「おはなし会のプログラム」カテゴリーアーカイブ

2月のおはなし会2👹👹

2月14日(月)

小学3年生 3.4限目

昨年12月に初めて語りを聞いた子どもたちが、語りました。
世界の昔話がテーマの学習です。
国語の昔話の単元では、昔話本を読むことがメインになるのが普通です。せいぜい語りを聞くといったところでしょうか。
けれども、ここでは、子どもたち自身が昔話を語ります。

たくさんの昔話の中から1話を選び、その話の背景(国や自然や人々のようすなど)を調べて、その話を覚えて、よりよい表現を工夫して発表するのです。
すごいでしょ。みなさん、そこまでやってますか~笑

語りの後、グループで質疑応答するんだけど、自分の語った話のよいところ、好きなところなんかも話していました。

ううむ。毎年、すごいなあって思うんだけど、体験型の学習です。
身に付くだろうなあ。

あ、子どもたちが語ったお話は、『語りの森昔話集』所収の昔話ばかりです。

昔話は、覚えて語られなければ今に残ってこなかった。
みんなは今ひとつ語ったから、それは、とっても大切なことなんだとお話しました。

わたしも語りましたよ。
「七羽のからす」
「とりのみじいさん」
ZOOMで語るとめっちゃ優等生の語りになる~~~笑

コロナで学年閉鎖になったりしながら、やっとこぎつけた語りの発表会です。
本来なら保護者参観なんだけど、保護者のかたもわたしもオンラインでした。
先生がたの熱意とご努力に脱帽です。

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昨日のHP更新は《日本の昔話》で「屁ひり娘」
愛媛県の伝承です。
春に愛媛に伺う予定なんだけど、コロナだいじょうぶかなあ???💦

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昔話の語法「お月お星」の皆さまの感想文、もうちょっと待ってくださいね~

あしたは3回目のワクチン接種。
また熱が出るかもしれん.·´¯`(>▂<)´¯`·.

 

2月のおはなし会👹

2月9日(水)

幼稚園5歳児

ろうそくぱっ
おはなし「がちょうはくちょう」『おはなしのろうそく』東京子ども図書館
ろうそくぱっ

子どもたちにとって幼稚園での最後のおはなし会でした。
4歳、5歳の2年間、ソーシャルディスタンスをとってのおはなし会でした。
床に座って肩寄せ合って時には抱きついたりしながら、笑ったりハラハラしたりするおはなし会はできませんでした。
それでも、子どもたちは、おたがいに一体になろうとしながら聴いていたように感じます。面白いことや恐いことは仲間と確認し合いたい、それがコミュニケーションの萌芽だと思います。
おとなはただお話を語るだけで、子どもは自然に人間らしく育つということなんでしょう。
この子たちの育ちの場で、微力ながらお手伝いできることを、ありがたく誇りに思います。

ペーチカとかミルクの川とか糸つむぎとか、5歳の子には正確には分からないはずだけど、いかにも分かっているかのように、ストーリーを楽しむ力がちゃんとついていました。
さあ、小学校に行ってやがて文字が読めるようになったら、すばらしい物語の世界が待ってるよ~って、声を大にしてさけびたかった~

最後に先生のピアノで、合唱をプレゼントしてくれました。
歌の題名は知らないですけど、サビの部分が耳に残っています。
♪(^∇^*) ずっとずっとともだちだよ~

帰り道で、中学校の前を通ったときに、先生に声をかけられました。
コロナで休校になったときの1年生の担任の先生です。
もう3年生になっていて、明日は入試だそうです。
あの子たちと最後まで付き合えなかったことが、ほんとに残念です。
先生は、コロナが終息したら、またお願いしますとおっしゃってくださいました。
是非ともとお答えしました。
じーんとしながら、でも、るんるんで帰ってきました。

2月10日(木)

幼稚園3歳児

ろうそくぱっ
おはなし「まめ、まてまて」《おはなしひろば》村上再話
絵本『ボートに乗って』とよたかずひこ作/アリス館
ろうそくぱっ

わたし「むかし、あるところに、おじいさんとおばあさんがいました」
子ども「おじいさんとおばあさん!(大笑)」
わたし「あるとき、おじいさんが」
子ども「おじいさん!!!」

なんでこんなにツボにはまってるのか、わけわからんままに、大笑いで話が進みました。

わたし「はい、おしまい」
子ども「・・・・それがどうしたん!」
それがどうしたといわれても、おじいさんがお金持ってかえってきただけやしねえ(笑)

おはなしが終わると、ひとりの子が、わたしにそっと絵本を手渡しました。
「読もうか?」って尋ねたら、「うん」っていうので、「1冊だけね」といって読みました。

4歳児

ろうそくぱっ
おはなし「大工と鬼六」『日本の昔話』小澤俊夫再話/福音館書店
ろうそくぱっ

じつは、この話、あんまり得意じゃないのです。理由は分からんけど。
それでも、大工が鬼の名前をいうところは、きゃあきゃあいってよろこんでましたよ。ところが・・・
わたし「おに、ぽかっと消えてしまったんやて」
子ども「・・・・・・・」
なんんともいえないしらけ鳥が飛んでいきました~~
この話が得意な人、ラストの語り方、教えて~

 

 

あったかペーチカ

2月1日(火) 4名参加

「プレッツェモリーナ」語りの森HP
「桃太郎」『子どもに語る日本の昔話3』こぐま社
「ヘンゼルとグレーテル」『語るためのグリム童話』小澤俊夫編訳/小峰書店
「地獄に行った吉兵衛さん」『語りの森昔話集2』

外国のおはなしと日本のおはなしが交互で、長めと短めが交互。
ちょうどいい塩梅の語りの時間となりました。

さて、1月、2月の勉強会はお休みですが、みなさん、課題は進んでいますか?
わたしはリストに載っている本を読んだら、スタンプを押しています。
1冊読んだら、スタンプを1つ押します。
押したスタンプが増えてくるとうれしいものです。
最近はスタンプを押すために読んでいるということも(笑)。
3月の勉強会まであといくつ押せるかしら(いやいや、何冊読むかでしょう)。

語りの後の感想を言い合う中で、初級クラスの課題の話になり、
「実はこれまで、あとがきをきちんと読んだことがなく、最近になって、やっとあとがきを読むようになりました。そのあとがきがおもしろくて、あとがきを読んで、もう一度本文を読むと、またさらに理解が深まったような気がします」
と発言をしたら、ある方が
「あとがきこそ、作者の想いが表れる部分なんですよ」と言われました。
今回の「ああ、なるほど~」はそこでした。

わたしは元旦から『子どもに語る日本の神話』読み始めました。
「なんでこんなに登場人物の名前がややこしいねん」と思いながら、読みました。
「やまたのおろち」など知っている物語はすんなり進みますが、そうでない物語はなかなか進みません。でも、最後に10ページにわたるあとがきを読むと、全てのもやもやが開けたようにクリアになりました。とっつきにくかった日本の神話が好きになりました。

わたしは今まで、おはなしを選ぶとき、おはなしだけを読んで比べていました。あとがきを読んで、作者(再話した人)の想いをくみ取っていれば、また違う選び方もできたのかなと思います。

立春が過ぎて、日差しに春の気配が感じられるようになりましたね。
春はもうすぐ。

次回のあったかペーチカは3月6日(日)10:15~12:15です。

あったかペーチカ

1月16日(日) 4名参加

オミクロン株が押し寄せる中、ひっそりと開催しました。
「ぜひ、お越しください」と皆さんにあらためてお誘いのメールを送ろうという状況でもなく、図書館が開館しているので「開催しません」と言うこともなく、予定通り行いました。

「だんまりくらべ」『語りの森昔話集2』
「魚がくれた子ども」語りの森HP
「こびとのおくりもの」『語りの森昔話集1』
「とんびになりたい」『日本の昔話5』小澤俊夫再話/福音館書店

安心しておはなしを語ることができる楽しい時間。
ただただ「おはなし」を楽しみ、それが心の栄養となる時間。
とても貴重な時間だなと思います。

語った後、感想を言い合う時間では
学校で子どもたちに「おはなし」をどう伝えていくか
先生に「おはなし」の必要性を理解してもらって、
おはなしの時間を積極的に取ってもらうにはどうするのが効果的か
という話になりました。

ある方がこんなことを言われました。
中学校でのアンケートで「小学校でおはなしを聞いてきた子がうらやましい」ということが書かれていたのを目にしたとのこと。

子どもたちは純粋に「おはなし」を聞きたいと思っている。
おはなしを求めているのだなと思いました。

あったかペーチカ
次回は2月1日(火)10:15~12:15です。
(コロナ感染が落ち着くまで、2時間とします)

1月のおはなし会⛄

数日前の大寒前後はとっても寒かったですね。
きょうは、京都府南部は、ぽかぽか気持ちの良いお日和です。
でも、見た目の平穏とは裏腹に、新型コロナの感染者が急増しています。
蔓延防止重点措置がとられるは、学年閉鎖が頻発するはで、殺伐とした思いが・・・
けど、負けてはいられません。みんなでよく生きるためにやれることをやりましょう。

1月のおはなし会の報告です

1月24日(月)

幼稚園3歳児
ろうそくぱっ
おはなし「にんじんとごぼうとだいこん」
ろうそくぱっ

生まれて初めてのおはなし会です。
例年のごとく、「へ?」って思ってるうちに終わりです。
「ゴボウってわかるかなあ」と、あとで園長先生とお話しました。
生活体験を大事に思う親が少なくなっているようです。

幼稚園4歳児
ろうそくぱっ
おはなし「ギーギードア」『おはなしはたのしい」たなかやすこ
ろうそくぱっ

はいはい、きゃあきゃあ、楽しんでくれましたよ。
今日は、「うううん。ぼくちっともこわくない」が受けてましたね。
子ども「うそや~」

おばあちゃんが、「ぶたもいっしょにねたらどうだろう」っていうと、子どもたち、どかっと笑うんだけど、それはぶたに対する偏見か?って思ってた時もあったのね。
でも、今回で確認したんだけど、そのあと「うまもいっしょにねたらどうだろ」っていったら、もっとひっくり返って笑ったの。
そういえば、いつもそうやなって気がついた。
つまり、動物の大きさがクレッシェンドしていくおもしろさ、まさか馬を運べるか?っていうナンセンス、それを笑ってたんですね。
上質のユーモアセンスです。

幼稚園5歳児
ろうそくぱっ
おはなし「さんびきの子ブタ」『イギリスとアイルランドの昔話』石井桃子訳/福音館書店
ろうそくぱっ

子ども「あとの二匹はどうなったん?」
子ども「お兄ちゃんが食べたんや」
子ども「二匹だけ残しといておおかみだけ食べたんや」

いつもの大問題ですが(笑)
お兄ちゃん?
レンガの家を作って3回もおおかみをだまして、最後はおおかみを食べちゃった3匹目の子ブタのことを、しっかり者だと思ったんやね。
なるほど。
それと、おおかみだけ食べて、二匹だけお残しするっていうのは、あの子たちの生活感にあふれてますね(笑)

これは、先日私が熱を出して延期になっていたおはなし会でした。
感染急拡大の中、なんとか子どもたちに普段通りの教育をしたいという先生の考えの元、2日分を1日でやりました。
大人たちの不安を子どもは敏感に感じていると思います。
でも、いつものおばあちゃんが、いつものようにお話をしてくれること、ストーリーに没入することは、子どもの心を安定させてくれるんじゃないかな。

さて、ほんとうは、今日も小学校のおはなし会があったはずなのです💦
保護者の参観のなか、子どもたちが語りを発表するはずだったんです。わたしも、そのおまけで語るはずだったんです。
でもコロナの感染急拡大で、急きょ、対面ではなくZOOMでやることになりました。
ところがところが、その学年が学年閉鎖に追い込まれたのです。ほんと、直前の昨夜のことです。
どんなにか無念だろうと、なんか涙が出てきます。
この学校も、おはなし会の開催は、ふだん通りの教育をと考えてのことだったと思います。

日常大切なことは、非常時でも大切であることに変わりはありません。
どうか、おはなしのおばちゃんにチャンスがないなら、家族が子どもに語ってやってください。あ、覚えなくてもいいのです。上手でなくてもいいのです。
絵本ではなくておはなしを、聞かせてあげてください。

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きのうは《外国の昔話》「ペドロのふしぎな話」をUPしましたよ~
いま、異界に行く話をいくつか再話してます。
めっちゃ面白い。