを選べばいいの?
①語り手の視点から
・初めて覚える話は自分の好きな話を選ぶ
・出来るだけ沢山のテキストの中から選ぶ
・自分が好きと思ったものは相手に伝わる
・自分の心が動く話
・誰かに聞かせたいと思う話

②聞き手の視点から
・相手(聞き手)が求めている話
・相手に押し付けるのはダメ
・聞き手(子)の成長段階にあった話
・自分の聞き手(相手)を知る

③おはなし(テキスト)の視点から
・語りに向いている内容の話
・結末に満足できる話
・耳で聞いてわかりやすい文章である
・読むために書かれた文章は選ばない様に
・登場人物が少ないもの
・ストーリーが単純で結末に向かって速いスピードで一直線に進む話
・情景描写や心理描写が最低限である話
→なぜか…聞き手が自分で思って考え感じる事が大事だから

▣選びの手順
①出来るだけ沢山のテキストを読む
②気になる話をチェックする
③自分の口にのりやすいか声に出して読んでみる
➃その中から1つ選ぶ

▣次回までの宿題
覚えたいお話を1つ選び
その本文と奥付を2部コピーして
次回持ってくる
1部は提出する
※奥付とは書籍の巻末に記載されるその出版物に関する詳細な情報、発行年月日、出版社、印刷所、発行者、著者、などが記載されている部分

▣次回テーマは
おはなしの覚え方!

以上。

おはなし入門講座第三回

入門講座第3回目の報告です。

今回のテーマは
おはなしの覚え方・語り方

まず講師の方の語りから。
「三びきの子ブタ」
イギリスとアイルランドの昔話
石井桃子編訳/福音館書店

①ストーリーを覚える
つまり
自分がしっかりイメージする
その手順は
・声に出して全体を読む
↓
・映画を見ている様にイメージしながら声に出して読む
↓
・テキス卜を見ないで粗筋を書き出す
↓
・テキストを見て確認、抜けてたら足す
↓
・意味段落に分ける
形式段落ではなく、時間の経過、場面転換に着目して分ける

②言葉を覚える
・五感をFullに働かせイメージして覚える
・イメージするのは言葉には現れないが、語りにリアリティーが出る
・丁寧にイメージしながら声に出して自分の耳に聞かせる

③大切なこと
・話自体をしっかり届ける為にどの段落も同じ回数練習する事が大切
・覚えるのに時間をかけること
1つの話に向かい合う時間が長い程、理解出来る
・言葉を正しく覚える

◎どう語ればいいの?
・語り手は聞き手にお話を届ける媒体にすぎない。つまり黒子にすぎない。自分を出す必要はない。
・見える様に語る。演じるのではなく、わかるように素直に語る

講義後、質問タイム
・語りは関西語ベース?標準語ベース?
↓
自分のアクセントでOK
わざと何かにすると借り物になる
・1回覚えたら、いつでもスッと語れる?
↓
何回も人に語る事で自分の語りが育つ
・登場人物によって声色は必要?
↓
必要でない。例えば…大きい声ってのは、本当に大きい声を出す必要はない、普通の大きさで大きい声の様に語るなど
語りの経験をつむことが大切
・途中で忘れたら?
↓
忘れても最後まで語ること!お話は最後が一番大事だから。
・間は?
↓
意味段落の切れ目が間の切れ目
・語る時の視線はどこ?

次回最終回!
1/7(火)
受講生の方が自ら選ばれたお話を
お話し会形式で!
楽しみです~!

以上。

お疲れさまでした!

おはなし入門講座第2回

入門講座 第2回の報告です。

受講生の中で、幼稚園の時から小学生の時と入門講座の講師の先生の語りを聞いておられた方がおられました。聞き手としてお話を楽しんでこられた方が、語り手としての講座を受講されるって、なんだかステキな始まりを感じました~。

はじめに雰囲気の異なる語り3話
➀世界で一番きれいな声
(おはなしのろうそく11)
➁ヤギとライオン
(子どもに聞かせる世界の民話)
➂あんころもちとあみださん
(子どもと家庭のための民話)

今回のテーマは
『おはなしの選び方』のポイント3つ
➊語り手からの視点での選び方
・自分の好きな話
・誰かに聞かせたい、伝えたい話
・人から勧められたものではなく、自分主体で選ぶ
・じぶんの口にのりやすい
➋聞き手からの視点での選び方
・聞き手が求めている話
聞き手の成長,興味,そのときの気分を知る事が大事
➌テキスト(おはなし)の視点から
・ハッピーエンドだけでなく陰りのある話であっても、内容,結末が満足出来る話
・文章(言葉)が聞いていてわかりやすい
・情景描写,心理描写が少ない
・登場人物が少ない
・ストーリーが単純で結末に向かって速いスピードで一直線に進んでいる
※語りの森HPの『昔話の語法』をご参照ください

今回の講座で、異類婚姻譚について、日本、ヨーロッパ、シベリアとの違いも取り上げられ、とても興味深い内容の講義でした。

受講生の方の宿題は…お話のリストの中から1話選び、本文と奥付を1部コピーして提出

次回はお話の覚え方!

以上。