「おはなし会のプログラム」カテゴリーアーカイブ

あったかペーチカ

12月8日(水) 9名参加

雪の降る夜は 楽しいペチカ~♪
ペチカもえろよ お話しましょ~♪
むかしむかしよ もえろよペチカ~♪

「三びきのくま」『語りの森昔話集4』
「星の銀貨」『子どもに語るグリムの昔話3』/こぐま社
「さかべっとうの浄土」『語りの森昔話集4』
「猫の嫁」『日本の昔話5』小澤俊夫再話/福音館書店
「ふたりのクリスマス」『けんいちとみけやのおはなし』より ねぎしたかこ/子どもの本研究所
「がちょう番の娘」『語るためのグリム童話5』小澤俊夫編訳/小峰書店
「ギーギードア」『おはなしはたのしい』田中康子編
「マーシャとくま」ロシアの昔話/福音館書店
「山伏とたぬき」『語りの森昔話集5』

合唱「ペチカ」

初級クラスと中級クラスの人がいっしょになって語りを楽しむ会です。
ぎこちない進行役でもみなさんが支えてくれるあったかい雰囲気です。
語りを聞いてみなさんと話をして心がほっとする時間を過ごせる集まりです。

語りが終わったら、ひとりずつ(語らなかった人も)、感想を言います。
もちろん世間話でも何でもいいんです。

松岡享子さんの語りを聞いたことがある。
もう一度語りを聞きたいと言われた方がいました。
「えっ、松岡享子さんは会える人なの?」と驚きました。松岡享子さんは本や雑誌の中でしか会えない人だとわたしは勝手に思い込んでいたのです。
文庫で聞いて大好きになった「番ねずみのヤカちゃん」、初めて覚えたおはなし「魔法のかさ」、大好きな「世界でいちばんやかましい音」も松岡享子さんの訳です。絵本『ものぐさトミー』(岩波書店)、『くまのコールテンくん』(偕成社)、『くまのパディントン』(福音館書店)など、いつのまにかわたしは松岡享子さんの作品(訳も含めて)に囲まれていたんだなあと思い、なんだかとても幸せな気分に浸りました。そして、松岡享子さんの語りを聞きたくなりました。

今回、初めてブログで報告を書きました。伝えたいことがなかなか文章がまとまらず、最後ブログにアップする勇気もなかなか出ず、報告が遅くなってしまいました。ゆる~りとお付き合いくださいね。

あったかペーチカ
次回は1月16日(日)です。

12月のおはなし会🎄

12月1日(水)

午前保育だったので、10時半ごろに園の前に行くと、ちょうど、中学生がひとり、おくれて登校するところでした。
わたしを見て、「あ!おはなしのおばあさん?」
わたし「そやで。おはなしのおばあさん」
中学生「なつかしいわあ。あしたお話会があるって聞いたら、わああって、嬉しかったわ」
ほんとに、わたしを見つけたときのその子の顔、ぱっと輝いた。
うれしかったな。
遅刻ということは、何か事情があったわけで、それはたぶんいいことではない。
でも、お話のおばあさんを見つけて、かつての楽しい時間を思い出してくれたんや~

*********

幼稚園4歳児

ろうそくぱっ
おはなし「あなのはなし」『おはなしのろうそく』東京子ども図書館
てあそび「メリークリスマス」
ろうそくぱっ

おりこうさんのクラスですが、ずいぶん気持ちを開放して聴いてくれるようになりました。

わたし「べつにどこへも、ただ世の中を見たいと思ってね」
子ども「またや~笑」

わたし「夜中になると、そこへ」
子ども「(おそるおそる)おおかみ・・・?」
わたし「そ!おおかみがやってきました!」
子ども「きゃ~~!」

 

幼稚園五歳児

ろうそくぱっ
おはなし「三枚のお札」『日本昔話百選』稲田浩二・稲田和子
ろうそくぱっ

この子たちには初めての日常語の語りでした。
元気でにぎやかなクラスで、うれしくって、わあわあ言ってるので、
わたし「ほら、始まるで!聴きや!」
子ども (一瞬し~ん。)
わたし「あんな、ある山のお寺に、和尚さんと小僧さんがおったんやて」
子ども「ふ~~ん」
全員の目がこちらにくぎ付けになったので、さてこっちのもんやと、思いきりべたな関西弁で語りました(笑)

わたし「それからはな、このあたりにも、鬼婆、おらんようになったんやて」
子ども「え~、前はおったん?」
わたし「おったんちゃうか。知らんけど」
子ども「鬼婆てな、頭の毛が白いねんで」
わたし「お、ばれたか~!」
子ども「ムラカミさん、鬼婆なん!!?」

あ~、おもしろかった。
おもしろすぎて、家に帰ったら声が出なくなっていたo(* ̄▽ ̄*)ブ

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12月9日(木)

小学校3年生 5、6時間目 3クラス合同

おはなし「ヘンゼルとグレーテル」『語るためのグリム童話』小澤俊夫編訳/小峰書店
手遊び「木が折れる」
おはなし「ひなどりとねこ」『子どもに聞かせる世界の民話』実業之日本社
じゃんけん「ちいちゃんぱあちゃん」
おはなし「こびとのおくりもの」『語りの森昔話集1』
・・休憩・・
おはなし「はらぺこピエトリン」『子どもに語るイタリアの昔話』こぐま社
質問・感想タイム

今年も、兵庫県の某小学校まで行ってきました。
3年生の国語で昔話を学習するので、子どもたちに昔話の語りを体験してもらおうというのが、先生方のねらいです。
その体験っていうのがすごくてね、自分たちで語るというのが目的なの。それで、毎年12月にわたしが【見本】をみせて、子どもたちはお正月をはさんで各自1話ずつ覚えて1月に語りの会をするのです。

さてさて、子どもたちは、生まれて初めて語りを聞きます。
めっちゃ元気なクラスでねえ。
ものすごく集中して「ヘンゼルとグレーテル」15分聴くんだけど、終わったら、自分の知っているのとどこが違うか、ハイハイハイって、言い合うの。

ここで予定になかった「木が折れる」をやったのは、「お尻痛い!」って子どもが言ったから(笑)

ずいぶんリラックスしたところで「ひなどりとねこ」。
爆笑していました。

「こびとのおくりもの」は、曜日の歌が何度も出てくるんだけど、2回目からすぐにいっしょに歌っていました。

5時間目が終わって6時間目に突入していたので、いったんトイレ休憩。
それがあだになった・・・笑
わたしの回りにあつまって来て、「ちいちゃんぱあちゃん~!」「月曜日、火曜日~、水曜日~♪」
挙句の果てには、ろうそくに手をかざしっこ。マイクの取り合い。
そこでわたしは声をからしてしまいました(笑)

もちろん「はらぺこピエトリン」は子どもたち「ひいい~」の連発。
ほんま疲れを知らない少女たちでした。

ところが、質問タイムになって一転。
やっぱりものすごく積極的につぎつぎ手をあげるんだけど、質問の内容が、すごかった。「え?おんなじ子どもたち?」って感じ(笑)

「お話はどうやったら覚えられるんですか?」
「どうやったら、目に見えるように語れるんですか?」(わたし、お、目に見えたんや~)
「その人(登場人物)らしく語るのはどうやったらいいんですか?」
「覚えるのにどのくらいの時間をかけますか?」
「一番好きな話は何ですか?」
「図書館が好きなんだけど、先生も好きですか?」
「本は何冊持っていますか?」
などなど、書ききれない(笑)

最後の感想タイムでも、何人も手をあげてくれていました。
うれしかったのは、「本はあまり好きじゃなかったけれど、今日はとても面白かった、グリム童話や昔話を読もうと思う」という子が何人もいたことでした。
はるばる往復4時間かけて行った甲斐があったというものですo(〃^▽^〃)o

学校までの坂道で。まだ紅葉が残っていました。

 

語りの森総会🎊

コロナ禍のなか、やっと総会を開催しました。
会場は、交通の便がよくて感染対策がしっかりしている図書館しか選択肢はありませんでした。その集会室の定員が、大幅に減っていて、15名。
いつものように語りの森のメンバーとお客様となると、50名にはなるでしょう。
泣く泣く、通常クラスのメンバーだけで、しかも午前午後の入れ替え制で行いました。

あんぱんまんのマーチの合唱もなく、心やさしいBGMもなく、お弁当の会食もなく、ふつうのおはなし会になりました。が、それでも、、ふつうのおはなし会でさえ難しい日々、心のこもった語り手と聞き手のおかげで、いい時間になりました。
ありがとうございました。

プログラム

午前の部
山伏とたぬき 『語りの森昔話集5ももたろう』
しんぺいとうざ 『語りの森昔話集3しんぺいとうざ』
半分のにわとり 『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』
油取り 『語りの森昔話集3しんぺいとうざ』
さかべっとうの浄土『 語りの森昔話集2ねむりねっこ』
金を生むねこ 『子どもと家庭のための奈良の民話一』京阪奈情報教育出版
マローンおばさん 『マローンおばさん』 エリナ・ファージョン作/こぐま社
ものをいう卵 『語りの森昔話集4おもちホイコラショ』
したきりすずめ『 日本の昔話2したきりすずめ』福音館書店
パティルの水牛  語りの森HP《外国の昔話》
危機一髪『 語りの森昔話集5ももたろう』

午後の部
山伏とたぬき 『語りの森昔話集5ももたろう』
貧乏神 『子どもに語る日本の昔話2』こぐま社
勇敢な娘  語りの森HP《外国の昔話》
世界で一番やかましい音 『おはなしのろうそく10』東京子ども図書館
かめのピクニック 『語りの森昔話集2ねむりねっこ』
猫の嫁 『日本の昔話5ねずみのもちつき』福音館書店
たにし息子  語りの森HP《日本の昔話》
犬と猫とうろこ玉 『おはなしのろうそく15』東京子ども図書館
炎の馬 『世界の民話26』からくずはずきんグループ再話
危機一髪 『語りの森昔話集5ももたろう』

来年は、きっと、会食・お客様・アンパンマンつきの総会ができますように。

 

 

11月のおはなし会🎑

11月7日(日)

あったかペーチカ 大人9名

今日は、あったかペーチカの出発の日、初めての会合だったので、ヤンも行ってきましたよ。
初級クラスと中級クラスの人がいっしょになって語りを楽しむ会です。
ほんと、あったか~い語りの会でした。

「おだんごぱん」同名絵本/瀬田貞二訳/福音館書店
「お経を忘れた和尚さん」『語りの森昔話集4』
「しんぺいとうざ」『語りの森昔話集3』
「なぞの歌」『日本の昔話』小澤俊夫再話/福音館書店
「お経を忘れた和尚さん」『語りの森昔話集4』
「メケー・ドマ」『語りの森昔話集1』
「まほうの馬」『まほうの馬』トルストイ文・ブラートフ文/高杉一郎・田中泰子訳/岩波書店
「いばら姫」『語るためのグリム童話集3』小澤俊夫編訳/小峰書店
合唱「ペチカ」

9名参加で8名語り。すごい!
おもしろかった~
講評もなく、みなさん気楽~に語られました。
練習にという人もいれば、復習をという人もいました。

感想を言い合う会もおもしろかったです。
コロナがなければ、お茶しながらおしゃべりできるのにね。
会場の人数制限があるので、いまは初級中級メンバーだけです。
メンバーさんたち、ぜひ参加してくださいね。

お世話くださったみなさま、ありがと~~~(✿◕‿◕✿)

11月8日(月)

幼稚園4歳児

ろうそくぱっ
おはなし「ひなどりとねこ」『子どもに聞かせる世界の民話』岩崎源九郎/実業之日本社
ろうそくぱっ

おりこうさんのクラスです(笑)
きょうは、思いきり羽目を外して笑ってもらおうと、おばあちゃんはがんばりましたよ~
おはなしが終わってからも、子どもたちの声をひろいながらしばらくおしゃべりしました。
意外な言葉は出てきませんでしたね・・・
常識派がそろってるんですね。
でも、それはそれでいいんですけどね。
まあ、これからもカラを破る努力を続けます(笑)

幼稚園5歳

ろうそくぱっ
おはなし「アナンシと五」『子どもに聞かせる世界の民話』
ろうそくぱっ

はじけるクラスです。
が、今日は、めっちゃまとまってましたね。先月からぐんと成長していました。
劇遊びが始まったからのようです。
めっちゃまとまってはじけてくれましたよ。
あひるのおくさん⇒うさぎのおくさん⇒はとのおくさんと、ハラハラがクレッシェンドしていきます。
はとのおくさん「それから、・・・」
子ども「あかん!」
はとのおくさん「わたしののっているぶん!」
子ども「はあああ(ため息)」
おもしろかった~

子どもたちに語ると、ほんとに元気になります。
精気を吸い取っても吸い取っても(笑)、無限のエネルギーを持ってますねლ(╹◡╹ლ)

 

 

10月のおはなし会🎃

なんだかいきなり冬ですね~~~
せめて秋が欲しかった。
といっても、まだ紅葉してませんね。
わけわからん。ひっかきまわされます。

おはなし会の報告です。

10月4日
小学2年生 授業 1クラスずつ2回

おはなし「ハヴローシェチカ」『語りの森昔話集2ねむりねっこ』村上再話/語りの森
てあそび「どんぐりころちゃん」(仲間)
おはなし「ねこのしっぽ」『語りの森昔話集4おもちホイコラショ』(仲間)
おはなし「ちいちゃいちいちゃい」『イギリスとアイルランドの昔話』石井桃子編訳/福音館書店
ブックトーク「小さいもの」(仲間)

ソーシャルディスタンスをとるから、教室いっぱいに広がって聞いてくれました。
おはなしは、肩寄せ合って、なんて、ぜいたくなことをいってはいられません。
ブックトークのテーマとも絡ませながら、なかなかバランスの取れたプログラムになりました(自画自賛~笑)
いやいや、子どもたち、楽しんでくれましたよ~

今日、下校中の男子ふたりが、買い物途中の私を見つけて、声をかけてくれました。
子ども「あ、〇〇さん!また来てくださいね~」
わたし「(丁寧やなあ)うん。また行くね。ありがと~」

10月18日(月)
幼稚園
4歳児

手遊び「ろうそくぱっ」
おはなし「おおかみと七匹の子やぎ」『語るためのグリム童話』小澤俊夫監訳/小峰書店
手遊び「ろうそくぱっ」

3歳さんの時の劇遊びで「おおかみと~」をやったこともあって、余裕で聞いてくれました。
というか、ストーリーが分かりすぎるほどわかっていて、緊張感がなくて、語り手としては面白みに欠けました(笑)

わたし「ところが、入ってきたのは、」
子ども「おおかみ~!」
わたし「そう、おおかみでしたあ」
・・・・・・・・・・・・
わたし「七匹目の子ヤギは、」
子ども「時計の箱!」
わたし「そう、柱時計の箱の中に~!」

それでも、ひさびさのおはなし会、機嫌よく聞いてくれましたよ。

5歳児

手遊び「ろうそくぱっ」
おはなし「おいしいおかゆ」『おはなしのろうそく』東京子ども図書館
おはなし「ギーギードア」『おはなしはたのしい』たなかやすこ
手遊び「ろうそくぱっ」

「おいしいおかゆ」を5歳で語るのは初めてでした。だいたい4歳の始めか、もしくは小学生。今までで一番受けたのは5年生~
さて、今日の5歳さん、わあわあ、きゃあきゃあと笑い転げていましたよ。
おかゆが足もとに流れこんできたかのようでした(笑)
途中で何度も、「食べたらいいのに!」と叫んでいました。
それで、結末で、町の人が食べながら帰るところ、えらく満足そうでしたよ(笑)

「ギーギードア」は去年の12月に聞いて、今年7月にリクエストがあった話。
約束通り(いや、だれもおぼえてへん)語りました。
この話は、くりかえしをいっしょに唱えるのが楽しいようで、いつも、「ぎーぎーぎー」とか「(トミーは)わあ~」とか、「~に、ちゅっ」とか一緒にいいます。
きょうは、それに加えて、「ぽと、ぽと、ぽと」も言ってましたね。

こちらは2話とも、とってもはじけたおはなし会でした\(@^0^@)/

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今日のHP更新は《日本の昔話》
岩手県の「うろこ玉」です。
語ってくださいね~