「日記」カテゴリーアーカイブ

きょう、あなたのために

たいせつな、すてきな仲間がいて、そのひとりが聖歌隊の一員で、燭火賛美礼拝(キャンドル・サービス)にまねいてくれました。
仲間みんなで行きました。
12月24日。
雨の中迷いながらたどり着いたのは、西区江戸堀の大阪教会。
1922年、ヴォーリス設計で建てられた厳かな建物です。夜だったので外見は見えませんでしたが赤レンガの壁だそうです。
中は、高い吹き抜けに太い梁と木組み。ろうそくの灯り。
もうそれだけで敬虔な気持ちになります。

やわらかでわかりやすい牧師様のおはなし。
すみわたる聖歌隊の声。
声を支える重厚なパイプオルガンの響き。

ヤンは小学生の頃日曜学校に通っていたので、聖歌も主の祈りも自然に口から出てきました。
「きょう、あなたのために、イエス様がお生まれになった」ことにすなおにうなずく自分がいました。

仲間たち、いつも支えてくれてありがとう。
これからも、いつも最高のプレゼントをあたえあえる仲間でいてください。

ただもの (?_?)

脳ドックを受けた。

検査が終わり先生の説明があった。
ふう~ん。私のがいこつってこんななんや😲

お医者「結局、脳梗塞の痕跡も老化による萎縮も見られません」
わたし「心の中で・・・ほな、この物忘れのひどさはなんや?気持ちがたるんでるだけか?」
お医者「ところで、結婚前は先生をしていましたか?」
わたし「へ?え?そんなことまでわかるんですかあ?」
お医者「いやいや(笑)。雰囲気がただ者じゃないので」
看護師さん「(笑)ほんとに(笑)」
わたし「あ、はあ」

わたしはいったいどんな受け答えをしたのだろうか。

家に帰って。
わたし「お医者さんにな、ただ者やないって言われた」
夫「ほおお。ほな10円くらいか?」
わたし「・・・」
夫「おれは、ただ者やな」
わたし「わかってるやん」

夕方、かかりつけ医に心電図の結果を聞きに行った。
ずっと動悸がひどくて止まらないので、24時間ホルター型の心電図を付けて調べていたのだ。
お医者「だいたい1分間に6~7回期外収縮があるなあ。けど悪質なものではないし。精神的なストレスや疲れによるものでしょう」
わたし「死にませんか?」
お医者「死にません」
わたし「でも、ほんとにしんどいんです。夜なんか死にそうになるんです」
お医者「そしたら、精神薬を出しましょ。五月病に聞く薬ね」
わたし「いま12月ですけど?」
お医者「もし効かなかったら、β遮断薬を出しましょ」

というわけで、めっちゃ若い脳とめっちゃ気の弱い心臓をもっていることがわかって、今年も暮れていくただ者でないわたし。

12月のがらがらどん

昨日は、今年最後のがらがらどんでした。
一年ってあっというま、まるで突風のように過ぎていったかのように思います。

⓵「節が百個ある竹」『世界の民話アジアⅡ』ぎょうせい
⓶「クリスマスのごちそう」 (出典不明)
⓷「キジムナー」『日本の昔話3』福音館書店
⓸「くまのしっぽはなぜ短い」『語りの森昔話集1』 (ホームページの)→ こちら
⓹「おはなしかめさん」『朝鮮の民話』偕成社
⓺「かきねの戸」『語りの森昔話集1』 (ホームページの)→ こちら
⓻「みじめおばさん」語りの森ホームページ → こちら
新刊絵本の紹介

⓵は、再話勉強会のK教室で、再話ほやほやのお話でした。
耳で聞いてみて、再話の文章をまた検討する目的で語られました。
文章を整え、語ってみて、また文章を整える。
初めて聞いた人が、イメージしやすいかどうかを厳しくチェックしてほしいと思ってこられたようです。
勉強熱心に頭が下がります~
⓶は、この季節にぴったりなお話です。
語り手さんは、普段老人ホームのボランティアに行っているかたで、幼稚園・小学校に語りに行くのとは、おはなしの選び方が違います。
それがいつも、わたしには目新しく、楽しく、勉強にもなります。
このお話も、オチで笑わせるよくできた短いお話でした(^^)
⓷キジムナーは沖縄の神さま? 妖怪? 精霊? とにかく不思議な存在です。
人を助けてくれるのに、おはなしの最後は衝撃的で、優しくもあり怖くもあるところが不思議なお話でした。
⓸日常語講座でテキストを自分の話しことばにして、語られました。
テキストを日常語にして語られるのを聞くと、いつも思うのですが、滑らかになりますね。
そして聞きながら、「ふう~ん」とか「うんうん」「へぇ~」とか相槌が自然に出てくるんですよね。
話全体にリズムが生まれるんでしょうね(^^)
⓹これはジミーです。
ヤンさんがホームページの右上三行でこのはなしの幼稚園バージョンと三年生バージョンをアップして、ステップアップの「ライブ録音から2」で解説してくれてますよね。 → こちら
これを聞いて・読んで、「いただき~~」と、おぼえて幼稚園で語ったのでした。
ヤンさん、先輩語り手Aさん、お二人はこの話をもうさんざん子どもたちに語っておられるので、幼稚園児そのものの合いの手の嵐をありがとうございました。
ジミーとしては、ご批評を真摯に受け止めるといういつもの謙虚な気持ちで最後まで真面目に語りたかったのですが、笑ってしまってできませんでした。
負荷をかけていただきありがとうございました。
次回は、何があっても笑わずに最後まで語り終えることを目指します!
⓺そして、どういうわけか、またしてもウ〇コが出てくるおはなしです。
ウ〇コの数珠つなぎになりました。
合いの手の嵐はここでも吹き荒れました。
⓻これも楽しいお話です。
5番目の話から、場の流れが変わってしまい、聞く側がみんな子どもになって反応しながら聞くというスタイルになってしまいました。

絵本もたくさん紹介してくださいました。
『こねてのばして』…『もうぬげない』の作者の絵本です。
いやがうえにも期待がつのりますね。
期待を裏切りませんでした!(^^) とにかく手に取って本を開いてみてください!
一年の締めくくりの楽しいがらがらどんでした。

その後のお茶の時間で感想や突っ込みや、世間話をしている中でお知らせしておくことができました!
2月のがらがらどん(2018.2.18)では、いつものがらがらどんに加えて写真家の長倉洋海さんの特集をします。
3月のがらがらどんは、2018年が戌年なのにちなみまして、犬が出てくるおはなし大会をすることになりました。
略して「犬大会」!!
犬が主人公でなくても、ちょこっと犬が出てくればいいです。
みなさま、犬の話のご用意をお願いいたします。
次回は来年1月21日です。
また、元気にお会いいたしましょう(^^)/

ゆうがたの買い物 🌇

おはなし会の季節がおわると、ヤンはいきなり引きこもりたくなる時がある。
晩ご飯のおかずを買いに行くのもおっくうになる。

わたし「幼稚園のお帰りの時間がすぎてから行こ。見つかったらかなん」
夫「あな三つの黒マスクしていったらええねん」
わたし「・・・・」
夫「作ったろか?」

気がつくと、もう4時だ。
わたし「中学校の下校時間前に行こう」
夫「私はおはなしおばさんではありませんて札下げていったらええねん」
わたし「・・・・」
夫「作ったろか?」

わたし「重たいしなあ」
夫「いっしょに行こか?」
わたし「けど、すぐお店で迷子になるやろ。カート押してさがしまわるのかなんねん」
夫「やめとこか」
わたし「重たいしなあ」

年寄りふたりが袋ぶら下げてくらい夜道を帰る。
夫「年とったなあ」
わたし「戦争にも遭わんと」

一期一会の音楽空間 🎵

今年の第九が終わった ♬
今年は全25回の練習のうち14回しか出席できなかった。11回出席しないとステージには立たせてもらえない。
金曜日の夜の練習に、体力も気力も続かなくて、今年はもう無理かなと思ったときもあった。
でも、諦めないでよかった。

京都コンサートホールの大きな空間に歓喜の音が鳴り響いた。
合唱団の立つ位置は最高の場所。目の前の大きな空間を越えて真正面に友人たちがすわっている。

全力投球の指揮者と全力投球の交響楽団、ソロ歌手。
そのプロの全力投球に支えられて、力いっぱい歌うしあわせ。

この一年もやはり辛いことと嬉しいことが同じ数だけあった。
けれど、「フロイデ🎵」と声にすることで、ろ過されて、嬉しいことだけが私の中に残っていく。

自分へのご褒美って言葉はあまり好きじゃないけれど。
この日だけは、わたしは自分のために声を出す。
感謝ではなく、感謝を超えた歓喜。