「勉強会」カテゴリーアーカイブ

おはなし入門講座🎈

おはなし入門講座の募集が始まりました。
対面での勉強会です。

コロナ感染予防もあって、定員10名なんだけど、コロナと関係なく、10名くらいがちょうどいい人数かも知れない。
わたしも、みなさんも、言いたいことをちゃんといえる人数ですね。

毎年思うのですが、おばあさん世代からおかあさん世代まで、さまざまな世代のかたが来てくださるので、おもしろいです。
いろんな価値観が見えてきますもんね。それだけでも勉強になりますね~

お申込みはこちらから⇒

主催は、ききみみずきん。
ききみみずきんのみなさんも、この入門講座ががらがらどん主催のときに出発されたんですよ~

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それにしても、暑いわ💦
さっき雷が鳴ってかなり雨が降ったんだけどねえ。

あしたは、幼稚園のお話会で「ヤギとライオン」やるので、今日の雨はちょうどよかった~

 

 

6月のプライベートレッスン

言いたくありませんが、暑いですね。
冷たい物を食べると胃腸をこわすので、わたしはほとんど食べられないのですが、どうしても食べたくなるのがアイスクリームですね。
とても我慢できませんな(笑)

今月のプライベートレッスンの報告をします!(^^)!

一日目
語り
「アナンシと五」『子どもに聞かせる世界の民話』矢崎源九郎 実業之日本社
二日目
日常語による語り
「聞き耳」『語りの森昔話集1おんちょろちょろ』語りの森

「アナンシと五」を聞くと、わたしはいつも同じ本の中にある「ヤギとライオン」も対で思い出します。
今までたくさんのかたの語りを聞かせてもらって、たくさんのバージョンというか(笑)それぞれに違って個性あふれる語りなもんですから、忘れがたい語りの数々をいっぺんに思い出すんです。
語り手さんは、いろいろ一生懸命考えてこられて語ってくれているので申し訳ないんですが、わたしはこの日も、ただただ楽しく聞かせてもらいました。
「聞き耳」も楽しかった(*^▽^*)
子どもたちに語られたときに、聞き耳と聞いて(イヤマフみたいに)両手を耳に当てた子どもさんがいて、語り手さんは「両方なんや!」と思ったそうです。
語り手さんは片方だと思っていたそうで…。
昔話は、みんなの中にあるイメージがそれぞれ違って、それぞれが正解という、そこがいいですね。
ちなみにわたしも両方です。
常にステレオで音が聞こえてほしいから。

さて、来週はほぼ雨の予報らしいです。
暑いのもつらいけど、湿気もつらい。
「ゴチャゴチャ言うな!」と天の神さまに怒られそうなのでこの辺で失礼します。
ではまた(^o^)/

6月の中級クラス

ここ数日、梅雨だというのに30度をこす気温でへとへとなんですが、みなさんお変わりありませんか?
6月の中級クラスの日は、梅雨らしい雨の日でした。

手遊びの代わりに、初級クラスでもやりました輪唱をしました。
こんなとき、すでに経験済みのわたしは余裕でございます。
ヤンさんいわく、「輪唱は人の声に耳を澄まさなければならない。語りは反対に自分の声のみを聴いている。だから人の声を聞く経験をするのもいい」
なるほど、そういう意味があったのですね。
のんきに歌っておりました(/ω\)

語りのメニュー
「主がそうなら道具もそう」 語りの森HP → こちら
「たにし息子」 語りの森HP → こちら
「ブレーメンの音楽隊」『語りの森昔話集4おもちホイコラショ』語りの森
「さきぼそがらすの神」 語りの森HP → こちら
「熊の皮を着た男」『子どもに語るグリムの昔話1』こぐま社
ヤンさんの語り
「ボタンインコ」『ムギと王さま』エリナー・ファージョン 岩波書店

久々にヤンさんの「ボタンインコ」が聞けて良かったです。
初めて聞いたときの落ちの衝撃が忘れられません。
そしてなんて素敵ですごい話なんだと思ったものです。
ファージョンを語る人が多いのは、こんなふうに感動で心をわしづかみにされるからなんでしょうね。
でも、自分では語ろうという勇気はないです(笑)
今回、わたしはアイヌの昔話に初めてトライし、四苦八苦しました。
当分、難しい話は敬遠したい、休憩したい(笑)
さしあたり、再話入門講座の課題に挑戦しますぞ~~
ではまた(^o^)/

6月の初級クラス

初級クラスが行われた日、近畿地方の梅雨入りが発表されました。
長袖でも少し肌寒い日でしたが、内容のしっかりしたお話ばかりで、雨が降っている事も、決まっていないお夕食のオカズの事もしばし忘れて、それぞれのお話の世界観に引き込まれた豊かな時間でした。


【手遊び&輪唱】

もどろう もどろう 桃の葉 もどろう
かえろう かえろう 柿の葉 かえろう


【語り】 *ヤンさんからの講評

1.まほうの鏡 / 語りの森昔話集1・おんちょろちょろ / 語りの森
*再話する時に、極力ストーリーだけを提供する事で、聞き手それぞれが違う感じ方ができる。実際に語ってそれを共有してもらう事で、語り手のお話に対する理解がより深まる。お話選びの時にも、ストーリーそのもので選ぶやり方が良い。

2.三匹の名付け親 / 語りの森昔話集3・しんぺいとうざ / 語りの森
*三人漫才のようなお話。漫才には山場はないので(落ちはありますが)そこは気にしないで語れば良い話。

3.主人と召使い / 語りの森HP 外国の昔話 こちら→
*笑い話は「間」が難しい分、語っている時は言い直しはしない方が良い。寝ていてもスラスラ言えるぐらい練習する事。あと「賭け」の条件については、聞き手が聞き流さないように、しっかり理解させる語り方を心がけると良い。

4.地獄に行った吉兵衛さん / 語りの森昔話集2・ねむりねっこ / 語りの森
*この話のオチになっていることわざについて、どう聞き手の子どもにわかってもらったら良いかというご質問に、ひとつは子どもが知っている情報(例えばポケモンなど)を使うか、あるいはお話の前にことわざについて教えておくと良い。(辞書にあるような説明はいらない)

5.つぐみひげの王さま / 語るためのグリム童話3 / 小峰書店
*一時期はよく語られたグリムの話の中でも有名な話。語り手がお話を理解する時、その極端さは主人公の成長の為に必要だからと理解し、時代性よりも時代を超えたお話が持っている「伝えたい事」に注目する事が大事。

6.ジミーさんの語り さきぼそがらすの神 / 語りの森HP 日本の昔話 こちら→
今回はヤンさんの代わりにジミーさんが語ってくださいました。それも私が大好きなアイヌのお話でした。アイヌのお話は一人称で語るので、実際語ってみるととても難しいと感じたひとりですが、ジミーさんの語りはとても自然で、りりしい主人公とジミーさんがダブって見えたほどでした!


勉強会の後は、気持ちの良い空腹感でいつもよりお昼ご飯が美味しいと感じるのは私だけでしょうか?そして帰ってから今日聞かせていただいたお話を改めて読んでみたり、次のお話を探してみたりする時間が一番楽しいです。(覚える時間はちょっと大変ですから~)お夕食のオカズの事はすっかり忘れて、ご飯を炊いてからはっと気づき、しばし呆然と立ち尽くしたのでした・・・。

次回は7月12日(火)です。

研究クラス

研究クラスは年に2回です。
今年度初めての研究クラスがありましたので報告します<(_ _)>

今回の語り&レポートの当番はMさん。
選ばれた話は「五分次郎」でした。
出典は語りの森HPの日本の昔話です → こちら
テキストを日常語に直して語られました。
話型名は「一寸法師」、有名ですね。
小さく生まれる話や小さな生き物(たにしとか)に生まれる話は日本中にあるそうです。
AT番号は700「親指トム」、ATU番号は700「親指小僧」です。
類話は世界中に分布しており、レポートでもたくさんの話のあらすじを乗せてくださっていました。
〝小さ子〟の話は今まで意識していなかったのですが、レポートにまとめてくださった資料をみますと改めて深く考えることができます。
「勉強したな~~」という気になれるのがうれしかったりして(笑)
実際、勉強してるんですよ! ほんとです!!

続いて、前回(12月)の当番だったHさんが、なんと追加のレポートを発表してくれました。
呪的逃走の話のなかによく出て来る、〝悪魔や巨人などに子どもを与える約束をする〟モチーフについて、モチーフとして確立されているのかということを調べて、レポートにまとめてくださいました。
ずっと調べてくれてたんですね。
Hさんありがとう、執念ですか?
いやいや、勉強熱心に頭が下がります。

最後は、呪的逃走の話を各自が宿題で読んできていたものを持ち寄って、逃走の内容をまとめた表を埋めていきました。
先にみんなが読んできていたのでかなり進みましたよ(*^^)v

次回は12月です。
当番はわたしなんですけど、話を決めるのはこれからなんです。
でもレポート作成に時間がかかるから早いに越したことはないので、ぼちぼち頑張らないといけないですね。
決めるのも楽しいです。
では次は半年後に(^o^)/